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今年のジャイアンツを見て思ったこと




原監督は染之助染太郎に似てると長らく思ってたんですが、近頃はモグライダーのともしげさんに近づいてる気がいたします。原さんは現役時代、満塁のチャンスに美しいセカンドフライを打ち上げてた時から大ファンでありましたが、今年はちょっと原監督の雰囲気が怖くなってしまい、打たれて交代を告げられる高梨さんの心中を察したりしてシーズンを終えようとしているわけですが。
しかしジャニーズ事務所でああいった事件があったくらいですから、長らく「紳士たれ」と言われてきたジャイアンツも、多かれ少なかれ同じようなことがあったんじゃないかというのは、勘の鈍い私ですら思います。なにしろジャイアンツのうしろだてはあの読売新聞であります。何があってもなんとでもなる(気がする)。じゃ、読売新聞が弱体化して、読売巨人軍がジャニーズのようになった場合、私はファンを辞めるかと聞かれたら、たぶんやめない。もはやこれは宗教に近い感覚のような気がします。オウム真理教の事件を知る世代なので、なおのことそう思うのかも知れません。
「原体がいる」「伝搬要素がある」「感染に個体差がある」「社会的要因に影響される」「周囲環境の条件がある」という意味では、伝染病と宗教は似通ってるし、それぞれの歴史は関係してる。というのは、梅棹忠夫さんの「文明の生態史観」に書いてことです。統一教会のニュースも下火になってしまいましたが、コロナ後の新しい宗教のかたちが既に影を潜めてじゃなかろうか。私もちょっと気をつけないといけないなと、一点も取れないジャイアンツ打線を見て思いました。

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