いざよい

大企業の経理マンを皮切りにサラリーマン11年、オーナー経営者31年、雇われ経営者8年。…

いざよい

大企業の経理マンを皮切りにサラリーマン11年、オーナー経営者31年、雇われ経営者8年。英国駐在員、関西・東北勤務も経験。海外出張は50回以上。成功体験もあるけど、人にだまされて損もした。 好きなこと:山歩き(日本山岳会会員)、歴史小説を読む。関心のあること:自然保護

最近の記事

  • 固定された記事

日本人の発想かも

山に行って、それが楽しかったかどうかを左右するのは天気。 天気が良くて楽しい山行だったときは、「今回は山に笑ってもらった」といって帰りがけに一杯やるのが私の習慣です。 天気が悪かったときは、「山の機嫌が悪かったな」といって残念な一杯をやることになります。 どっちにしても一杯やるんです、ハイ ・・・ が、それはともかく、私は山には登らせてもらっていると思っています。 誰にって?そりゃ、山にです。 山に登ることを許してもらっている、と思っているんです。 若いころは、こんなこ

    • 野宿は場所を選ぼう

      もうすぐ体育の日。 体育の日と言えば思い出すことがある。 まだ独身のころだが、体育の日に笛吹川の東沢に行ったことだ。 登る前の日の夕方、場所ははっきり覚えていないが、東沢の河原で野宿をした。 友人2名と一緒だったが、新聞紙2-3枚を敷いただけだった。 ザックに足をつっこみ、寝てしばらくすると背中が冷たくなってくる。 そこで右を向くと、ウトウトし始めるころに右が冷たくなる。 次に左に向くが、又左が冷たくなる。 一晩中こうだった。 友人の一人は小さなシュラフを持ってき

      • 尾根歩きでまさかの渡渉!

        以前、山梨県の一ノ瀬キャンプ場でキャンプをしたことがあります。 オジサン、オバサンが総勢十数人。 そして、翌日、この中の数人が将監峠に向かいました。 出発の時は、夏の日差しが強くて良い天気だった。 しかし、七ツ石尾根を登って稜線に出るころには雲が広がってきた。 雷まで鳴っていた。 そして、峠に着いたらパラパラと雨が降ってきた。 雨は大粒で、我々は雨具を出す暇もなく峠の真下の将監小屋まで駆け下った。 そして、小屋に着いたときはバケツをひっくり返したような土砂降り。 雷

        • 山にいる気持ちの悪いヤツ

          山には気持ち悪いの小動物がいます。 ホッチキス位の大きさで、真っ黒で、ヌメヌメと光っているヒルみたいな生き物を見たことがあります。 南アルプスのどこかを歩いていた時のことで、葉っぱの上を動いていました。 目も鼻も口も分からないし、気持ちが悪かった。 こいつは何者だか分からなかったけど、ヤマビルの経験もあります。(「ヤマビル」が正しい呼称のようです。) どこかの山を歩いていたとき、クビに違和感を感じて無意識にそれをつまみ、指先で無意識にクルクル巻いたらグニュグニュとゴム

        • 固定された記事

        日本人の発想かも

          知らなかったとは言え無粋なことをした!

          好きな山はたくさんあるけど、苗場山もそのひとつ。 頂上が平らで池塘がいくつも散在し、花がたくさん咲いている。 何回も行ったけど、いつも頂上から少し下ったところにある赤湯に一泊していた。 赤湯は、今どうなっているか知らないが、露天風呂がいくつもあり、いずれも混浴。 あるとき苗場山の帰りに赤湯に泊まり、寝る前にひと風呂浴びようと一人で露天風呂に行った。 あたりは真っ暗で、風呂場にはランプが一つポツンと点いているだけ。 湯気もたっているからほとんど見えないが、誰かがいるような

          知らなかったとは言え無粋なことをした!

          名前は正確に呼んでほしい!

          最近ハクバ岳と呼ぶ人が多いように思う。 JRの駅がハクバだから無理もない。 夏になると高山植物がたくさん咲いて、大雪渓のある山・・・ あの山はシロウマ岳と呼ぶのが正しい。 これはJRが悪いし、地元も悪い。 ハクバという駅だって、もともと信濃四谷という立派な名前があった。 旅行者や登山者がハクバ岳と呼ぶのに迎合して、名前を変えたからいけない。 山に雪が降り、春になって溶けてくると、谷に残った雪の形が馬のように見えたそうだ。 それが田植えの時期を教えてくれたらしい。 代

          名前は正確に呼んでほしい!

          ヒネくれてきた足と登山靴

          今から10年位前、蔵王を一人で歩いていて下り坂で転倒。 膝小僧を岩にぶつけそうだったので、瞬間体をひねって腰を打った。 痛くて、しばらくその場から立てなかった。 ちょっと休んでから、ヨロヨロとケーブルカーの乗り場まで歩いたが、後で見ると右腰(腿)が内出血して青くなっていた。 一か月位かけて、その内出血の青黒い部分が、徐々に踵の方まで下がってきた。引力のせいだろう。 そうやって痛い目にあったり、治るのに時間がかかったり・・・。 しかし、なぜ転んだのかというと、登山靴が足

          ヒネくれてきた足と登山靴

          ぜひ持っていたいキャンプ用具

          登山用具とキャンプ用具は似ているけど同じじゃありません。 機能的には重なるけど、山用具はキャンプ用品よりも軽く小さく作られています。 山用のものは持ち運びがしやすい。でも、使いやすいのはキャンプ用だったりします。 その例はテント。 登山用のテントは小ぶりだし、何より高さが低い。 だから、居住性はキャンプ用が断然上です。 登山用の椅子やテーブルはそもそも存在しないし、備品類もキャンプ用品の方が使いやすく、カッコいいものが多い。 山とキャンプでは、炊事用具も違う。 キャ

          ぜひ持っていたいキャンプ用具

          尾根を落ちてきたのは、何とデカイ〇〇〇〇

          山には数えられないほど登っていますが、滅多にしない経験をしたことがあります。今回の話は、その中の一つ。 もう15年位前の晩秋のある日、雲取山を登りました。 男女合わせて総勢15-16人。初日は奥多摩小屋に泊まりました。 普通は奥多摩小屋には泊まれないのですが、何かの行事があったのだと思います。その夜は、みんなで酒を飲んで寝てしまいました。 翌日、雲取山に登ってから南西方向に下って、後山林道をお祭り(地名)に向かってテクテク歩きました。 林道は単調だし、緊張する箇所もない

          尾根を落ちてきたのは、何とデカイ〇〇〇〇

          心の糧

          以前、山仲間から本をもらいました。 彼が、「お前なら、この本を気に入ると思うよ」と言ってくれたんです。 読んで、なるほどと思いました。 この本で、最も印象に残ったのは次の言葉です。 「誰もただ山や谷を歩きまわることそれだけで口を糊しているものはいない。けれどそのことで心を糊しているものは、君いくらほどいると思う。」 山好きの人なら、分かってもらえますよね!

          山でバテたくない・・・じゃあ、どうすればいい?

          山に登らない人は、山を登る人のことが信じられないようです。 デカイ荷物を担いで、ツライ思いをするのはどうしてだ?というわけです。 私も、こういう質問を何回もされました。 答えは簡単!「行きたいから行く。」のです。 重い荷物を担いで坂道を歩けば、バテるのは仕方がない。 しかし、バテたい人はいない。じゃあ、どうするか? バテると言っても3種類あります。 ①呼吸が苦しくて歩けない。 ②脚が疲れて痛くなって歩けない。 ③全身が疲れて歩けない。 個人的体験ですが、どう対応し

          山でバテたくない・・・じゃあ、どうすればいい?

          知らないから怖くない。でも、ひとのことは言えない。

          随分昔のことですが、6月の南アルプス(鳳凰)を登った時のこと。 夕方、山小屋に入ったら、中で若い男がふるえていた。 話を聞くと防寒着を全然持ってきていない。 都会は既にかなり暑くなっていたので、何の用意もしてこなかったようです。でも、当然ながら、山にはまだ雪が残っていた。 彼は身体を小さく丸く縮めて、歯をガチガチ鳴らせていました。 標高で1000メートル上がる毎に気温は6度下がるそうです。 標高2500メートルなら、東京あたりと比べれば理論上は15度低い。 寒いわけです

          知らないから怖くない。でも、ひとのことは言えない。

          note始めます

          これからnoteを始めます。 何から書こうか迷ったけど、とりあえず山の話から。 最近は腰が重くなって出かけられないから、むかし話が多くなるかもしれない。 「むかしむかし、あるところにオジイサンとオバアサンが・・・」という話や、失敗談や、愚痴も混じるかもしれない。 ノンビリやっていきたいと思っています。 よろしくお願いします。

          note始めます

          ホワッと温かくなった

          この間サクランボが届きました。 見ると「父の日のプレゼント」! 送り主は息子だったけど、手配してくれたのは息子の嫁。 カードに「大好きなお父さん」と書いてあった。 業者が用意したカードかな?でも胸がホワッと温かくなった!

          ホワッと温かくなった