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ジュンク堂渋谷店よ永遠に

 先日ジュンク堂渋谷店が閉店した。足繁く通っていたというわけでは無かったが、それでも利用していた身として、今更だけど色々と語ってみたいと思う。

 どうしてジュンク堂渋谷店にたどり着いたかは覚えていない。ただ、気がついたら仕事帰りに寄っていくとか、そういうことをやるようになっていた。大体は小説の文庫本、マンガ単行本を買っていたと思う。他には、取り寄せサービスをよく利用していた。仕事場に行くのに渋谷で電車を乗り換えるので、とにかく都合が良かったのだ。

配布されていた店内マップ

 ジュンク堂渋谷店はフロアがそのまま店舗になっていたので、かなり広かった。「あの本は一体どこに置いてあるんだ?」となりかねないくらい広かった。また、販売されていた本の数も膨大なので、アプリや店頭の検索機でチェックしても、すぐには見つからないということもしばしばだった。そうなると、必然的にあちこち歩き回ることになる。上の画像はかつて配布されていた店内マップだ。関心のあるジャンルにすぐにいけるようにラインマーカーで色を付けていたが、結局これを参照することは無かった。歩き回っている内に足が覚えてしまったからだ。

 ここでどんな本を買ったかは覚えていないし、まだ多くが未読だろう。しかし、図書整理カードには記録しているので、それを見返せばジュンク堂渋谷店で買った本はすぐにわかる。そうすれば、私はジュンク堂渋谷店で買った本を読むことができるのだ。これが、閉店してしまったジュンク堂渋谷店とわたしの、最後のつながりになる。

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