2023年のGW（ゴールデンウィーク）は、4/28～5/7まで最大10連休。

とはいえ、
街中全国各地は人だかりだし、
車椅子で人混みに出掛けるのは割と勇気がいるし、
わざわざGWじゃなきゃ遊びに行けない生活でもないので、
遊びに行く予定も立てず自宅のんびり、、、

いや、そうでもない、
GWは休みたい人が多いかもしれないと思い、
『分身ロボットカフェDAWN』での勤務希望を少し多めに出してみた

そしたら、リニューアルオープンした初日から4連勤、
1日、間をあけて2連勤
計6日間も働くことになった！

分身ロボットカフェDAWN Ver.β

2023年5月1日(月) リニューアルオープンした『分身ロボットカフェDAWN』は大盛況！

ここは異国の地？と思うくらい外国人のお客様がたくさんご来店！！

1時間で「HELLO～♪」と何度ご挨拶したかな！笑

現地の生身スタッフさんも大忙しで、閉店間際の下げ膳のお手伝い♪

ちなみにリニューアルオープン当日の5月1日は私の誕生日。

店内のお客様も少し減ったタイミングで、誕生日記念写真を撮影してもらい上機嫌になるOriHime-Dの私。

Maker Faire Kyoto 2023

4月29日(土)は、京都で開催されたイベント『Maker Faire Kyoto 2023』にOriHimeで連れて行ってもらいました！

まず一番に向かったのは、おぎモトキさんのブース。

ここには書き切れないくらいたくさんキラキラした発明グッズが並んでました！

他のブースも6，7カ所回って楽しい雰囲気を味わえたイベントでした☆

そして今回、OriHimeで1時間以上連れて回ってもらうために、OriHimeをコンパクトにまとめる工作を前々日にヘルパーさんと2時間近く試行錯誤。

これも良いGWの思い出となりました♪

OriHimeキッチンカープロジェクトin高知

5月4日(木)は、高知県で行われた“OriHimeキッチンカープロジェクト”に初めて参加させてもらいました！！

OriHimeキッチンカーは吉藤オリィさんの有料コミュニティ「オリィの自由研究部（オリィ部）」で作られたキッチンカーで、このプロジェクトは昨年のGWに引き続き開催された イベント。

そして私はMaker Faire Kyotoで出会った、おぎモトキさんの作った遠隔操作車椅子に乗って、ハンドベルを鳴らしながらシャボン玉を飛ばすというなんともメルヘンでワクワク楽しい体験をさせていただいた！

そして、大阪の私が高知にある車椅子を遠隔操作しながら海辺を散歩するという、想像以上に楽しい体験！！！

OriHime から波の音もしっかり聞こえるし、おしゃべりしながら砂浜を自由に動き回れる！

いやぁ～、ホントに楽しくて、「私、寝たきりでベッドの上にいる」なんてこと、すっかり忘れていました！！！

後からくださったこの写真を見て、私は大阪にも存在しながら、高知にも存在していたんだなと思うと不可思議で、でも想像以上にハッピーな体験だったなと改めて思います。

第11回 SMAサミット-オンライン-

5月5日(金)は、私の生まれ持った病気“脊髄性筋萎縮症”通称SMAの当事者のみが集まるイベントに出席してきました！

この『SMAサミット』は2017年5月から年に数回行われており、初回に行われたリアル対面から私も参加していて、この6年の間に数回参加させてもらっている。

この6年の間に、コロナウィルスが流行り、対面での集まりからオンラインへと変わった。

オンラインになったことでさみしい気持ちもあったけど、全国各地の人が参加できるようになったのはとても喜ばしいことだと思う。

参加していつも思うのは、同じSMAとはいえ、重症度も違うし、性格も違うし、環境も年代も違えば、思ってることは違うよな～と。

それでも、同じ病気という共通点がある中で対話する機会は貴重な時間だな～とも♪

ゴールデンウィークを振り返って

さて、冒頭でも書いたとおり、全国各地の人達が集中的に休みになるゴールデンウィークは『人混みに車椅子で･･･』と躊躇するあまりウキウキしないウィークで、特にほとんど寝たきりの私にとって、“外出する”という行為は割と体力的にハードなことでもあり、ゴールデンウィークだからイエーイといって連日ハイテンションで遊びに行けない、そんな長い休日、それが例年のゴールデンウィークでした。

でもそれが“OriHime”という分身ロボットのおかげで、そんな障害を乗り越え、たくさんの人に出会い、たくさんの出来事を体験でき、本当にハッピーだな～と心から思います。（ちなみにSMAサミットは今はZoom開催だけどOriHimeがもっとスマホくらい普及すればOriHime開催も夢ではない！笑）

そして、とてもとても大切な忘れてはならないこと、
それは「OriHimeのいる場所にはいつも人がいる」ということ。
OriHimeを所有しているだけではただの置物で、どこへも行けず、誰にも出会えない、そしてたぶんOriHimeがいる意味を見出せない。
同じ時間を共有してくれる人達がいるおかげでOriHimeに価値が生まれる。
この先も会いたいと思える人が増えれば増えるほどに、OriHimeは活躍する機会が増え、たくさんの人をハッピーにしていくのだろうな～とそんなことを思ったゴールデンウィークでした。

遅くなりましたが、ゴールデンウィークで私に関わってくださった皆さま、楽しい時間をありがとうございました♪