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決めて動くということ

『鈴木敏夫とジブリ展』に行ってきました。

6月にチラシを見つけて、夏休みになったら息子と一緒に行こうと楽しみにしていたのだけど、暑さと宿題と帰省でなかなか行く機会がなく。

そのうち、映画『君たちはどう生きるか』を観て、すごく感動して、米津玄師さんが主題歌について語っている動画を観ていたら、わたしの中でジブリ熱というか、宮崎駿さんと鈴木敏夫さんの映画に込めている想いや姿勢をもっと知りたい!という思いが湧き上がってきて。
そのタイミングでもう一度、このジブリ展について調べたら、これは絶対子どもと行かない方がいいやつ!と分かり、1人で行くことにしたのです。

息子には悪いけど、1人で行って正解でした。笑
メインは、鈴木さんがどういう経緯でジブリ作品を作ることになり、プロデューサーとしてどう作品作りをしているか、という部分で、実際の資料がたくさん展示されていて。
もちろんおなじみの作品たちのポスターもあったけれど、わたしはしっかり文字を読みたいので、子どもと行ったら「早く!疲れた!もう行こう!」ってめっちゃ言われるところでした。
1人で行ったので、2時間くらいかけて、ゆっくり堪能できました。
良かったー!


でも、ジブリと言えば、日本を代表するアニメで、世界でも人気で、リリースすれば飛ぶ鳥を落とす!順風満帆!間違いなし!と勝手なイメージがあったのですが、実際はかなりシビアで、企画して、予算集めて、制作して、というプロセスのひとつひとつで困難を乗り越えながら公開していたというエピソードがたくさんあって、意外でした。

例えば、ナウシカの映画を企画したら、原作がない映画はNGと言われて、仕方がないので宮崎駿さんが原作漫画を描いて、映画化を実現させたとか。
ナウシカ・ラピュタと公開した後に、トトロを企画したら、世界観が違いすぎてなかなか出資のOKが出なかったとか。
トトロと火垂るの墓を二本立てにしたものの、実は火垂るの墓は制作が間に合わなくて未完成で上映していたとか。
もののけ姫は、それまでの2倍の制作期間と予算を投入したかなりチャレンジングな作品だったとか。

知ってる人は知っているのかもしれないけど。
ほんとうに、ひとつひとつ大切に育んで、今のジブリがあるんだなぁといちいち感動しました。

それにしても、圧倒的なものづくりをする人は、インプット量も圧倒的!
ご本人のコレクションが展示されているスペースは、DVDレンタルショップのようであり、図書館のようでした。まじでここに住みたいと思った。w

鈴木さんの書もとても素敵でしたー!
文字って、いいなーと改めて思いました。

このタイミングで行けて良かった!
わたしの中のジブリ熱、まだまだ続きそうです。
とりあえず図書館に行って、鈴木さんと宮崎さんの本をありったけ借りてきます。ww


でね、そもそもなのですが、このジブリ展8/31で終了ということで、ラストの10日ほどは、日付指定のチケット前売り制になっていたんです。
ネットでそれを知って「買いに行かなきゃなー」と思いながらも、近くにローソンがないので、2-3日後、出かけるついでに買いに行ったら、全日売り切れていて、ちょーショック!!
「なんですぐ買いに行かなかったんだーー!わたしのばかー。後回しにするからこうなるんだー」みたいな。

でも諦めきれず、再度ホームページを熟読していたら『空いてたら当日券も販売します』と書いてあり、「入れなかったら嫌だけど、行かずに諦めるのも嫌だ」と思って、チケットないまま開場時間に着くように行ってみました。(片道1時間半くらいかかった)
そしたら、ちょーあっけなく「当日券はあちらでご購入ください」と案内され、列に並んで入れたのでした。


なんか、ほんとに『案ずるより産むが易し』ですね。
無理かもしれなくても、やりたいことは自分のできる範囲でやってみる!
「それでもやる!」と決めて行動すると、意外とうまくいくものだなぁとまた感覚と世界への信頼が育ちました。
すごいことを成し遂げている先人たちも「それでもやる!」と決めたから、今があるのですから。

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