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salon de 穴

サロンド穴というイベントを、年に4回開いています。
2021年の冬至からスタートし、春分・夏至・秋分と回を重ね、2022年12月22日でサロンド穴は1歳を迎えます。

もともとサロンド穴はわたしの頭の中で思い描く、実体のない架空のイベントでした。
パーティーでもなく、マーケットでもなく、だれでも遊びに来れるオープンさと、けしてオーバーグラウンドを大手を振って歩くことのない秘めやかさを持ち合わせた場所を作ってみたいと考えていたのは数年前のこと。
サロンについてWikipediaで検索してみると、なんだかわくわくする言葉が並んでいます。

応接間、談話室など。
フランス語で宮廷や貴族の邸宅を舞台にした社交界をサロンと呼んだ。主人が、文化人、学者、作家らを招いて、知的な会話を楽しんだ。
(フランスで)展覧会のこと。元々ルーヴル宮殿の大サロンで開催されていた芸術アカデミー主催の美術展サロン・ド・パリ(官展)を指した。ディドロの「サロン評」は美術評論の始まりといわれる。
文化史上に見られる文化人相互の交流の場を称して「~サロン」と呼ぶことがある。(例:木村蒹葭堂のサロン、後水尾院のサロンなど)

Wikipedia「サロン-salone」

思い描いたものの著しく腰が重く行動力に欠けるわたしは、何かアクションを起こすこともなく一人でちまちまと架空のイベントの架空のフライヤーを作るなどしておりました。

妄想をこねくり回しすぎて最終的によく分からないワンナイトスナックをやろうとしたもののコロナでとん挫した思い出。
イベントがとん挫したから、実体のないイベントのComing soonステッカーも作っておりました。
これは近々復活させようかな。
欲しい人おるかね?

そんな紆余曲折を経て昨年の冬至にスタートしたつかみどころのない「サロンド穴」は、回を重ねるたびに濃度を増して成長しているように感じております。
歴代の穴フライヤーの左下に鎮座しているのは、インドはデカン期の豊穣の女神像。
実物はメトロポリタン美術館にあります。
蓮の花の頭部を持ち、出産の体勢をとりつつも、その腹部は平らなことが特徴的。

歴代穴フライヤーたち。

サロンド穴では、毎回素敵なキャストを迎えています。
衣食住を愉快にしてくれるモノづくりをする人、快に対してまっすぐな暮らしを実践している人に声をかけております。
それぞれその道の「快」のすこし深みにハマって、もがいているような人(=穴的魅力がある、とでも表現させていただきましょうか)です。

イベントにあたって、特にルールはありませんが、
・スピらない
・ディスらない
・湿度高め
をモットーとしています。
これまでのサロンド穴の記録を、参考までに記しておきます。

参考になりますかね(笑)。
どの回をとっても不思議な色合いを帯び、捉えどころがなく、湿度高めの時間を過ごしているように感じます。
声をかけさせていただいているキャストの方々と、どこからか穴のにおいを嗅ぎつけて遊びに来て下さる皆様のおかげです。

記念すべき1歳のサロンド穴は2022年12月22日。冬至に行います。
そしてはじめて、穴場での開催となります。
穴場での穴。
どうなるかわたしも楽しみです。

豪華メンバー!

詳細はインスタグラムでご覧いただけます。

寒い毎日が続きますが、快ある毎日を過ごせますように。
サロンド穴に、そのお手伝いが出来たら幸いです。
皆様のお越しをお待ちしております。

2023年も、サロンド穴は春分・夏至・秋分・冬至と行います。
重ねて、どうぞよろしくお願いいたします。

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