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121 自分でアポを取る職場体験で、第一線の現場に入る。(1)

テレビや映画の現場で働きたい。


アメリカの大学受験の面接の話まで終わったので、合否通知が来るまでに娘の学校であったことを、ここでいくつか書いていきますね。


まずこれは、高校2年の時にあった職業体験の話です。

娘の学校では、高校2年になると全員が1週間の職業体験、インターンシップをすることになっています。
普通は、学校が場所を決めて全員でそこに行ったりすると思うのですが、この学校では各自が自分のやりたい仕事を体験。
しかも、自分でアポを取って職場に入らせてもらうのです。

え、どうやって?? ですよね。


娘の場合、テレビドラマや映画制作の仕事を体験したいというのはもう決定なのですが、それをどうやってアポを取るんだ?って話でした。

高校生には無理難題。
とはいえ、そもそも実際の社会でも、自分の望む仕事にすんなり就けるわけじゃありません。

本当にやりたい仕事をやるには、 自分でアタックしていくぐらいのガッツがなきゃってこと?
やりたい仕事に就くためにどうしたらいいかを考えさせ、そこから体験させるため?

ともかく、高校生にとっては大きなチャレンジに、娘も取り組むことになりました。


あらゆるツテを探して。


娘はまず、日頃利用しているSNS のコミュニティーで呼びかけてみることにしたようでした。
それは、プロの映像制作者たちのコミュニティーで、これまでも作品を作る時にそこで質問をしたりして、教わってきたりしたそうなのです。

投稿するとさっそく
「高校生がインターンシップ、おもしろそうだね。」
「うちに来てもらってもいいよ。」
「こんな仕事だけど、どう?」
などと続々反応があったよう。

「えー、そんな見ず知らずの人たち、大丈夫なの?」
って親としては、まず心配になりました。

「うん、フリーの人もいるし、すごい会社の人たちもいるよ。
この会社で働きたいなぁ〜。」

返信を見せてもらうと、なるほどそれぞれにちゃんとした人たちで、中には有名なCMを作っている会社などもあります。

そこで娘は、働きたいと思った会社の人たち数名と、日程の打ち合わせ等を始めていくことになりました。


唯一、自分で作ったコネが。


ところが、具体的な調整を始めてみると、
「その期間は難しい。」
「この期間だとちょうどいい仕事があるんだけど。」

などと、学校で指定されている期間と先方の都合のいい期間が合わなかったりして、難航してしまったんです。


そこで、他に何かツテはないか考えてみて、唯一思いついたのが、娘が中学の時にお世話になったある方でした。

(これまでの記事に書きましたが、ここでは伏せておきます)

あの方なら何か業界へのツテがあるのでは?
というか、もうそれしか他に考えられる道がなかったので、娘は思い切ってメールをしてみることにしました。


すると、高校生のインターンシップなんて例がないので、その方も戸惑われたようです。
「可能かどうかわからないけど、とりあえず聞いてみる。」
というありがたいお返事をいただきました。

ただ、かなり難しい様子なので、他にも娘はいろんな人に聞いて、何かツテがないか必死で探していきました。


(次回に続く)





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