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一人娘は裕福でも優秀でもコネありでもなし。テストや成績のない特殊な教育を受けてアメリカ…

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一人娘は裕福でも優秀でもコネありでもなし。テストや成績のない特殊な教育を受けてアメリカの大学に進学し、3年生でハリウッドのドラマ制作の仕事をする夢が実現してしまいました。これまでの道のりを少しずつ書いていきます。

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  • サムライ・ガール

    学習障害ありの子が、NHKのラジオ講座で英語を学び、学費の大半免除でアメリカの大学に進学。3年生でハリウッドのドラマ制作の夢を叶えていくノンフィクションストーリー。 ラジオ講座で英語が話せるようになるポイントや、アメリカの大学に奨学金(実質的な学費免除)を受けて入学する方法などもお伝えします。

最近の記事

123 自分でアポを取る職場体験で、第一線の現場に入る。(3)

インターンシップ最終日。 日本の第一線のテレビ現場の仕事を実際にさせていただいたり、見学させていただいたりして、娘にとって夢のような日々だった1週間。 あっという間に最終日が来てしまいました。 最終日には、お世話になったプロデューサーさんやディレクターさんたちがランチをご馳走してくださり、資料室の本などをプレゼントしてくださったりして、別れを惜しんでくれたそうです。 本当に、ただの高校生がこんな体験をさせてもらうことだけでもまずないことなのに、心からよくしていただいてあ

    • 122 自分でアポを取る職場体験で、第一線の現場に入る。(2)

      長寿番組の制作を体験することに。 メールをしてから2週間ほどだったか、忘れていた頃に、なんと娘が紹介を依頼した方からOKのお返事がありました。 お知り合いの有名なテレビ制作会社が娘のインターンシップを受け入れてくれ、ある番組の制作に入らせてもらえるっていうんです。 それは、某テレビ局の何十年も続く長寿番組。 見たことがない人でも、タイトルはきっと知ってるでしょう。 娘の本命であるドラマ制作ではありませんが、充分ありがたい話です。 信じられない幸運に、娘はもちろん大喜び。

      • 121 自分でアポを取る職場体験で、第一線の現場に入る。(1)

        テレビや映画の現場で働きたい。 アメリカの大学受験の面接の話まで終わったので、合否通知が来るまでに娘の学校であったことを、ここでいくつか書いていきますね。 まずこれは、高校2年の時にあった職業体験の話です。 娘の学校では、高校2年になると全員が1週間の職業体験、インターンシップをすることになっています。 普通は、学校が場所を決めて全員でそこに行ったりすると思うのですが、この学校では各自が自分のやりたい仕事を体験。 しかも、自分でアポを取って職場に入らせてもらうのです。

        • 120 アメリカの大学受験の面接で成功するポイントは。

          いろんな大学を調べるうちに、最終的に 「やっぱりここが一番いいかも。」 と、自然に娘の第一希望になっていた大学がありました。 娘にはかなりレベルの高い大学だったんですが、日本人留学生を強く求めていて、何より映画学部が充実しているようなのです。 娘から聞いたその大学の入試担当者との面接を、いろいろ知った今振り返ってみると、アメリカの大学の面接ってそういうことなのかとわかります。 でも、当時は予備知識がなくて行き当たりばったり。 「こういう感じなんだ〜。」 って受けてみて初

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        123 自分でアポを取る職場体験で、第一線の現場に入る。(3)

        • 122 自分でアポを取る職場体験で、第一線の現場に入る。(2)

        • 121 自分でアポを取る職場体験で、第一線の現場に入る。(1)

        • 120 アメリカの大学受験の面接で成功するポイントは。

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          119 アメリカの大学の個人面接はさまざま。(2) 親子で受けた面接

          初めて、親子で面接に呼ばれる。 娘がいくつか出願した大学の中で、1校だけ親子で面接に呼ばれた大学がありました。 まさかそんなことがあるなんて思いもしなかったので、 「入試担当者の人が、親も来てほしいって。」 と娘に突然言われてびっくり。 「なんで〜〜〜〜!?」 かつて私が、 「子どもがアメリカの大学なんて言い出した以上、親こそ英語を勉強しなきゃ。」 と決断したのは本当に正解だったと、この時ほど思ったことはありませんでした。 と言っても、これはほんの始まりだったのですが。

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          119 アメリカの大学の個人面接はさまざま。(2) 親…

          118 アメリカの大学の個人面接はさまざま。(1) 一般的な面接。

          入試担当者との面談は、 すでに面接だった。 アメリカの中規模〜小規模な大学の場合、個人面接がよくあって、それも必ずしも出願してからとは限りません。 出願前、大学説明会が終わった後などに各大学の入試担当者と面談するのは、すでに個人面接が始まっていたようなものだったんです。 これは後になってみてわかったことで、その時はまったく知らず、ただ説明を聞くだけだと思っていました。 だって日本人の感覚で「面接」っていうと、まず決まった日時に一斉に行われるものじゃないですか。 順番に部屋

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          117 親の出番! 奨学金(学費免除)のための経済状況の申告

          家計を洗いざらい正直に。 娘のアメリカの大学への出願時期になって、いよいよ親の出番がやってきました。 家庭の経済状況によって学費が払えない分を、大学が奨学金という形で免除する仕組みを、「ファイナンシャル・エイド / Financial Aid(経済的援助)」と言います。 このファイナンシャル・エイドを得るためには、家計を事細かに申告しないといけないんです。 ・父親、母親それぞれの収入 ・食費や光熱費など、支出の内訳 ・家賃や住宅ローンの額 ・持ち家の場合は不動産価格 ・車

          117 親の出番! 奨学金(学費免除)のための経済状況の申告

          116 アメリカの大学の出願時期は、2種類あって。

          エッセイや推薦状の用意が済み、いよいよ娘がアメリカの大学に出願する作業が10月ごろから始まりました。 どの大学にいつ出願するかというのが大事なポイントで、それはこういう区別があるからです。 早期出願出願時期:10~11月 合否結果:12~2月 ①アーリーディシジョン Early Decision いわゆる単願。 合格したら必ずこの大学に入学するという約束で出願し、その分合格率が高いものです。 ②アーリーアクション Early Action いわゆる併願。 いくつでも

          116 アメリカの大学の出願時期は、2種類あって。

          115  社会で役立つ力を身につけて、成績が上がる。

          やりたくない男の子たち、どうすれば? レベル5〜4の大学に出願するには、GPAが4.0満点のうち少なくとも3.6以上、できれば3.7以上の成績を取らないといけません。 でも、娘は3.4あたりで苦戦していました。 勉強自体は6年間、少人数制でしっかり指導していただいていたので、それなりには学力がついてきていたようです。 でも、娘が一番不得意だったのはそこじゃなく。 実は、ある男の子たちと一緒にプロジェクトを行うことだったんです。 娘の学校では、グループプロジェクトというの

          115  社会で役立つ力を身につけて、成績が上がる。

          114 アメリカの大学入試で最重要案件は、高校の成績。

          GPAを最後まで上げていく。 少しずつ出願のための作業をしながら、娘はGPAも最大限上げていく努力をしていました。 GPA(Grade Point Average)とは、成績を点数化したもので、最高が4.0。 日本の5段階評価の場合は、変換して算出します。 優秀な高校生はだいたい4.0に近い、つまりオール5に近い成績なので、レベルの高い大学に出願するなら、そのくらいの成績を取らないといけません。 勉強は得意でも体育や美術が苦手とか、誰でも不得意な教科はあると思うので、な

          114 アメリカの大学入試で最重要案件は、高校の成績。

          113 アメリカの大学受験のための、課外活動として報告できたことは。

          娘の場合。 アメリカの大学受験で、意外に重視される課外活動。 できるだけ幅広くいろんな活動をやっておいて、報告できることがあった方がいいものです。 娘が報告できるのは、もちろん映像制作ですが、その他にもただ好きでやってきたことで課外活動として書けることがありました。 ①高校生版TEDの実行委員(中3〜高3) ②学校のヨガクラブ ③アメリカの高校への交換留学(3ヶ月) ④アジアの高校生の文学コンテスト入賞 ⑤日本のテレビ現場での職場体験(1週間)  ①は実行委員長を務めて

          113 アメリカの大学受験のための、課外活動として報告できたことは。

          112 アメリカの大学受験、課外活動は何をアピールするか?

          課外活動は重要ポイント。 アメリカの大学入試では、課外活動というのも重要ポイントになってきます。 レベルの高い大学ほど、志願者は超優秀な高校生たちばかりで、SATや成績のGPA などではあまり点数の差がつかないため、それ以外のエッセイや課外活動で判断する部分もあるからのようなんです。 大学説明会では、入試担当者が 「うちは特に課外活動を重視します。」 と言うこともありました。 (どの大学かは、こちらの有料記事をご覧ください。) 課外活動って言うと、日本では =部活です

          112 アメリカの大学受験、課外活動は何をアピールするか?

          111 アメリカの大学受験の推薦状は、信頼関係が大事。

          自分のよさをわかってくれている先生に。 娘が推薦状を書いてもらう人の候補は、まずアメリカの大学の進路指導を担当してくださっている校長先生。 推薦状の書き方はもちろんよくわかってらっしゃるし、入学前から何年も見てきてくださっているので、間違いないはずです。 あと2通を誰に頼むかが、難しい問題でした。 「お世話になってる人で、誰かいないかねぇ〜?」 と娘と考えていて浮かんだのは、中学2〜3年生の夏休みに映像制作を教わった大学の教授や、課外活動の高校生版TEDでお世話になってい

          111 アメリカの大学受験の推薦状は、信頼関係が大事。

          110 アメリカの大学受験、推薦状は誰に頼む?

          推薦状って何だろう。 高校3年生になって大学の出願時期が迫ってきた頃、娘は誰に推薦状を書いてもらうかを探し始めました。 アメリカの大学の出願には、必ず推薦状っていうのが求められます。 それも1通ではなくて、3通ぐらい。 大学の推薦状ってそもそも何? なんで必要なの? って感じだったんですが、のちにわかったのは、推薦状とは 「この生徒がどんな人物で、どのように大学にふさわしいかというのを客観的に伝えてもらうもの」 のようです。 だから大切なのは、 推薦状を書いてくれる人

          110 アメリカの大学受験、推薦状は誰に頼む?

          109 アメリカの大学入試は、出願エッセイが一番難しい。(3) 娘の場合

          最後の最後まで、書き直して。 夏ごろに書き始めてから、娘は何ヶ月も出願エッセイに悪戦苦闘していました。 とにかく正解がないので、何をどこまで頑張ればいいかわからない。 それでも、英語の先生が放課後まで付き合ってくださり、出願ギリギリまで学校に残って書き直し続けていました。 「それで結局、どんなこと書いたの?」 と聞くと。 「ほら、交換留学で初めてアメリカに着いた日のことだよ。」 ここまで読んできてくださった皆さんは、覚えていてくださってるでしょうか。 15歳で一人アメ

          109 アメリカの大学入試は、出願エッセイが一番難しい。(3) 娘の場合

          108 アメリカの大学入試は、出願エッセイが一番難しい。(2) ポイント②、③

          ポイント② 具体的なエピソード アメリカの大学入試では、高校の成績と並んで最も重視される出願エッセイ。 その要となるのが、自分独自のエピソードじゃないかと思います。 スピーチや文章で人を説得するというと、日本人としては「正しいことを言って論破する」っていうイメージかもしれません。 でも欧米人が説得力があると感じるのは、正しいか筋が通っているかどうかだけじゃない、プラスアルファの部分のよう。 心を動かされるかどうか。 だから、こう思うとかこうしたいとか、抽象的な考えや思い

          108 アメリカの大学入試は、出願エッセイが一番難しい。(2) ポイント②、③