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ワークライフバランス③業務時間内の研修・勉強会

ワークライフバランスその3

今回はうちの会社(訪問看護事業)で導入している「業務時間内の研修・勉強会」について、
意外と業務時間以外で課せられている現状もあったりするグレーな部分にも触れながら、書いていきたいと思います。
#シリーズ化

そもそもワークライフバランスを考えるきっかけになった記事↓

今回の話の整理

業務時間内に朝礼や会議、ミーティングをすることは自然によくあることだと思います。

また、院内研修・事業所内研修なんかでは、国から言われて感染予防委員会や、リスクマネジメント会議、事故対策安全委員会、ヒヤリハット会議、BCP策定会議なんかも義務付けられていて、
こういった研修をしていない=許認可を取り消す、という事態に最悪繋がるため、絶対にしなければなりません。
#業務時間外にしてたら残業代出てますか

今回の話はこういう類の研修ではないんです。

いわゆる知識や技術を習得するような、自己研鑽にもなるような研修・勉強会です。

ひとつの例として、新人が入った際に行われる新人研修があります。これはほんとに事業所によって様々で、1日で終わるところもあれば半年~1年とかけるところもあります。
#どちらが良いかは一概に言えない

この新人研修をする目的は、

「うちの会社のやり方を覚えて、最低ラインの知識・技術は備わっているよね?という確認作業」

かなと思います。

言い方を変えれば、一定のラインの知識・技術が備わっていれば、あとは自己研鑽に努めてね、ということかなとも思います。

そもそも、

「国家資格を持った専門職はプロフェッショナルなんだから、日々自己研鑽をして当たり前じゃない?」

という前提があります。

しかし、この自己研鑽をするプロフェッショナルと、全くしないプロフェッショナルが実際に存在します。
#他人をとやかく言うことは出来ない
#人を見る目をもつことが大事


資格ごとに差がある

自動車の運転免許証が3~5年ごとに更新するように、

ケアマネジャーの資格も数年ごとに更新するように、

一定の期間でスキルの見直しが図られている資格もありますが、

理学療法士は1回資格を取得すれば、更新する必要はありません。
(協会の登録理学療法士は更新制となりました)

上記のような学習制度があるにもかかわらず、
協会に入らなくても、自己研鑽をしなくても、
理学療法士と名乗れ、仕事に就くことが出来ます。

これってなんか、医療のサービスを受ける患者さん側・利用者さん側が不利益を被りませんか?

それがとても良くないことだと思うので、うちの会社では業務時間内に「自己研鑽目的の」研修・勉強会を行う時間を設けています。

勉強することが好きとか嫌いとか、そんなことに関係なく、業務命令で「業務時間内に勉強してください」ということです。
#業務命令権の使用
#会社の方針


業務時間内に研修・勉強会をするということ

業務時間内に勉強をしてください、とスタッフさんに伝えても、嫌な顔をされることがあります。

もうこれはほんとに意味が不明です。
#なんでや
#そんなに勉強が嫌いか?

学生は、自分でお金を払って(もしくは親が払って)、学校に通い勉強していますが、

うちの会社のスタッフは、自分がお金(お給料)をもらって、勤務時間中に勉強するのです。

で、それが嫌と言う。

訪問に回って、看護やリハビリを提供する方が良い、ということです。

なんとなく気持ちは分かりますが、
それよりも自分が提供するサービスの質を見直して、適宜アップデートしてください、と思うのです。

自己研鑽を本人のプライベートに任せてしまうと、全く自己研鑽をしないという状況が少なからず生まれてしまうので、
それを補って自己研鑽をする時間を業務時間内に設けています。

その結果、確実に売上は落ちます。

しかし、サービスの質は上がると思っています。というか、必ず上がる仕組みにしています。

サービスの質が上がって、他社との差が明らかになれば、うちの事業所のファンは増えると思っています。

こうやって、地域に根付いていこうという戦略です。

なんか結構な内部戦略を晒してしまっていますが、このあたりの具体的な内容は別の記事で有料設定でアップするかもしれません。
#ぜひ買ってね
#マーケティングの基礎

それは置いておいて、
こういった代表の思いを、ぜひスタッフさんも汲み取ってもらえたら助かります。
#いつも一方通行
#見ている景色が違う

この記事をうちのスタッフがどこかで見ていることを期待して、

今回の業務時間内の研修・勉強会を終わります。


<追記>

2回目の新型コロナワクチンを一昨日打ちましたが、昨日は熱発して完全ダウンでした。で今朝は完全復活。

もしこれからワクチン接種をするという方は少しでも参考にしていただき、事前の準備など対策をお勧めします。