青いバラを咲かせたい。

こんにちは、いずもです。
今日は僕の発達障害イベントについて書かせて頂こうかと思います。
僕は以前、身の振る舞いが原因でとある居場所を排除されたことがあります。
その行為が正しかったのか悪かったのかは別として、色んな人に迷惑をかけたのは事実です。そして、一方で。
居場所を排除された人たちの行く末が、
不安になりました。
居場所に来た、ということは当人になにかしらの苦悩があって来たのであり、当人なりの事情があったはずです。でも、そこに逃げる場所を失ってしまった。
元より発達障害当事者の居場所は少ないのが現状。そこを追い出されたら逃げる術はありません。
僕は最初、発達障害バーに居場所を見出しました。多いときには20名、開催するたびに盛り上がって楽しかったです。
でも。でもですよ。バーって敷居が高い上にお金もそこそこかかる。コミュニケーションも必要なのでトラブルも起きやすい。
居場所として成立しうるか疑問になりました。居場所に行くことで返って悩みが増えたらある意味がありません。

その思いから、次に始めたのが発達障害の当事者会。発達障害当事者で悩みを打ち明け共有し、生きづらさと向き合う。
向き合うことで自身の特性を理解し生きづらさを軽減できるかもしれません。
こちらは今も期待してるので続けています。

今イベント開催している逃げBarとの
出会いについてお話しますね。
逃げBarに訪れたのは3年前。
横浜でも居場所はないかと探していた時、見つけました。
恐る恐る入ると真っ白な部屋。
インテリアも不思議な創作物も全て白。
トイレに至るまで白。ただ真っ白。
中に入ると寡黙な店主がいて、中に入って良いものか迷いながら入り、飲んだのことのないドリンクを飲み、辺りを見回しました。
白。テーブルも椅子も床も壁も天井も店主の服装も白。そしてなぜか置いてある白い棺桶。
無性に棺桶に入りたいと思いました。
店主に許可をもらい、足を折り曲げて入り、蓋を閉めると真っ暗。
いきながらにして棺桶に入る日が来るとは、思いもしませんでした。
開けてもらった時の感覚は生き返ったに等しい感覚でした。衝撃的でした。
その後、しばらく足が遠のいていたんですが、逃げBarが1日店長を募集していることを知り、友人と訪れたのは去年の6月。
そこで逃げBarスタッフとしてイベント開催をやりたいと思いました。

さて、前置きが長くなって集中力が途切れて来たと思いますけど、もう少し続きます。甘いものでも食べてください。

発達障害イベントBLUE ROSEについて。
現在逃げBarで開催しているBLUE ROSEの由来は、横浜の花であるバラと自閉症啓発カラーである青を繋げたものです。
そして、
BLUE ROSEには花言葉があります。
「奇跡」「夢叶う」「不可能を可能にする」⋯青いバラは元々自然界には存在せず、交配でも作れないので不可能の象徴とされて来ました。遺伝子組み換えにより可能になってからは花言葉が変わった珍しい花です。
凛と咲く青いバラは美しく、見るものを魅了させます。1輪だけで場を変える存在感がある。そんな花です。
僕は、発達障害から向き合うのではなく逃げるという考え方で、生きづらさを軽減し発達障害に囚われる考えから抜け出したい。もっと自分という個に目を向けて欲しい。自分という奇跡を咲かせたい。
誰も排除することなく、誰でも逃げることが可能で、コミュニケーションを無理に取ることなく、自分の思い思いに振る舞える場所にしたい。
難しいかもしれない、もしかしたら誰かを排除してしまうかもしれない。
それでも、僕は青いバラを白い世界で咲かせたい。
そんな、発達障害イベントBLUE ROSE
です。ここまで読んで頂きありがとうございました。

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