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イタリア風ポークチョップをつくる

 実に9年ぶりに作った料理だったりする。

 愛読書で「煮たり焼いたり炒めたり」という楽しいレシピ本があって、数種類しか試していないまま本棚にしまっていたのだが、先日、何気なく手に取ったとき、以前食べたイタリア風ポークチョップの美味さを思い出して、無性に作りたくなったのだ。

 前は二人分のレシピ通りに作って二人前を一人で食べたが、カロリーに気をつけたいので今回はきちんと一人分で済ます。前に作ったときの日記を読んでおいたので、ご飯は用意せず(前はおかずにするつもりで大変なことになった)、このひと皿だけで炭水化物も摂るようにする。

 鍋に仕込んだ料理ができあがるまでは、ジャーサラダを一瓶あけて食べて待つことに。さっきのテキストのビンを開けると、こんな感じ。

 そうこうするうちにポークチョップができあがった。
 なにしろ、この本にあるイタリア風ポークチョップ、手間いらずなのだ。
 もうね、鍋に油をしいて肉の表面に焦げ目をつけたあとは、他の材料(玉葱半分とピーマン一個のみじん切りと、粒コーンを缶汁ごと一缶、パン粉か薄切りのジャガイモを適量(私は両方入れる)、ニンニク半かけ)をぶちこんだら、水もなし調味料もなしで蓋してごく弱い火で1時間放っておくだけ――という超簡単な料理、なんだけど……。
 むちゃくちゃ美味いのよ、これが。
 あとは、皿に盛って、塩や胡椒で適宜味付けしながら食べるだけ。

 これね。


 見た目はグチャッとしてるでしょ。ジャガイモ多めにしたせいもあるけど。
 でも、ほんとに美味いんだよね~。これが。
 豚肉は肩ロースとかの切り身(30%引きだったのでイベリコ豚を買ってしまった)でいい。本格的にやるなら骨付きのバラ肉らしいけど。この肉が、1時間かけてじっくり蒸し煮になっててナイフですっと切れるほど柔らかいし、くたくたになった野菜類は、肉から出たうま味で良い味になっているし。
 塩と胡椒を軽くふりながら食べるともう……たまらん。

 試す価値ありですぞ。

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