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ノー!マイライフゼイゼイでしょう。

皆さん日ごろの介護タクシー業務お疲れさまです。
障害割引について思うことを書いてみます。

毎日の業務で必ずと言っていいくらい障害割引対象のお客様が
乗車されますよね。
タクシーメーターの障割のボタンをポチッと押すだけなんですが、
個人事業主が多い介護タクシー業界としては、これが痛い。
運賃の1割引きですよ!
普通タクシーの障害割引の乗客の割合なんて、介護タクシーと
比べもんにならんでしょ。
データは取ってませんが、どう考えても明らかでしょう。
そこんとこ国交省は分かってるんでしょうかね。

なんでもかんでも普通タクシーの前例と同じにして貰ったら困りますよ。
障害割引のお客様の割合が多い分、基本料金を上げないと生活に
困るくらいの痛手です。
損害と表現してもいいくらいです。
介護タクシー業者がある意味交通弱者じゃないだろうか。。。

ここで付け加えさせて貰うと、障害割引を反対している訳ではありません。
交通弱者のために無くてはならないサービスだと思います。
それは分かっています。
ノーマライゼーションの精神で区別なく出かけましょ!

ただ私の過去の稼働状況で透析の患者様を送迎のメインにしてた時期は
9割が障害割引対象者でした。
2台稼働で月の売上が50万円超と30万円超あったとしても8万円は
持ち出しで消えてました。
年間100万円弱です。次の新車も買えない赤字の状況でこれです。
2年に1台小型の新車が買えたってことです。「まぼろし~」
もうこりごりで今は透析患者様の送迎は受けてない始末。m(__)m
(これも透析患者様を批判するものではありません)
透析患者様の送迎は介護事業所の介護保険タクシーがすればいい。
これが結論です。

ちょっとこの例は極端かもしれませんが、皆さんも障害割引の割合と
売り上げで計算して見て下さい。
年間にしたら馬鹿にならない数字だと思いますよ。

よく対象のお客様から聞かれます。
「引かれた分は国から戻って来るんでしょ?」
なんて簡単に言われます。
「何をおっしゃいますやらお客さん、これ助成金もなんも出ませんよ」
「ぜーんぶ うちの持ち出しです。お客さんに引いてるだけ。
売り上げ減るだけ(キッパリ)」
あんまり力説するもんで、お客さん引きましたw
「悪いわねぇ。それなら引かんでええよ」
お客さん、すんません。
お客さんにそこまで言わせてしまって、ほんますいません。汗
「でも引かん訳にはいかんのです。法律で決まってるんです。」
オマケに障害引きボタンを押したら解除できない。
(これ要注意です。お客さんが障害手帳持ってるって言うても
何か介護保険だったりお薬手帳だったりw 勘違いしてることもあります)

ところで身体障害者福祉法ってご存知ですか?
この法律のお蔭でお客様は割引やいろんなサービスが受けられます。
※参考サイト https://techo-shogai.com/304

そこで介護タクシーのドライバーが気をつけなければいけない点は、
そう認可書です。
適応されるのは身体障害者と知的障害者だけです。
精神障害者は含まれません。
知的障碍者も療育手帳を持たれてる方だけです。
※参考サイト https://ryouikutecho.com/techo-taxi/
必ず手帳を提示いただき確認しましょう。
口だけで持ってるからって、あんまり信じちゃ損しますよ。
(よくあります)
(常連さんになると初回の提示で記録してるので良しとしてますがね)

80歳のお婆ちゃんの写真が8歳の写真だったこともあります。笑
このときは写真だけ張り替えてないんだろうと解釈し引いてあげましたが、
ほんとうに更新されてたんでしょうか。汗
もう笑い話と言うよりミステリーです。

長々と書きましたが、介護タクシーの現状を分かって頂きたいだけです。
では今日もお仕事がんばりましょう!

※画像はこのサイトからお借りしました。
https://decoboco.jp/contents/32 障害手帳についての内容です。

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