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小説

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小説です。電書にするには短いものとか、二次創作とか、企画ものとか、いろいろあります。電書のためし読みも。投げ銭頂けると励みになります。
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記事一覧

短編小説「文字の魚のコンテスト」参加しました(ノベルアップ+ユーザー企画)

・応募した作品  短編小説「【童話】いにしえの女神さまと人食いヒトデ」 https://novelup.plus/story/821899287 この作品でエントリーしました。筆名は「海産物」です。 コンテストページ https://novelup.plus/story/524474623 【レギュレーション】 ・キーワード「文字」と「魚」を使う ・100~3500文字 【募集期間】 ・9/18(金)~9/25(金)24時まで 興味のある方はコンテスト募集

猫SFアンソロジーに参加しました。「猛チュールの惑星」

『猛チュールの惑星』 国際ネコネットワーク(INN)著 ePAC出版 こちらの書籍に「キャットタイピング」という掌編で参加させて頂きました。無料で読める電子書籍です。配布先の電書ビュワーが読みづらいので、EPUBファイルをDLして、お手元の電書リーダーでご覧いただくと快適です。

【電書試し読み】「茅ヶ崎・氷ノ山神社~神様と許嫁な私と幽霊と~」

■あやかし異種間婚姻譚■ 久しぶりに訪れた神社で女子高生・薫は、 神様に「自分の許嫁だ」と告白される。 身に覚えのない八年前のプロポーズ、 どう見ても中学生な自称神様の少年。 八年前の両親の離婚と、五百年前の悲しい事件。 複雑に絡み合う過去と人々。 そして、薫に襲いかかる美少女幽霊――。 記憶の底に閉ざされた薫と神様の物語が、再び動き出す。 電子書籍「茅ヶ崎・氷ノ山神社~神様と許嫁な私と幽霊と~」の冒頭二話分の試し読みを掲載します。ご購入の参考にしてください。 ジ

【ショートショート】 「キャットタイピング」東雲飛鶴

「キャットタイピング」 東雲飛鶴 作  いつものように二階の書斎に行くと、兄がいない。  小説の原稿の追い込み時期は、午後二時にコーヒーを運ぶのが私の倣いになっている。  ふとパソコンのモニタに目をやると、途中から大量に数字の羅列が。  222222…  呆れた私はパソコン机の椅子に腰掛け、自分で淹れたコーヒーを飲み始めた。 「うん、おいしい」  当然だ。今日は奮発して煎りたての挽き立てを買ってきたんだから。  ……ところで、この猫、どこから入ってきたんだろ

【ホラー短編】 三題噺「モナ・百鬼夜行・海」 【MONA小説】

※オダロイド1号さんのお題 とある夏。 海の家で住み込みバイトをしていたモナコインちゃん、ふと地元の若者のウワサ話を小耳に挟んでしまった。 「今夜はみんなで肝試ししよう」 「唐突に何を言い出すかと思ったら」 「今夜あの電気つかない古いトンネルに百鬼夜行が出るって、さっき叔父さんに聞いたんだよ」 「まじで?」 都市伝説が大好物のモナコインちゃん、猛烈に肝試しに参加したくなってきた。 「でも……誘われてないし、どうしよう……」  *** 結局、日が暮れるまで、地元の若