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エスクラをベークラの延長で捉えようという話

こんばんは、じょーです。
巷では、「特殊管の上達のためには、ベークラ(クラリネット)でやっている練習と同じメニューをこなす必要がある」とか「エスクラ(エスクラリネット)とベークラは全くの別の楽器である」とおっしゃる方がいます。
僕もその通りだと思う一方で…

社会人プレーヤーとしては限りある時間、両方を満足に練習する時間を十分に生み出すことはなかなかできません。そこで、今回、エスクラをベークラの延長で捉えられないか…と考えてみました。

片方の練習中にもう片方ならどうなるかを想起する。

エスクラにはエスクラ特有の癖。ベークラにはベークラ特有の癖があります。ここでいう癖とは音程感、指の間隔、音色など多岐に渡ります。エスクラを練習しているときに「ベークラなら音程いいのになあ」とか「ベークラでは指回るのにエスクラでつまづくのは何故だろう」と想起することで解決へ近づく筋道が生まれます。複数楽器をやると互いの経験が高め合うといったイメージでしょうか。
要は経験に基づいて、その経験をフル活用して、頭を使って練習しよう!ってことです。

また、エスクラの方が使用音域は高く、ベークラはハーモニーなどでは最低音域まで使用します。ベークラでは不足しがちな高音域の練習をエスクラで、エスクラでは不足しがちな低音域の練習をベークラですることで限りある時間を有効に使えるのではないか。という魂胆です。イメージとしては、めちゃくちゃ音域の広いクラリネットを扱う感覚で2本を練習することで、アンブシュアのコントロール力を向上させようというアイディアです。

持論

同族の音域の異なる楽器を複数練習した方が、メインとする楽器の上達が早いのではと個人的に感じます。
(異論は認めます。)

上述のように、お互いの楽器の特徴から、今うまくいっていないのは、自分のせいなのか、楽器の癖のせいなのか、の判断がつきます。
さらに、片方の楽器でうまくいっていないときも、もう片方を練習することで良い気分転換になります。僕自身は、エスクラとベークラを両方やることで、結果的にポジティブで楽しい練習時間が増えたなあと実感しています。

終わりに

結論。
「頭を使って、効率的に練習しよう」
「持ち替えすると新しい世界が見えるよ」
「持ち替えは楽しいよ」です。

いずれは、曲中での持ち替えもしてみたいものですね。ではまた。



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