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詩『逢魔が刻にて』

人に成り上がれず
獣に堕ち下がれず

狭間で踠き
猛り狂い
されど
些末な幸福を手に掬い

なれば即ち
我は人狼

人と畜生の狭間ならば
我は修羅道に
在るものなりやと

逢魔が刻の空を
見上げて思案するのだと

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