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アメリカの歴史

世界で一番影響力を持つ国がアメリカである。

そのアメリカには複数の政党が存在するが、他の小さい政党を除くと政策担当能力を持つ共和党と、民主党に分かれている。

大統領選挙の結果で政権が変わると、驚くほどに政策に相違が現れる。一体アメリカの行動原理は何に依存しているのだろうか、調べてみたい気になる。

影響力のあるのが大統領のコメントで、一番耳に残っているのが、43代大統領ブッシュの発したものだった。
彼の在任中、同時多発テロが起こり、イラク戦争へと発展したのは周知の事実で詳細には触れない。
ブッシュ大統領はイラクへ攻撃に向かう兵士に向かって激励の挨拶をしたが、その最後に「彼らに神のご加護を」と言ったのが耳について離れなかった。

納得、『彼らは宗教戦争をしているのだ』と、確信した。

細部にわたっては専門家が研究発表しているが、知りたいのは大きな流れだ。

まず、ヘンリー8世が離婚をしたくてローマ法王に許可を求めたが断られたので、カソリックの司祭たちを亡き者にし、カソリックを排してしまった。新しくイングランド国教会を作り、六度の結婚を繰り返した。
これに、共感しない国民がイングランド国教会に反対してピューリタン活動を始めた。これにイングランド国教会が強烈な締め付けを行ったので、ピューリタンの信者は新天地を求めてアメリアに渡った。

アメリカに渡るとインディアンが居住していた。彼らピューリタンの信仰は強く、「彼らの信じている神を信じない者は野蛮人なので殲滅しても良い」との解釈で、インディアンを排除してしまった。

彼らの信じる宗教では神が絶対正しく、自分達は神を信じているので絶対に正しいという解釈をしているので、話し合いがなかなか通じない。
絶対に妥協しないのだ。
異教徒のことを全く信じていないし、異教徒の言うことを聞く耳は持っていない。

だから平気で、全く躊躇せずに、絨毯爆撃をすることができるのだ。
兵隊同士が戦うのが戦争なのだが、彼らはまず無抵抗な女子供から始末する。
原子爆弾も平気で落とすことができる。

ここで気になることがある。『一つの国なのに何故、法律の違う州がたくさんできたのか?』
ピューリタン同士のバイブルの解釈の違いではないかと思う。絶対に妥協しない宗教なので意見が合わないと、袂を分つしかないのだ。

この基本を踏まえて考えると、アメリカの動きがわかりやすくなる。

バイデン大統領は「台湾を中国から守る」との趣旨の発言をした。
これもキリスト教的に解釈すれば、どちらもキリスト教徒ではない野蛮人同士の争いなのであまり関わりたくないが、中国が勢力を伸ばそうとしているので牽制の意味だろう。

いまだに宗教戦争を続けているアメリカは、宗教上の理由で、中国の言い分をどんな些細なことも聞く気のないバイデンは、正直に台湾の見方をすると言ったまでで、異教徒の台湾を心から信じているわけではない。

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