トークンエコノミー時代の生存戦略【VALU発行方針】【新しい資産を製造する】
こんにちは、サカキミヤコです。
最近「そろそろ、VALUの発行方針を次のフェーズに移行しても良いのかな」と思っていました。
そんなことを色々考えた結果、『VALUERさん募集中』と言いつつ、最近買い注文をしてもらっても、全部の注文に対して売っていません。
これについて、どういう考えでやっているのかを伝えておきたいなぁと思ってこれを書くことにしました。
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1.試行錯誤の結果
VALUを始めたばかりの頃。
最初は、とにかくVALUを動かしてみた。
今までにないサービスで、どう振る舞ったら良いのかわからなかったから
ちょっとずつ売り出したり、注文を待ったり、
「1000VA売り切るぞ!」って呼びかけて注文に対して全部応えたり。
<参考>
600VA売れたくらいから、いったん自分からの売り出しをやめた。
VALUERさん間(市場)の流動に任せるとどうなるかと思ったのでやってみた。
この結果VALUは、今までと違う動きを見せた。
最初のたくさん売り出していたフェーズで購入した人で、他のVALU発行者の応援がしたくなった人が手放して、他の発行主を応援する資金に循環するとか、一旦すごく高値になったり、落ちてきたり。
いわゆる仮想通貨や株のようなアップダウンのあるチャートが形成された。
しばらくすると、全く売り買いが行われない状況になったので、そろそろ長期で持っていたい人が持っている状況に落ち着いたのかな?と思って、自分からの売り出しを再開した。
そして、今はその日の777JPYあたりで売り出して(好きな数字だからw)
それ以下価格帯の注文に対してはVALUERさんで手放したい人に売ってもらうことにしている。
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2.新しい資産を製造する
先日、イベントでVALU代表の小川さんの話を聞いた時に、
トークンエコノミーが経済格差をなめらかにしていくという考えにときめいた。
そこで思ったのは、トークンエコノミーとは「誇りの資産化」と言えるのではないかということ。
どういうことかというと、今までは、会社、チーム、バイトしているお店に対する愛があっても、それは心の中の資産であって、現実経済の土俵では扱えないものだった。
愛があっても飯は食えぬ。
どんなにいいお店でも資金的な経営が下手だったら破綻して潰れる。
だけど、その愛をトークンという形で可視化して
保有・流通可能なものにできれば、愛=資産として育んでいくことができる。
スタートアップの企業等ではそれをストックオプションや持ち株という形で従事者に付与し、すでにその形を実施しているけれど、それ以外の商店、個人、アーティスト等の経済圏にはすでにその形を実施しているけれど、それ以外の商店、個人アーティスト等の経済圏にはその仕組みは実装されていない。
VALUはその仕組みの個人バージョンと考えると、
VAは流動資産かつ固定資産というポジションとして発行主がある程度経営感覚を持って、自己VAを育てていくというリテラシーがそろそろ必要になってくるんじゃないかなって思っている。
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3.そろそろゲームチェンジ?
さっき『VAは流動資産かつ固定資産というポジション』っていう話をしたけれど、今まで自分はVAの流動資産的な側面ばかりを見ていた気がする。
応援したい・「いいね!」と思って誰かのVAを購入した後は「コレクションとしてお気にいりの人のVAを持っていたい」という所有欲求で保有していて、たまにコレクション一覧を循環してニヤニヤしたりしてたけど
「発行主とVALUERで共に『価値』を高めていこうぜ!」
という意識はそこまでなかった気がする。
応援している人が何か発信している時に拡散の支援をするとか
イベントにおもむくとか、polcaやクラウドファンディングに参加するっていう質的な応援はしていたけれど、数値的に価値を上げようっていう量的な応援の意識はあんまりなかった。
それより何より、最初の方のVALUではVAの売買がまったくないままアクティビティの更新を地道に続けるっていうのは、そこそこ精神力と意志の持続力が問われる活動だったから、
「買ってもらいたいし、買ってみたい。」
そのためにどんどん発信していこう!
発信している人は見つけていこう!、っていう
その動きが行われる範囲で物事を見ていたなっていう実感は正直ある。
VALU内ではとにかくVAを動かしたくて仕方なくて
1VAの価値を育てることにはあまり注力してなかった。
だけど、ある程度流通量がでてきて、
そろそろ新しいゲーム設定にしてもよさそうだなっていう感覚。
VALUはVAそのものが資産っていうわけじゃないから、VALUでどうこうしたいというよりは、今後のトークンエコノミーに向けてのリテラシー養成場というか教育プログラム的に捉えて色々実験してみている。
AI時代を生存していくための思考体力を鍛える教育ゲーム、それがVALU。
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4.で、お前はどうするの?
ここまでを踏まえて、私はどんなゲームプレイをすることにしたかというと、
分割というコマンドを使ってプレイすることにした。
次のフラグは『発行者の手持ちVAが227VAになったら2分割』で立てることにした。
現在の状況を書くと
発行VA数:1000VA
出来高:1064VA
自己保有VA:316VA
現在値:0.000611BTC(750JPY)※2018年1月30日時点
あと89VA売れたら2分割しようと思っている。
なんでこうしたかというと、
今の所発行主が考える扱いやすく、自分で納得のいく1VAの価値は、
777JPYくらい。
なんか面白そう・応援してみたいと思う人が
気分で手に取りやすく流動性の高いサイズのVAでありたい。
で、今後もVALUとトークンエコノミーが成熟するまではしばらく
その感覚でいきたい。
まだ、人々の価値判断の物差しはJPY(日本円)が基軸になるだろうから、
BTC(ビットコイン)建てで物事考えないだろうし、
誰かのVAを買おうかどうか判断する材料として
「その人の自分にとっての面白さ→ウォレット内の資金→1VAのJPY価格」
という思考回路がメインの回路と踏んでいる。
だけど、発行主が777JPYあたりで発行し続けると
いつまでたっても1VAの価値は上がらない。
流動性の向上に視点が傾きすぎて、固定資産的なVAの側面について考える余裕がなかった。
(いや、君はもっと価値があるよ!どんどん高値で買い注文出していくぜ
っていう奇特な人たちが現れたら話は変わるけど。現れてもいいんですよw)
この条件でどうやったら応援してくれているVALUERさんも嬉しくなって、
自己VA自体の価値の向上を狙える方法があるのかと解いてみた結果分割というコマンドが導き出された。
分割後も777JPYあたりで流通が行われたら
早い段階からサカキを応援してくれた人は2倍の価値を保有することになる。
その間、私は自分の活動をもっと発展させて、より多くの人に知ってもらう努力をすればいい。
面白いと思ったら、VALUERの皆様も一緒にやっていることを盛り上げたり、自分の活動の発展のために機会利用して欲しいし、
面白くなくなったら、発行者は一定の価格帯でしか発行してないから
売り注文でている価格で売却して他の人の支援に回ってもいい。
このトークエコノミー文化自体が発展していくのが
私の願いだし面白いと感じるところ。
循環・流動・交流が活発になればそれでいい。
分割手数量はVAは売却したJPYから出せば、継続的にこのゲームをプレイできる。VA活動の経費的なイメージ?
私は今まで通り、本来やりたかったことをどんどんやっていけばいいだけだから、資金的・体力的・精神的負担にもならない。
というわけで、しばらくこの感じでやってみようと思っています。
本当はそんな感じで2分割→2分割ってやって行きたいけど
これから仮想通貨がどうなっていくかもよくわからないし
VALU自体もまた新しいルールになっていくかもしれないし
とにかく変化のスピードが早い世界に生きているので
あまり長期的な計画はがっつり立てずに、1ヶ月ごとくらいにフラグ立てて
これまで通りVALUライフを楽しんでいこうかなって思っています。
サカキミヤコ
広大な仮想空間の中でこんにちは。サポートもらった分また実験して新しい景色を作ります。