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In Bloomマシューの儚さについて考えてみた

ZEROBASEONEがついにデビュー!こんな短期間に素晴らしいデビュー曲を準備してくれてありがとうね……!

タイトル曲「In Bloom」での活動が始まったわけですが、ソクマシュー、まじでやばいです。どうしましょう、もう、、本当にやばい、、、、!(語彙力皆無)

マシューさん、あまりにYouth in the Shadeしすぎている。消えそう、儚い、切ない。無理。

アルバムタイトルを動詞のように使っていますが(笑)マシューのどのような部分がそうさせているんでしょうか。

マシューから醸し出されている「儚さ」ってどこから来ているんでしょう?どんなところがそう演出させているんでしょう?

私は3つポイントがあるんじゃないかな〜と思っています。


とまぁその前に、そもそも「儚い」って何?っていう話なんですよね。

Weblio辞書曰く『「儚い」とは、確かなところがない・淡く消えやすいことを意味する表現である。』『不確実であったり目処が立たない様子や状況を指す場合にも使われる。「儚い」は「美しい」と組み合わせて使われることも多く、頼りなく消えてしまいそうな美しさを意味する表現として使用される。』

「不確かでどこか消えてしまいそう…….」という感情を抱いたとき「儚い」という言葉を使うようです。

それとあと、もう一つ……..「消えるもの」や「なくなるもの」と一緒に、その対となる「生の象徴」同時に入れ込むと、より一層”儚さ”が強調される、というのがまぁあるんですよね…(ゴニョゴニョ….)


アルバムコンセプト

Youth in the Shade

デビューアルバム「Youtu in the Shade」のコンセプトを整理します。記事によると「この時代の青春の姿、つまり、煌びやかな青春の美しさとその裏の不安定さ」がテーマのようです。

歌詞

歌詞に注目してみましょう。

「世界が綺麗に染まっても」「結局枯れてしまうから永遠なものはない」「君のために運命を変えてみせるよ」「知らないふりをしたまま君に向かって走る」「僕の眩しい瞬間を君にあげる」 (意訳)

「2年半の活動期限(=終わり)はあるけれど、輝かしいスタートを切った9人の青春(=アイドル人生)は煌びやかで美しいものですね」ってことでしょうか。いや、「まだ不安定な僕達だけど、走って行くからね」かもしれないですね。

細かな捉え方は人それぞれだと思いますが、「始まりと終わり」がテーマなのは確かです。

以下の動画2:44あたり〜、「ゼロズのことを思い浮かべながらデビュー曲の練習をした」とジウンさんが言及しているので、歌詞中の君=ファン、で間違いないと思います。だとすると、知らないふりをしている人、眩しい瞬間を君にあげるよと言う人たちはゼベワンくん、ということになります。

コレオ

In bloomのコレオ、サビの部分はその場で個人で踊りますが、それ以外は全員で一つの形を繰り返し作っていく振り付けが多いです。

個人的に好きな部類のコレオなので非常にありがたい。全体で見て初めて一つになるやつ。

どうして今回のこのコレオが良いのかというと、引きで見たときに、1人1人のダンススキル!実力のアピール!というより楽曲テーマを再現しているように見えるステージになりやすいからです。ミュージカルなテイストになる、と言っても良いかもしれません。

全員で1つの形を作るので、そんなに入り組んで音を拾うような振り付けじゃないんですよね。ただの移動、ただの背景、ただの花びら1枚になるだけの単純な動きだからこそ、個人間での振りの活かし方が変わってきます。自由度が高く、活かすも殺すも自分次第。

マシューが「In Bloomはディテールよりもニュアンスが大事」とELLEのインタビューで答えていました。

「全員で作る1つの大きな形の一部」になっているあいだのマシューの表現に注目です。

表情管理

In Bloomでは、大きく2つの切り替えを意識してるんじゃないかな?と、個人的に捉えています。

その切り替えのタイミングは「サビ」と「それ以外」

[サビ以外]

とにかく目を閉じている瞬間が多い!ほぼ毎回同じところで閉じるので、多分タイミング決めてるんじゃないかなと思っています。瞑るまではいかないけど、伏し目がちのところも結構ある。

移動や背景のとき目線落としがちだなぁとは前々から思っていたんですが、今回は移動でも意図的に閉じきっている場面が多い。流れに身を任せているような質感になり、無抵抗なか弱さが出ますよね。

0:16~
1:04~
1:28~
2:45~

(このチッケム伝説)

[サビ]

1:28~1:34 ここわかりやすいです。

MVティーザーが出た時は「メテュにっこにこで踊ってんじゃん〜〜も〜〜可愛い〜〜♡」とか思っていたんですよ。「可愛らしい元気な感じか〜(ワクワク)」と、思っていたんです。はい、思ってました。が、完全に裏切られました。

______________ニコニコしてるの、そこ"”だけ”"じゃん________

「終わりのことは知らないふりしておいてあげるから、僕の眩しい瞬間逃さず見ててよ」みたいな(は?)

マシューのアイドルアイデンティティは「笑顔」ですから…..

光を目の当たりにすることで、かえって影が強調されちゃうような、なんかそんな感じがする。

まぁ、どんな理由でサビで笑顔にするのかは分かりません。が、見てるこっちはそんな風に浸ってるよ、っていうお話(笑)


さて、3つのポイントとして今まで書いてきましたが、ここまでを簡単にまとめると
①マシューがアルバムコンセプト(青春の美しさとその裏の不安定さ=儚さ)に合わせている 
②コレオがステージ全体の儚さ演出を助長している+自由度高め振り付けの中で、流れに身を任せた無抵抗な質感をマシューが出している 
③サビとそれ以外での表情の切り替え
です。

「どんな曲どんなコンセプトなのか分からないなら、メテュのチッケムを見ろ」と言いたい。カメレオン、演技派。曲だけじゃなくて、ステージ毎でも変えてくるし、変えようとする気が見えるのがありがたい。すごい。

マシュー本人がどこまで考えた上でこのステージを披露しているのか、私は正解を知りません(当たり前)全て個人的見解。もはや妄想。パフォーマンス妄想(?)笑 一種の一個人の楽しみ方、湧き方、感じ方だと思ってください。でも、こうやって何かと考えちゃうだけの余白を残すマシューのパフォーマンスに私は沼です。


余談
ここに貼ったチッケムの1つ目Music core(ウマチュン)1:11~のメテュパート、凄くないですか?一体どこで覚えたんだあの表情は。そもそも顎を引いたあの角度から目線を上げてくるだけでもう切ないのにその上眉毛が効いてる。あと、顔パーツの形をただ変化させるだけじゃなくて目の奥から感情が出てる。なので、眉毛も目も口もどこも動いてなくてもそれは無表情ではない。(何言ってんだ)


残りのチッケムいくつか置いておきます。




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