8.航空学生(3次試験)
前回は航空学生2次試験についてお話ししてきましたが、今回はついに3次試験です。
私が受験した時は、
という感覚もありました。
3次試験の概要
メインは実際にT-7というプロペラ機を操縦して、「飛行適性」を確認することです。
飛行適性検査
身体検査
面接
といった内容になります。
そして、この3次試験が最も重要視されている試験であることは間違いありません。
飛行適性検査
人生で初めて飛行機を操縦することになる人も多いでしょう。
実際に私はそうでした。
ここでは、飛行感覚などを実際に操縦して確認されるものです。
こればっかりは天性のものなので、対策にも限界はあるかもしれません。
試験会場
航空自衛隊航空学生の3次試験は、
山口県防府北基地
静岡県静浜基地
の2箇所に分かれて行われます。
どちらの基地で受験を希望するかを聞かれたような気がします。
基本的には住んでいるところから近い方の基地で受けるのが大半だと思います。
防府北基地も静浜基地もどちらもまさに初級操縦課程の学生たちが日々T-7で厳しい訓練をしている基地です。
防府北基地は航空学生課程の2年間を過ごすことになる基地でもあります。
私は防府で飛んだ経験がないので、なんとも言えませんが、静浜基地では地上目標がわかりやすいので、3次試験でも目標物がとりやすいと思います。
富士山、駿河沿いの地形など、素人でもはっきりリファレンス(参照点)として取れると思います。
試験日程
試験は3泊から、長いときは5泊くらいになるかと思います。
天候によりフライトができなかった場合に日程が後ろ倒しになるためです。
初日は座学があります。
ほとんどの受験生が飛行機の操縦は初めてなので、基本的な操縦の方法を学びます。
スロットル操作ではパワーの目安であるRPMなどを学んだり、上昇降下時のスロットル操作などを教えてもらいます。
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