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外国人介護人材と私の強み

国家非常事態宣言によるヘルスケアワーカーの海外渡航禁止に伴って出国が認められなかった、正看護師(看護資格保持者)ですが、この度正看護師も海外渡航ができるようになりました。

つい先日、介護士や看護師資格を持たない看護大卒が海外渡航できるようになって喜んでいたところ、あっという間に看護師もOKになりました。

このあたりのフィリピン人特有の応用優先主義が、私にとっては心地よいです。正看護師の渡航を認めず、看護師団体からの圧力があったのかもしれませんね。制度やルールに固執せず、状況をみて柔軟に変化していく姿勢が私は好きです。

ようやく11月に入りいろいろと動きが出てきそうです。しかし、12月になると完全にクリスマスモードに入って動きが止まりますので、この1カ月でどれだけ前進できるかがポイントですね。

【勉強と筋トレ】

さて、私はロックダウンが3カ月続いた7月の段階で、今年は準備の年と頭を切り替えました。生きていくために必要な最低限のコストでなんとか今年を乗り切り、来年から積極的に活動をしていこうと覚悟を定めました。

おかげさまで、〝ステイホーム〟の中での仕事は順調に進み、特定技能介護試験対策のオンライン教材と仕組みも出来上がりました。今では私がそんなに関わらなくても順調に合格者が輩出されてきています。

教材作りがひと段落し次にやるべきことは何かを考えて至った結論が、勉強と筋トレでした。

〝よし、勉強しよう!〟と決意したところで、ちょうどよい具合に国際認知症ケア学会のDementia Care Expart(認知症専門士)の試験が12月開催ということを知り、それに向けて勉強しています。

英語がびっしり詰まった3冊のテキスト読破の旅も、ようやく終わりが見えてきました。筋トレも順調です。

【自分の強み】

〝外国人介護人材の雇用〟というテーマにおいて私の強みは、アメリカで外国人介護士として働いてきたこと、そして、フィリピンではフィリピン人と同じ給料(4万円程度)で生活をしたことかなって思います。

なので間接的ではありますが、これから日本で働く外国人介護士の皆さんが抱くであろう、希望、期待、喜び、葛藤、不安や不満などの想いが手触りをもって感じることができます。

その上で、日本人として日本の介護事情も理解していることが、私の強みだと思います。

さらに今回、Dementia Care Expartの勉強を通して、もう一歩外国人介護士の気持ちに寄り添えそうです。なぜなら、外国語を使って介護の勉強をしているからです。

来日前の介護試験、来日後の介護福祉士の試験と、外国人介護士にとっては外国語を使っての介護の勉強が続きます。漢字や日本の複雑な制度について勉強するのは本当に大変だと思います。

良い機会ですので、私も訳のわからない難しい医療英単語を覚えながら、彼らの気持ちに日々近づこうと努力しています。

【〝教師〟として出来ること】

日本語の勉強、国家試験の勉強と勉強が続く外国人介護士に対して、〝教師〟として関わる人も増えてくるでしょう。私もそのうちの1人です。

生徒さん達から、〝先生〟と呼ばれる言葉の魔力は強いですね。大したことを教えているわけでもないのに〝先生〟と呼ばれてしまうと勘違いしてしまいそうです😅。

同時に、先生という言葉に安住してしまうと危険だなと感じています。生徒さん達が勉強して成長していこうとしているのだから、私も同じスピードで勉強して、成長していく姿勢を見せていかなくてはいけませんね。時代もどんどん変化しています。

だからこそ、今年は勉強と筋トレ。Dementia Care Expart の試験に向けて、11月はさらに勉強頑張ります!!

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