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Big4のキャリア 【システムリスクコンサルタント】

はじめに

私はBig4でシステムリスクコンサルタントの仕事をしている社会人です。
新卒でIT企業に就職したものの、3年で退職し、Big4に転職しました。その結果現在は、楽しく働けております。

この記事ではBig4のシステムリスクコンサルタントのキャリアについて語りたいと思います。

システムリスク部門についても、公認会計士と同様に次の通りの職階が設定されております。

Big4の階層について

(1)コンサルタント/スタッフ
(2)シニアコンサルタント/シニアスタッフ
(3)マネージャー〜シニアマネージャー
(4)パートナー

(1)コンサルタント/スタッフ

入社後はまず、一番下のコンサルタント/スタッフ階層からスタートします。
システム部門はSEからの転職者が多いため、基本的には未経験の扱いとなり、一番下からスタートします。
他の監査法人などの経験者は場合によっては(2)以上の職階での採用もあり得ますが、基本的には(1)スタートとなります。

概ね4年程度スタッフ業務を担当し高評価が得られればシニアに昇格します。この辺りのスピード感も公認会計士と同様となります。

スタッフ層の年収は残業次第ですが、500万〜700万程度に落ち着く場合がほとんどです。
第二新卒でBig4に転職できた場合は、若いうちから比較的高年収を狙えます!

(2)シニアコンサルタント/シニアスタッフ

上述の通りスタッフを4年程度経験し高評価が得られればシニアに昇格します。ここまでは比較的年功序列となります。
シニアに昇格すれば年収700万〜1000万程度を見込めます。年功序列でここまで上がれることが比較的高コスパと感じてます。

なお、シニアの業務は小規模クライアントの現場責任者や大規模クライアントの管理等が想定されており、業務の量、質と共に負荷が高くなります。
また、シニア職層より、残業代次第では年収1000万を超えてくる人が発生します。

(3)マネージャー〜シニアマネージャー

マネージャー以上の昇格は年功序列ではなく、実力主義の傾向が高いです。
周りを見ている限りだと、3〜4年程度で昇格している人もいれば、その一方で10年程度シニアに停滞しており、なかなか昇格しない人もいるようです。

またマネージャー以上は残業代がつかなくなり、月給は固定になります。
現場の作業の巻き取りや業務調整に忙殺され、基本的に皆忙しそうにしている印象が強いです。
またセールス、デリバリーの実績によりボーナスの額も大きく変動するようで、結構年収にもばらつきが生じる印象が強いです。ただし、多くの法人では1000万円以上もらっているケースが大半だと考えています。

(4)パートナー

多くの法人では評価の高いシニアマネージャーがパートナー昇格の候補者となり、一部の優秀な職員のみが昇格できるステージになります。

法人の中では、最上位の職位となり、一般企業に置き換えると役員クラスの職位となります。なお、昇格できる人数がかなり限られており、狭き門になっている印象があります。

パートナーの年収は事情については、あまり耳にしないので詳細は分かりませんが、口コミサイトなどを見る限りだと1500万〜であることが目安のようです。

最後に

いかがだったでしょうか。
本日はBig4のキャリアについてを記事にしてみました。
各職階毎に地道に昇格をし、上の役職に上がっていくという点では、一般企業と同様と考えています。

一方、スタート段階のスタッフ層の昇格スピードは一般の事業会社と比べても早い印象があります。若いうちからある程度稼ぎたいと考えている人にとってはBig4でのキャリアは個人的にかなりおすすめができます。

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