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海外で活躍するための"言語力以外"の要素5つ

 1:「抽象化能力」

難しいことを簡単に伝える能力。10個言いたいことがあるときに最も大切なことを2つ・3つ程度にまとめる能力。 言語の行き来をする場合も、先に頭の中で日本語でまとめることで各段に伝わりやすくなる。
逆に、ふだんものごとを長々と起承転結で伝えたり、話を脱線させながら話す人は、外国語だとメッセージが伝わりづらくなる。
外国語のコミュニケーションは、必ずしも英語ができるできないではなく、抽象化力で差がつく。

2:「あいまい耐性」

細かいことを気にしない力。変更にも柔軟に対応できる姿勢。例えばタイでは翌月に祝日が追加になったりすることがよくあるし、予定通りに事が運ばないことはしょっちゅう。日本に比べれば世界の大半は予定や計画がゆるい世界。そこに苛立たつことなく、むしろ修正行動を素早く取る前提で動くことが重要。

3:「ノンバーバル」

表情筋がよく動く人、ボディーランゲージが豊富な人。外国人との仕事では意思伝達力が決定的に落ちる。どれだけ自分が言葉が得意でも、相手の理解力があるとは限らない。「見た目」で伝えられるよう、身振り手振り、豊かな表情、そして可視化して物事を伝える。

4:「内省力」

日々の自分の経験を学びとしてストックする能力。海外では、周囲からの情報のシャワーが母国語以外で飛んで来るので、放っておくと吸収量が落ちてしまう。だからこそ、その日見聞きしたことや感じたことを自分で言語化する習慣が大事になる。

5:「ネットワーキング力」

日本人外国人問わず仲良くなる能力。現地の人のココロを掴むために、相手の文化慣習に関心を持つ。日本人社会も会社や業界問わず薄く広くつながっているので、幅広く情報を得ることで成功が近づく。単に繋がるだけでなく自己開示と共感力で相手と距離を詰めることも大切。

これらをぜーんぶひっくり返して、

・話が長い、わかりにくい人
・細かいことにイライラする人
・無表情でリアクションが少ない人
・考える習慣が無い人
・自分の世界に閉じている人


は、いくら英語が出来て資格を持っていても、海外で活躍しづらいんじゃないかと思います。

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