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人生の中でも特に衝撃を受けた思い出のラノベその1『ゼロの使い魔』

お疲れ様でございます、JACKPです。今回のシリーズでは人生に影響を与えた最高のラノベを順に紹介していきたいと思います。
 今までに沢山読んできました、色々なライトノベルの中でも特に、人生の中で一生の思い出になった程心に残った作品をご紹介していくこのシリーズ、まず第一弾は、間違いなくこの作品のおかげで異世界転生ものが定着したというほどの有名な作品。

ゼロの使い魔

ゼロの使い魔は、当時シャナと時期を同じくして釘宮病と呼ばれる病を蔓延させた要因の一つであり、まだ全くジャンルとしてなかった概念として、異世界転生シリーズを世に定着させた素晴らしき伝説のラノベであります。この時代はまだ有名な異世界転生のラノベ自体ほとんど無く、このゼロ使がアニメ化されてから徐々にこのネタを擦るなろう系作家が急激に増え出します。
そしていつしかなろう系、無双系、異世界転生シリーズとして呼ばれるようになっていきました。

異世界転生の走り

今では当たり前ですが、当時はとても新鮮で日本人の主人公がヒロインの使い魔召喚で魔法学校の教室にいきなり転移させられると言うストーリーにめちゃくちゃ魅力を感じたことを今でも覚えています。
 異世界転生には大きく2種類あって、死んで赤ちゃんからの転生と、そのままの見た目で異世界に連れていかれる、あるいは姿を変えられて送られるパターンかありますが、これは後者のパターンです。
ハリーポッターのような世界観(かなりオマージュされている)に日本人高校生が呼び出され、特別なスキルと現代日本人の知識を使って認められていく、みたいな内容がすごく好きで、自分が異世界転生を好きなのは、この作品のおかげです。

ルイズと釘宮理恵さんとロリッ子

当時すこぶるはやった釘宮病。要因はまだ若手だった釘宮さんがやる役がツンデレロリッ子ばかりで、その声とセリフが相まって数々信者を生み出してましたね。自分も若い頃しっかり病に罹って、このゼロ使のルイズや灼眼のシャナが大好きでした。あとハヤテのナギも流行りましたね。自分にとって今でもルイズは好きなアニメキャラのトップに入ってます。
しかも実はツンデレという言葉が生まれてからまだ間もないこの頃に、釘宮さんのキャラ達のおかげでツンデレと言うイメージが定着しました。
 なので色々とオタク文化の先駆けのような作品であると言えますし、まさに時代を作った作品なんです。

ストーリーと恋愛

当時これも流行りで王道だったハーレムもので色んなヒロインにモテまくり→ルイズに怒られる→おしおきのオチが定番でした。
 結局は浮気性の主人公も肝心な時や最後はルイズ一途に結ばれてるので、意外と真っ当な恋愛作品に落ち着きます。
 個人的にはアンリエッタとかすごく好きでしたね。でもあの一人戦争のシーンとか見るともうルイズ好きになるに決まってるよなぁ。アニメ2期の最期はCLANNADくらい泣いたんじゃないかな。曲もいいのよ。ルイズのドラマCD聞かないと寝れない身体になってた時期もありました。
 当時平賀才人が好きすぎて、ネットネームはSAITOでしたし、ガンダールヴを左手に書いたりルイズは俺の嫁宣言してる痛いやつでした。でもめちゃくちゃ世界観に引き込まれて、一時期頭の中はゼロ使一色になるほど好きだったので、やっぱり自分の中で特別なものだったのだと思います。あれが青春というんですかね。悪くはなかったかなと思います。

BGMとOPED曲が良い

これは絶対語りたかった、ゼロ使は、挿入歌がいいんですよ。中世魔法ファンタジーのエレガント感やハリポタ的世界観の怪しげな雰囲気のBGM、そしてサイトが本気を出した時に流れるあの曲!たしかルイズのテーマだったかな。今でも一番好きなアニメBGMです。ハルヒのいつもの風景や、らきすたのこっぺぱんを抑えての一位です!本当に神曲とはこのこと。そしてOP、どれも全部最高で大好きなんですが、特に2期のI SAY YESは自分を奮い立たせる応援歌になってます。まさに自分を構成するテーマ曲ですね。歌詞が熱くなる内容で、アップテンポなものが好きです。

悲しみの最期

 本当に当時息が詰まりそうで、思い出すだけでも泣けてくるんですが、完結まで後数巻、と言うところで、原作者が亡くなってしまいます。なんでしょうね、このやりきれない感情が渦巻いて、とにかく本当にショックでした。
大好きなこの世界観を作った人の次の作品が見れないとか、続きが見れないとか色々ありますが、人の死をここまで身近に感じたのは当時まだなかったかもしれませんね。
幸いにもプロットは先生が書き上げていたので、アシさん等がゴーストライター的に続きを書いて完結させて下さいました。本当に感謝です。皆んなで先生の作品と思いを繋いでくれたおかげでアニメの方も5期くらいにわたって完結、原作もしっかり終わりを見ることができたので、これほど愛された作品も中々ないと感じました。
 いつかまたこの作品を思い返して私は泣くんでしょうけど、ゼロの使い魔をいつまでも忘れないでいると言うことが自分にできる唯一の感謝だと思ってます。人々から忘れられるのは、一番報われないですからね。

終わりに

さて、湿っぽくなったのでそろそろ終わります。ゼロの使い魔は自分の中で特別であり、これを超える作品はもう飽和状態の今の世では絶対出ないだろうと思っています。しかしながら、ラノベを読み続ける手を止めるつもりもありませんので、また良き作品に出会えることを期待しております。今回はとりあえずこの辺で。お疲れ様でした


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