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池鯉鮒さんぽ 在原業平と杜若と於大さまと

6月10日に知立市にある八橋かきつばた園に行ってきました。
三河国であった知立市は、何といってもこの方が有名。

伊勢物語の主人公にして六歌仙、そして元祖イケメンと言われる在原業平!!
初めて降りた三河八橋駅でも業平に関するゆるキャラがお迎えでした。

かきつばた園の様子。
実はもう殆ど終わっていたのが残念。
来年リベンジですね。




園内には、京都の和菓子、八橋の元となった「八橋伝説」兄弟の墓もありました。仲良く二つ並んでいました。





これは、八橋伝説のイメージを、どろろの醍醐兄弟に託して描いたイラスト。
偶然ですが6月10日は、旧暦4月22日でした!!
ヘッダーにもなっている!!


八橋を渡る醍醐兄弟


実際の八橋

そして八橋といえば、謡曲「杜若」。
これは、在原業平の烏帽子と、駆け落ちした二条后の衣をまとった杜若の精が恋之舞を舞う演目となっている。



謡曲 杜若

園内には、謡曲を彷彿させる場所もあった。
本当こういう所くると、時代もののロケをしたい気分にかられる…






このように在原業平が有名ですが、今回この地を訪れたのは、こちらが目的でした、それは、
山岡荘八版、『徳川家康』によると、この三河八橋で、

のちの竹千代の母、於大を巡り、壮絶な争奪合戦が行われた場所

でありました。
当時、刈谷から岡崎へと嫁ぐ於大を良しとしない於大の兄、信元によって、
花嫁行列を襲い、於大を奪うという計画が持ち上がりました。
その通過点が、こちらの三河八橋の水郷であったのです。

こちらの一見平和に見える田畑や、逢妻川にかかる逢妻橋にも伏兵が潜んでいたんです。






逢妻川



逢妻橋

この奪還計画はもちろん失敗に終わります。
そうでないと、竹千代生まれませんからね…

そして、次は三河八橋駅から二駅の知立駅へ…
11日まで開催の、「知立公園花しょうぶまつり」見てきました。
もちろん、山岡版家康ツアーはどうする家康ツアーでもありました…
近くの知立神社は、家康の側室、例のお万の方の誕生地でした…








知立神社の中には、家康の次男、秀康の展示がありました。







最後に…
今回たまたま在原業平ゆかりの地でもありましたが、四月に訪れた奈良の法華寺で、その時は杜若満開でしたので、その時の写真を載せます。



法華寺の杜若


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