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はるのうた⑤

でも僕らがそれを見つけるのは無理かもしれない夜の樹に蔓をからめてゆくカラスウリ

「回転ベゼル」は、わずか6頁の短い物語である。紹介記事には、ラブレー、セルバンテス、ホメロスがラジカル結合したような作家だ、なんて書いてある。なるほどと書きながら私が思うのは、物語がとっても短いので読むのが楽だということ、ベゼルをテーマにした物語を書いてくれてありがとうということ、でもベゼルは殺さないでほしかった。


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