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冬の短歌㉒(Advent Calendar 2023)

犬たちは動物文化センターで二時間ごとに五分話した

「スライム」は本来、ある種の性状を持った物質(どろどろしたもの、ぬるぬるしたものなど)を大ざっぱに指す言葉であった。転じて、ゲル状、アメーバ状の半固形の物体の総称として使われるようになり、その後アメリカでは、触って遊ぶための玩具も生まれた。せいぜいがアメーバ状の小さな怪物という扱い。だから、86年の日本で、水滴状の体にグミ状の構造を持つ新たなスライム像が生み出されたことは、驚嘆すべき発明であると言える。おまけに、大きな丸い目と笑っているかのようなU字型の口が描かれることで、一気に愛らしいマスコットキャラクターになってしまうときては。

https://adventar.org/calendars/8598

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