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未来(過去)

あらかじめ(馬鹿げたほどの数の星)すべて未来で失われている

真夜中のプール、真っ暗ななかをひとりで泳ぐ。ひとしきり泳いで浮かびながら顔だけをだして休もうとすると、途端に蚊が襲ってくる。避けようとして水に潜って移動し顔を出すとすぐに蚊も移動してくる。優秀な温度センサー。対策が必要だ。プールサイドに砂糖水の瓶を置くとか体温の高い加奈田くんを囮に使うとか考えているうちに最後の一滴まで蚊に血を吸われてしまう。いったい何匹の蚊があなたの血を吸いつくすのに必要だろうか。

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