桃源Qをみたよ! #9

こんばんは!すっかり秋ですね。
今日は10月19日です。「10月19日」、「十、ten、九」、「とお、てん、きゅー」、「とーてんきゅー」、「とうげんきゅー」……

というわけで、今回は『桃源Q』の第9話「昨日、今日、明日、Q億年」の感想や考察などを書いていきます(まだ観ていない方はネタバレ注意です!色のついた部分は大まかな内容です)!

ラジオから流れるニュース。世界中の至るところに空間の割れ目が生じて、そこから異世界の住人が現れて今日でちょうど一年経ったとのこと。
ラジオを聞いている女性(以下、Q)と、Qのもとへ帰ってきた男性(以下、赤星)。赤星は普段、研究室でカンブリア群の化石の研究をしているらしい。新種のカンブリア動物群の化石を見つけたいと語る赤星。ペルセウス座流星群の話をする二人。
黒いスーツを着た人物たち。本部の時空警察の職員らしい。現場のエージェントたちに、目標(赤星とQ)にばれないように近づくよう伝えている。応答する現場のエージェントの二人(以下、ホラーマン・かき氷)。時空警察の目的は、赤星とQの仲を引き裂くことらしい。目標が動き始めたと、赤星とQを観察するホラーマンとかき氷。
赤星が長い紙と箱、ペン、穴あけパンチを準備する。今からオルゴールを作るらしい。「どんな曲が鳴るの?」、「わたしも書きたい」と赤星に話しかけるQ。ペルセウス座を書こうとするもどんな形だったか分からず、本で調べる赤星とQ。

七夕!ペルセウス座流星群!第8話から一ヶ月以上も間が空いていたのはたぶんこれらが第9話の内容に出てくるから?
時空警察本部のデタラメ英語が面白かった。本部がお寺っぽいの何でだったんだろう。黄泉の国と関係があるのかなあ?第9話の時空警察の職員は、全員実は前世が赤星だった説とかありそう?!
ホラーマンとかき氷……時空警察のコードネームは個性豊かだなあ……どちらも夏にちなんでいるのかなあ。
オルゴールを作る赤星とQはかわいい!ウィワクシア座、ハーペトガスター座、オパビニア座とこれまでのメインビジュアルに出てきたカンブリアモンスターの名前が出てくるのも良いですよね。赤星が「あと、アミスクウィア座」と言ったとき、Qは「おお~!」と喜んでいるように見えます。これはもしかして……

「レーダーの反応から二人が赤星とQで間違いなさそうだ」と本部へ報告するホラーマン。あまり危険そうに見えないとも本部へ伝えるホラーマン。この赤星とQは大きなバグエネルギーを持っていると本部の職員は話す。本部の職員の一人、ダンシングピエロによると、一年前にネッシーが吐いた光線により、並行世界の境界線が崩れたとのこと。並行世界を行き来できるようになった今、本来別々の世界線にいた赤星とQが出会って恋に落ちる事態も起こっているらしい。別の本部の職員の話によると、この赤星とQも別々の世界線の二人で、四億年もの時差があるとのこと。「四億年!?」と驚くホラーマン。本部の職員の一人が、Qは四億年前の時間の世界から赤星のいる世界へ迷い混んでいると話す。Qが人間の形に見えている原因は詳しくは分からないが、Qが持つエネルギーが人間として実体化しているらしい。
すでに並行世界が溶け合って一つになってからもなんだかんだ上手くいっているのに、赤星とQの仲をわざわざ引き裂く意味があるのだろうかと話すかき氷。それに対して、意味なんて無いと返すホラーマン。ホラーマンとかき氷は赤星とQへ近づこうとする。

四億年は凄いよなあ……。時空警察の話によれば、Qは人間の形をしているけれど人間ではないらしい。やっぱりQは……
かき氷はわりと赤星とQの恋に対して、穏健派っぽい?一方で、ホラーマンは淡々と仕事をこなす感じっぽい。

オルゴールを作るのに疲れたので、ラジオ体操と休憩をしようとする赤星とQ。赤星が録音していたラジオ体操第一を流そうとするも、ホラーマンとかき氷の邪魔により音が流れない。音が流れないので歌いながら体操する赤星とQ。体操を終えて、二人はコーヒーを淹れようとする。コーヒー豆を消すホラーマンとかき氷。今度こそ二人の仲を引き裂くことができたかと思われたが……。この前買った紅茶を飲もうとする赤星とQ。このままでは強行突破するしかないと、ホラーマンとかき氷。

ラジオ体操のシーンの赤星とQはめちゃくちゃかわいい!ブックレットに第9話のコンセプトアートが載っているんだけど、それを見てから改めてこのラジオ体操のシーンを観るとグッとくるんだよなあ。
これまでは時空警察によって二人の仲が引き裂かれていたけれど、今回はずっとラブラブなのも嬉しい。

オルゴールが完成したので鳴らそうとする赤星。「三つ数えたら開ける」と話す赤星。「三秒したら撃ちます」と宣言するかき氷。3、2、1……で流れるオルゴールの音楽。銃を持つかき氷の腕を掴むホラーマン。オルゴールの音楽を聴く赤星とQ。「いいんですか、これで」と問いかけるかき氷に「いいんだよ」と答えるホラーマン。
オルゴールの音楽を聴いて、子どもの頃を懐かしむ赤星は化石に語りかける。「出会ったあの日からずっと思っているわ(出会ったあの日からずっと思っているよ)」と赤星とQ。Qによる赤星へのメッセージがあり、エンドロールへ。

カウントダウンのシーンはめっちゃドキドキした。オルゴールバージョンの『2Q21』も素敵でした!
Qの姿が見えなくなって赤星が化石に向かって語り出すシーンで、うわぁー!ってなった。赤星とQはずっとラブラブな会話をしていると思っていたら、赤星はずっと一人で語っていたらしい!観終わったあとにもう一度観たら、赤星は人間の姿のQのことを直視している場面が無いんだよね。スゴいなあ……。
赤星が子どもの頃を懐かしんで化石に語りかけるシーンとQが全ての赤星へ語りかけるシーンがめちゃくちゃ好き。
Qのセリフで「ふよふよの身体をめいっぱい動かして、海の中をぐわーって泳ぐ」とあるので、第9話のQの正体はアミスクウィアだと思われる。たぶん。
Qによる赤星へのメッセージの冒頭部分は「光スイッチ説」が関係していそう。Wikipediaによると、アンドリュー・パーカーはカンブリア爆発の原因として、「光スイッチ説」を提唱したらしい。メインビジュアルのイラストの背景(海?)の色がだんだん明るくなっていたのも、Qのこのセリフと関係がありそう。
たぶん、Qにとって赤星は太陽のような存在なのかもしれないなあと思いました。それがいつのまにか(?)、赤星にとってもQが太陽のような眩しい存在になっていた……。
『桃源Q』、素敵なラブストーリーでした!

蛇足の一首!

昨日、今日、明日、Q億年 いつかみた光をきみにもみせてあげるよ (西淳子)

『桃源Q』がきっかけで、南極ゴジラさんに恋をしたので、また今後も感想などを書いていきたいと思います。

おわり!