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人生100年をどう生きたいか

 この間、ライフシフト2という本を読みました。私たち人類の多くが100年近く生きる可能性が高く、その中でどう生きていくかを論じた本です。この本をきっかけに、自分自身が100年生きると仮定して、どう生きて生きたいかを考えてみました。


100年への期待と不安

 人生100年への期待として、100年分の世界の移り変わりを体感できることがあります。私は変化する事に対して、どちらかと言えば面白さを感じるので、100年の変化を体感できるのは純粋に楽しみです。具体的には、どんな新しいテクノロジーが出てきて、私たちはどんなことがもっとできるようになるのか、どんな新しい文化が出てきて私たちの感性を刺激してくれるのかが楽しみです。
 一方で人生100年への不安として、その変化が自分自身を不安定にする可能性があります。分かりやすいのが、生活の糧であるお金を稼ぐ仕事が、自分には出来なくなったり、自分以外のものにとって替わられることへの不安があります。それこそ、新しいテクノロジーによってほんの数年で自分自身が不安的な状況に陥るかもしれません。

どんな風に生きたいか「ずっと仕事メインは無し」

 期待と不安があるなかで、どんな風に100年を生きたいのかを考えてみました。まず、5年以上連続して仕事メインで生活をするのはやめたいです。
 100年生きる上で、お金の面からお仕事をかなり長く続けていく必要があります。私の親世代までは、何十年も連続して働くことが当たり前でしたが、私の世代では親世代よりもさらに10~20年は長く働く必要があります。そんな長い期間、仕事メインで生きていくことは精神的・肉体的にとてもキツイですし、仕事を辞めて引退したとたんに、一気に孤独になる恐れがあります。先に書いた通り、世の中の変化で自分が今の仕事を出来ない、他に替わられる可能性を考えると、仕事メインではなく学び足す期間も必要だと思います。
 以上のことから、5年以上連続して仕事メインの生き方をするのはやめて、だいたい1~2年の子育てや学習メインの期間を持ちたいです。仕事以外のことをして、自分をしっかり見つめ直したり、労働者以外の自分の役割を通して自分の価値を改めてみたり、自分をしっかり充足させたりしたいです。きっとこうした期間を持つことで、また仕事を再開した時により活躍できるようにもなると思います。

どんな風に生きたいか「なるべく外に出る」

 仕事メインを5年以上続けたくはない理由を先述しましたが、もう一つ理由があります。それは、外に出る機会を持つことが出来にくいからです。
 私たちが生活している社会は、当然ですが家と職場以外にたくさんの活動場所によって成り立っています。しかし、仕事メインで子育てもしていると、家と職場以外の場所に行く機会はなかなか持てませんし、何よりそこで活動することも難しいです。
 そうした活動場所では、家族という婚姻と血縁による関係、職場という雇用関係とは全く異なる関係性を持つことが出来ます。仕事メインだけだと、退職したとたんに孤独になるかもしれませんが、こうした複数の関係性を持っておくことで、人生の幸福感に大きな影響のある「孤独を防ぐ」ことができると思います。
 色々な活動場所に行くために、積極的に外に出て直接色んな人に会いたいです。今はSNS等で簡単に関係性を持てますが、私は直接出会うことができる活動場所に行く方がもっと楽しい関係性を持てるのではないかと思っています。

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