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新規事業開発に携わって半年が過ぎたので、振り返ってみた。

どうも、たかみーです。
この記事はドクターメイト《秋のnote大運動会 2023》11日目の記事です。

カスタマーサクセスのSMB領域で、オンボーディング担当として2年以上働いてきた私ですが、今年の4月にインキュベーショングループに異動することになりました。(CSでの活動記録はこちら

今回は、インキュベーショングループとして半年間働いた感想を書いてみようと思います。

本イベントの9日目を担当していた永さんと2名体制でスタートして3ヶ月、1名増えた3名体制で3ヶ月、少数精鋭で走りきった半年間です。私達は新規事業開発をすることで、既存事業に続く第2の柱(事業)を作り、会社の成長に貢献します。グループの詳細は永さんの記事で。

新規事業開発って何してるの?→意外と泥臭いよ

私は新規事業を開発するって何するの?と思っていました。
私はアイデアマンでもないし、素敵なキャッチコピーも作ったことない。
なんとなくですが、クリエイティブのスキルを発揮してるキラキラした集団だと思っていましたので、とてもプレッシャーでした。

たしかにクリエイティビティを発揮する一面も必要です。しかし、それがすべてではないです。

やっていることは泥臭いです。今日失敗したことは、明日には改善する必要があります。やったことのない(もしくは苦手な)業務も任せていただいています。そりゃもう大変です。そんなお話をしようと思います。

思った以上に大変やぞ① 思考・マインド面

既存事業と新規事業の違いの一つとして、1ヶ月の業務時間のうちほとんどをイノベーションについての思考に費やすことがあげられます。

既存事業にはこれまで培ってきたノウハウがありますので、今のお客様に信頼をしていただいている事業を成長させ、さらに高い満足度を求める必要があります。既存事業の成長曲線を守ることが重要ですし、イノベーションに思考を使う割合は少ないことが多いです。

(それぞれのメンバーがより良いチームを目指してたとしても、毎月スクラップアンドビルドなんてされたらたまったもんじゃない。笑)
(とはいえ、スタートアップらしく急成長ができているので、大きな変革が必要であることも間違いではない)

それに比べて私の脳みそはというと、「それって医師法に抵触しない?」「抵触するなら、しないような仕組みを考えなおして!」「今の構想しているプロダクトってサービス価格いくら?」「お客様に価値を感じてもらえる値付け?」「機能を見直して原価構造を洗い直して!」のように答えのあるようでないような世界で正解を決める作業が多かったです。

商品を開発するという一見キラキラした世界に身を置いているように思われますが、脳みそに汗をかき続ける量がちがうので、精神的にはかなりタフネスな環境でした。

思った以上に大変やぞ② 実務面(法律)

実務面では2つ。弊社は「医療をもって介護業界に貢献する」企業になりますので、厚労省の定めたルール・ガイドラインと各自治体の解釈を遵守した上で事業を作る必要があります。

皆さん、各省庁のHPであったり、公式文書、調査レポートを見たことありますか?初めて見たときはめまいがすると思います。笑

私は初めて厚労省の資料を読んだときは、何も頭に入ってこなかった。笑
厚労省の文章表現に慣れるまでは、かなりの数の資料を読みまくって「雰囲気に慣れること」から始めました。

思った以上に大変やぞ③ 実務面(THE MODEL)

事業をスモールスタートする上で一番衝撃だったのは、THE MODELで分業していることを「全部やる」ことでした。

・やべーFAX反響ない
・やべーISでアポ取れない、ナーチャリングできない
・やべー商談しても反応が悪い
※そもそも上記の職種をやったことない

それぞれのタイミングで顧客の求めているものを提供できなかったのはなぜか?を考える毎日はとても大変ですが、楽しいです。
新規事業で顕在化した課題(顧客が買わない理由etc)はどのようにすれば解決できるのか?などの小さな改善を積み重ねることで、なんとか顧客からのご評価も改善してきました。
※抜本的にサービスの建付けを変えたりもしましたが、勇気のいる決断でしたが、お客様から高評価をいただけるようになりました!

いろいろなタスクがあって大変じゃないの?

大変ですが、つらくはないです。私の性にあっていると思います。
最近では、「今すぐ欲しい!」というスピード契約もいただくことができています!というか、初回の商談で有効商談にならない確率がほぼゼロというぐらいにご評価をいただけています。

このご契約をいただけた背景には、「今日の商談でできなかった失敗」を「明日の商談にはできるようにする」という高速PDCAを回せているからだと思います。このスピード感もまた気持ちがよい。

じつは前職(1社目)でも似たような経験をしたことがありました。
新卒10ヶ月目で、PMF直後の新規事業を任されました。(CSっぽい業務の1人目としてアサイン、3年ぐらい一人部署でした)

前職上司はいつも、「俺は毎年100%成長する営業組織を作る」「高見の仕事も倍になるんだから、倍にならないように今年中にイノベーションを起こすんだ!」と信頼感をもって仰っていました。(新卒に対して)

そして前職上司は有言実行で売上を伸ばしてました。
私はというと普通の新卒なので、すぐにイノベーションを起こせるはずもなく、ちょっとした改善ができても焼け石に水。
毎年150%増くらいのペースで業務時間が増えていったのは良い思い出です。結果として、私が所属した事業は「第2の柱」となりました。

この経験があったからこそ、それをふまえた現在は「新しい世界には、まずは飛び込んでから考える」という思考を大切にして、日々の業務を楽しく進めることができています。

どういう人が向いているのか?

3つの素養のどれかがあれば嬉しいです。

①くじけずに、試行錯誤を楽しめる人
ドクターメイトが非連続の成長を続けて、介護業界に貢献し続けるためには「開発中のサービスは業界に必要である」と信じることが大事。「成功するまで失敗をできる人」しかも「めっちゃ楽しそうに」を体現できる人であれば嬉しいです。
※Valueの一つに「楽しみのレセプターを最大にする」があります

②決まったことをやり切ってくれる人
歩けば問題が出てくるような毎日です。ですが、決めたことを1回2回の失敗で方針を変えていては、事業が成功に近づくことがありません。一方で、やりきった先には改善案が必ず出てきます。量で担保することも大切です。

③決まったことに疑いをもってくれる人
②とは真逆の考えですが、やろうとしていることが本当に正しいのかを考えれる人も貴重です。それって本当に正しいの?別のアプローチの方法もあるんじゃない?議論に刺激をくれるような視点を持っていたり、物事を批判的に捉えることでリスク検知ができたりする人も必要です。

まとめ

ドクターメイトは介護業界の医療課題を解決するために、様々なチャレンジをしています。
一つや二つのサービスだけでは業界の皆さんが抱えている課題のすべてを解決することができないので、新しいサービスをどんどん生み出すことも必要ですし、生まれたサービスをどんどん育てる必要があります。全然人が足りません。笑

私達が成長する先には、必ず笑顔になってくださっているお客様がいらっしゃいます。介護業界に笑顔を増やすべく、社会課題を解決したい仲間を募集しています!

興味がありましたら以下のリンクをクリックしてみてください

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