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「浅田家!」を観て来ました。

TOP画に「赤々舎」まで入らなかったのが残念。
この写真集は、以前、目の前で浅田さんにサインしていただいたもの。
…ポスターを取り損ねました。

長期間にわたって上映しそうだから、と油断していたら、どんどん上映回数が少なくなってきたので慌てて行ってきました。
いまのこのご時世というのもあるし、5月に義母を亡くしたばかり、というのもあるし、結論から言うと、ずっと泣きっぱなしでした。涙腺弱すぎ。
映画館が密じゃなくてよかったです。だから心置きなく泣けるな、と最初に思ってしまったら最後。本当にずっと涙を流していました。ハンドタオルがぐしょぐしょ。眼鏡だったし、マスクが邪魔でしかたありませんでした。
あれ?マスクって涙を吸い取るもの??
布マスクだったら拭き取らなくてよかったかもしれません。(そうなのか?)
「くすっと笑える場面もあるよ」とは聞いていて、確かに楽しい場面もあったけれど、それさえ私には涙腺刺激要因になっていました(笑)

映画を製作するにあたり、創作も入っているのですが、なんというかもうすべてがツボで。

家族の在り方も、写真に対する向き合い方も、劇中で使われている写真の再現度の高さも。いくらご本人が撮影されているとはいえ、あれは凄かったです。
二宮さんは私が想像する浅田さんのイメージ通りでしたし、登場人物が全員いい人で、ハマリ役でしたし、最高でした。

パンフレットは、巻頭が浅田さんの写真でしっかりしたつくりになっているからいいものだと思うよ、と教えてもらっていたので絶対買うつもりでした。
売店にずっと欲しかった『アルバムのチカラ』もあったので一緒に購入しました。これからゆっくり拝見します。

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観終わってから、写真をやっていない、観た方の感想をお聞きしたら、笑って温かい時間を過ごせたとのこと。そうなのー?いや間違ってないです。心が温かくなる映画でした、確かに。

泣きすぎだわ、私。どうしたー。

でもね。今日は私の誕生日なのですよ。
無事に今日まで過ごせたな、おめでとう私、お祝いのメッセージをくださった方々もありがとうございます、出会いに感謝、とか思っている状態で観ちゃったのでね。

ちなみに温かい時間を過ごせた方は同じ誕生日の方で、おめでとう、私たち!と毎年メッセージを送り合っている大事な方です。

浅田さんを尊敬しているのに、映画になると親目線になってしまうし、心がしっちゃかめっちゃかになってしまって泣いてしまったと思われます。感動と感情移入がごっちゃになって。

ご存じない方もいらっしゃると思うので書いておくと、浅田さんは三重県の津市のご出身です。私は隣県に住んでいるので親近感が強い理由の一つでもあります。津に住んでいる写真をやっていない友人と先日会ったけれど、この話をしそびれました。ほんとにすごいことなんだってば!うらやましい!と力説したいと思います。何事もなければまた会うと思うので。
三重弁が昔から大好きです。こちらから引っ越していったその友人も三重弁を話すようになっていて、ああ、このイントネーション、この語尾…と映画を観てきゅんとしました。

あとこれはなかなか行けなかった理由のひとつでもあるのですが、震災のシーンがどのように描写されているのかな、というのが怖くもあったんですよね。
自分のメンタルが大丈夫なときじゃないと持たないだろうな、と思ってしまって。
でも、この映画の大事な部分なので、行くならしっかり観たかった。
実際に被災された方がどう思われるかはわかりませんが、映像を観て苦しくなりそうな映像は避けるように配慮しつつ、でも震災の悲惨さが伝わるつくりになっていたように思います。

焼き増し、行きたいけれど終わるまでに行けるかな。
「焼き増し」という表現は粋だな、と思っていたのですが、監督が言い出されたことだったのですね。どこかのインタビューで読みました。

『浅田家』が映画化?!ほんとに?!と思ったのがずいぶん前のように感じられます。
忘れられない誕生日になりました。
すてきな映画を世に送り出してくださってありがとうございました。



お気持ち嬉しいです。ありがとうございます。