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あなたの進路はあなた自身が決められる【就職アドバイザー紹介-中野桃菜-(後編)】


今回ご紹介するのは、ジェイック就職カレッジのアドバイザーとして活躍する中野桃菜。
営業職を経験した後に就職アドバイザーへ職種転換した中野は、「目の前の方のためだけに今この時間を使う」と、真摯な想いで向き合う就職相談が好評です。
後編では、求職者の方とのエピソードを交えながら、就職アドバイザーとして大切にしている想いを語ってもらいました。


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「大変なことも、続けることで得られるものがある」と教訓を得た学生時代のエピソードは前編でご覧ください!

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営業職として入社

入社後は営業職として勤めましたが、なかなか成果が出ないことから、ストレスで心身のバランスを崩しそうになったこともありました。ただ、部活やアルバイトでの経験から「ここでやめたら何も残らない」と、根性で食らいついていました。
加えて、当時の先輩がたくさん可愛がってくださっている自覚があったので、期待に応えたいと力をふり絞っていました。


職種転換で新たなキャリアへ

ところが3年目になったある日、当時の上司から「就職アドバイザーになりませんか?」と提案を受けました。「これまで指導してもらった恩返しのために営業として成果を出すぞ!」と、やる気に満ちていたタイミングだったので、正直肩透かしを食らった気分でした。
ただ、今まで後から振り返った時に「あの時の経験は無駄だった」と思ったことはありませんでしたし、なによりも求職者の方との関りが好きだったので、チャンスと捉えて就職アドバイザーへ職種転換しました。



就職アドバイザーとしての想い

就職アドバイザーになってからは、「せっかく相談に来てくださった目の前の方のためだけに、今この時間を使いたい」という気持ちで、就職相談を受けています。
時折、「誰かが言ってあげないと、この方はずっとこのまま苦しみ続けるのだろうな」と、思える方のお話を伺う時があります。もちろん伝え方は充分に配慮しますが、相手のために言わなければいけないことは率直にお伝えし、何かしら気付きを得られる時間にしたいと思っています。
相談に来てくださる方は、これまで様々な経緯があって、就職したいと思われたはずです。そうであれば、今この瞬間がプラスな時間になった方が良いでしょうし、私と出会えたことで後から「あの人があんなことを言っていたな、頼ってみようかな」と、思い出してもらえる存在になりたいです。


ためになる時間にする

大学時代のボランティアでの経験を通して、「人は自分で進路を決められなければ後々後悔する」と、確信めいた気付きがありました。誰かに言われて決めた選択も、環境がそうさせた選択も、最終的には自分で決めた選択のはずですが、「人から言われたから…」と思い込んでいる進路は、後悔の念が付きまといます。だからこそ進路はしっかり考えて、自分自身で納得感を持って意思決定してほしいと思っています。
そして、目の前の求職者の方が意思決定をする瞬間は、アドバイザーである自分が、まっすぐに向き合う必要があります。せっかくだから良い選択をしていただけるように、「この方のためになる時間にする」という気持ちで、全力で向き合っています。



既に就職先が決まっていた方とのエピソード

これまでサポートしてきた求職者の方の中で、印象に残っている方が2人います。
1人目は、就職相談が始まって開口一番に「友人が紹介してくれた企業に入ろうと思っている」と打ち明けてくれました。もう行き先が決まっているのに、なぜ就職相談に参加してくださったのか疑問を抱きながら、なぜその企業に入社を決めたのか伺うと「友達に言われたから」という回答が返ってきました。


自分で納得して決めた選択か?

本来であれば「新天地で頑張ってね」と、相談の時間を終了する判断もできたと思います。
ただ、私は「友達に言われたから」という発言が、「本当に自分で決めたことなのか?楽な方向に進もうとしているだけではないか?」と違和感を覚えました。だから率直に「今のあなたの状態は理想の自分ですか?」と質問し、これまでの進路の選択方法を伺っていきました。
すると、この方は家庭環境が原因で、今まで自分自身の気持ちを尊重した選択をしてこられなかったのだとわかりました。学校を中退し、早期退職をし、何事もひとつのことを続けることが叶わない状況を「仕方がないこと」だと、自分を言い聞かせていた半生だったのです。


納得感を持った選択をしていただきたい

自分で選択することを諦めている様子がひしひしと伝わってきたので、きっと今後も繰り返すであろうことが予想できました。ただ、「ずっと諦め続けることが本当にこの方のためになるのか?」と疑問に感じました。

誰かのせいにして、ずっと自分に言い訳をする。
それはきっとつらいことなのではないか。
今後気分良く生きていけるのだろうか。

そう思ったので、「本当はどう思っているの?」と気持ちを確認すると、「自分の進路は自分で選択したい」と本音を打ち明けてくれました。
だからジェイックの就職支援サービスを通して一緒に就活を進めた結果、無事にご自身の力で就職先を決めていただけました。やはり自分の進路は自分で決めることで、納得感を持ってその先も進んでいただけると確信を持てたサポートでした。



もう一度自分の人生と向き合いたい方とのエピソード

もう1人印象に残っている方がいます。この方は数日前まで人生の放棄を試みようとしていた方でした。
冒頭で「親との関係が理由で、自分という存在が必要とされていないと思っていた」との発言があったので、「気持ちが満たされていないんだろうな」と直感しました。だから、これまでのご自身の半生を客観的に振り返っていただけるような、キャリア面談としてのヒアリングを進めました。


心からやりたいこと

ヒアリングを進めていくと、「本当は音楽系の仕事がしたかった」という意欲が見えてきました。ところが、音楽業界への就職は倍率がかなり高く、中退経験があって就業未経験の方には狭き門であることは、就職市場では周知の事実でした。ただ、せっかく出てきた「やりたい!挑戦したい!」という気持ちを無下にはしたくありませんでした。



挑戦したい気持ちを応援したい

だから就職市場の現実は伝えた上で、「あなたの中退・就業未経験の経歴も個性だと思って、当たるだけ当たっておいで!」と、応援することにしました。
当たってみて上手くいかなかった場合は、また相談しに来ていただければいいですし、もし奇跡的に狭き門をくぐれた場合は、チャンスにしがみつけばいいのです。せっかく頑張って生きていこうと思っているのであれば、やりたいことを挑戦することは無駄ではないと思ったのです。
初回面談は背中を押して終了しましたが、結局数週間後に「今の自分では音楽業界は難しいと現実を知った。ゆくゆくまた目指すためにも、社会人としての力をまず身に付けたい」と、ジェイックの就職支援サービスを使いたい旨のご連絡をいただいたので、再度就職に向けてのサポートが始まりました。


人生がより良くなるきっかけに

結局この方は、2度目の面接会参加で就職が決まりました。当時いただいた長文の御礼メールに、こんなことが書いてありました。

「最後の最後まで頑張り続けたから、内定をいただくことができました。 しかし、全てのきっかけは中野さんです。偶然とはいえ、中野さんが担当アドバイザーではなかったら、全く別の『今』を生きていたのではないかと想像してしまいます。
それくらい、私にとって中野さんは偉大な存在です!」

このメールを拝見して、「本気で向き合ったからこそ、この方の人生がより良くなるきっかけになれていた」と知れて嬉しかったですし、就職アドバイザーとしてのやりがいを感じました。



求職者の方へメッセージ

「就職しなければいけない」と、思ったこと自体が、捉え方によってはプラスにもマイナスにもなります。せっかく就活をするのであれば、後悔の無い選択をしていただきたいと考えています。
就活をするにあたって、嫌なことに向き合うことも、挑戦して一歩踏み出すことも大事です。そういった面も含めてサポートさせていただきますので、まず相談していただきたいです。
相談いただいた結果、ジェイックの就職支援サービスを使わない意思決定をしていただいても大丈夫です。就職相談という時間が、あなたのためになるように真っ直ぐ向き合います
もしかすると厳しいことを言うことがあるかもしれませんが、あなたがあなたらしくいられるよう、私の時間を使わせてください。


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