Libera Me (elegy)制作メモ#2

再構築 Re-struction ReMix

さて実際のReMixだが、ほぼ再構築に近く、上の画像でTrack3,5,7の3つのトラック(drum,fx,vibes)がEnoch Dalbyによるステムmix(楽器などごとにまとめてミックスされたトラック音源)で構成などは全く異なっていることがわかるだろうか?それでは実際の進行を追うことにしたいと思います。

モジュラーシンセ Modular Synthesizer

まず今回は特に思い入れがあって、実際にライブで使っているハードウエアのシンセサイザーで作業をすすめて行くことに決めていたのだが、所有してるユーロラック・モジュラーシンセ(パッチケーブルでモジュール同士を繋いで、音を作り出すシンセサイザー)がそれである。(写真上)
モジュラーシンセと聞いてつまみグリグリのアナログシンセを思い浮かべる方も多いと思うが、今日的なモジュールはディジタルのものも多く、私が所有しているのも半分がディジタルモジュールである。また、MIDIやDAW(Logic Proなどのソフトウエア Digital Audio Warkstation)との連携も可能となっている、古くも新しいのが現代のモジュラーシンセである。


まずはただひたすら、ステムmixのトラックを聞き流しながら、何かが降りて来るのを待ち、後半の印象的なストリングスをサンプラーモジュールのmake noise Morphagene(写真上)で鳴らしながら、操作をして良い感じになるまで、シンセのケーブルを抜き差ししたり、つまみをいじったり。そうやって、これはというものを録音したのがtrack9-12 morphoで始まる4トラックで、ストリングが時間的に伸ばされたような、一般にドローンと言われるサウンドとリズミックなサウンドである。
これらは手動で、ライブ感覚で演奏したもので、この時点で構成とか全然考えていなかった。
ここから録音した音源をただひたすら聴いて、何かが降りて来るのを待つ。icloud経由でその日の作業の成果はiPhoneでも聴けるようにしてるので、四六時中聴く。と、この間が一週間ほど続いた。

歌のメロディが浮かぶ時もあれば、トラックの完成形が浮かぶ時もある。まさに降りて来るのである。

今回はもう少しトラックを完成に近づけることにしようとぼんやりと思った。
結果的に切った張ったで構成を変えることをせずに、ライブ感覚で作ったトラックに肉付けをし、構成を作ることにした。
フレンチホルン、ストリングスといくつかのシンセを増やし、後半ドラムを増やすなどしたのが、LiberaMeその1の音源となる。さらにここから聴き込む。
次回はボーカル、ミックスについて書く予定です。
#ingress #soundcloud #Eurorak #modularsynth

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