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まちづくりに、ポジティブな衝動はあるか。

つくらない都市計画 山口周氏の話を聞いた。

衝動という言葉は、衝動買いやつい衝動に駆られて…のようにネガティブなイメージが強い言葉だが、本来、内発的気持ちで突き動かされる人間らしくある要素だと思う。

それをポジティブな衝動と呼んでみる。

チクセントミハイ氏「ゾーン」
クリエイティビティ、フローと体験

全ての人がアーティストであることについて

自分のうちから出る衝動に基づいて何かをやってる人、仕事にのめり込んでいる人、経営、研究、好きなこと等の色んな場面でのめり込んでいる人は、アーティストが創造性を働かせている状態と等しい

福祉施設で働いてる人の話
仕事が大変、義務感などから働いているイメージがあるが、その人は、「福祉は衝動である」と言った。

福祉は、その目の前の人を助けたいという衝動そのもの。

アーティストがキャンバスを目の前にして描きたくなる、アスリートが広い野原をみて走りたくなるような突き動かされる"衝動"と同じ。なので本人は幸福だという。

タルコットパーソンズ氏「コンサマトリー」は、やってることそのものが報酬だという。

一方、未来の目標のために今何をやるのかは、手段的(インスツルメンタル)と呼ぶ

「なりわい」が衝動やコンサマトリーな物から生まれる物で増えると良い。

衝動やコンサマトリーな状態に、出会った人と出会わなかった人に差が出る。

幸福感受性のある人。手段的なことばかりだと気づけないこと。幸福感受性は、事後的にわかること。

幸福だと感じることは何ですか?好きなことはなんですか?という質問があるが、幸福は本来、事後的にわかるもの。

住む場所についても、手段的に選んでしまうと、○○ランキングで高いところ、ここに住んでるとかっこいいと言われてる場所で選んでしまう。

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