無名

言葉足らずの日常感想文

無名

言葉足らずの日常感想文

最近の記事

相談すること、難しい。

自分の負の感情が相手に共有されしてしまうのが申し訳ないから、大好きな人にほど相談できない。 でも、もっといやらしい理由を挙げると 誰かに相談するということは、その時点で無意識に相手の返答に期待してしまっているから、 大好きな人にほど後ろ向きな相談をすると、相手から飛んできた言葉で自分が傷ついてしまった時、裏切られた気持ちになってしまったらどうしようと不安になるから相談できない。

    • 外を歩いた日

      最近バイトがない日は、パウダーと眉毛そして涙袋、チーク、シェーディングだけやって完成させるのがブーム。 今日はずっと行きたかったスタバに行けた。バイトが忙しかったり休みの日はとんでもなく寒い日だったりでなかなかお出かけできなかったから、やっと行けた。オペラが飲みたかったはずなのに結局勇気が出ず、隣に載っていたモカのドリンクを頼んでしまったけど、笑 バイトの日はほどほどにしか疲れないのに、街中に出たりショッピングモールに行ったりした日はすごく疲れて頭がクラクラする。体はまだ

      • 52ヘルツのクジラたち

        12/30 町田その子さんの『52ヘルツのクジラたち』。ずっとずっと読みたくて、でもタイミングが合わずなかなか読めていなかった作品。この度映画化されるということでその前に絶対読みたいと思いついに読めました。 実の家族に幼い頃からいないもののように扱われ、人生を搾取されてきた主人公貴瑚が、母親や祖父からムシと呼ばれ虐待を受ける少年と出会い、お互いが一緒に人生の一歩を踏み出す物語。 母親から全く愛情を受けたことがないことも辛いけど、愛を受けとった記憶を持ってして虐待を受ける

        • クローゼット

          12/22 千早茜さん著の『クローゼット』を読みました。内容は気にせず、単純に表紙のかわいさに惹かれてかったのがきっかけです。 白い箱のような外観をした服飾美術館を主な舞台として、男性恐怖症を持ちながら補修士として働く白峰纏子が、デパートのカフェでバイトをしながらボランティアとして美術館に通うようになった服が大好きな下赤塚芳に出会って少しずつ成長していく物語。この2人に加えて纏子の親友である青柳晶と、そして美術館やデパートなど彼らの周りで一緒に働く様々な人々との生活が描か

        相談すること、難しい。

          すれ違い、認識

          久しぶりにちゃんと街中を歩いた今日。人とすれ違うことが下手になっていた。 通りの端っこを歩けば角から急に現れる人にぶつかりそうになるし、かと言って中央を歩くとぶつからないようにすれ違うためにはどっちに避ければいいのか、わからなくなる。 前を見て、堂々と歩かなきゃ。

          すれ違い、認識

          恐ろしい夢。吉夢か?悪夢か?

          二度寝をして、2度とも恐ろしい夢を見た。 忘れたくないから記録する。 一つ目は、ガザ地区に取材に行った女性、みゆが爆発に巻き込まれて亡くなってしまう夢。 みゆだけではなく、仲良し2人組で戦地の状況を取材しに行っていた。確かもう1人の子の名前はともだった気もするけど、思い出せない。自分はその2人の物語を取材するカメラマンみたいな画角の視界だった。存在してないカメラマンだったと思う。 大きな建物の横の高い高い崖の上にかかる橋を渡って、向こうに行くところだった。 みゆが先を進

          恐ろしい夢。吉夢か?悪夢か?

          自分は特別だって話?

          映画館で『正欲』を観てきました。 私は原作を読んだ上で見ましたがかなり端折られていて、本を映画化するって難しいんだなぁととても感じました。 良い意味で言うと、映画を観た後に原作を読めば、「え!?この人死んでたの!?」レベルの驚きがたくさんあって逆に楽しいかもしれません。 私がなぜこの映画をわざわざ見に行きたかったかというと、最後の悲しく苦しい結末を、人が実際に演じるとどのようになるかを見てみたかったからです。 本で読んだ時、私は正直マイノリティということがこれほど人の性

          自分は特別だって話?

          独立記念日

          12/5 原田マハさん著の短編集。 ほーーんとうに素敵なお話。 お話が24個もあるから、ひとつひとつの軽い要約は今回はちょっとサボる。 表紙に惹かれて買った本。読むまで短編集なことも知らなかったくらいだし、原田マハさんの作品も初めて読んだ。独立記念日というからちょっとだけ重たい部分もあるのかな、なんて思っていたけど全然だった。様々な女性が恋愛、仕事、家族等々いろんな部分で独立をしていくお話。1つの物語を通して1人の女性が独立する、その背景に少し登場する人物がその次の物語

          独立記念日

          夜空に泳ぐチョコレートグラミー

          11/24 町田そのこさんの作品。うますぎる。短編集なのに短編集じゃない。 なぜこの題名なのか、最後の最後でやっと理解できた。 一つ目の物語は、りゅうちゃんとさっちゃんのお話。冒頭のお団子を食べるシーンを読んだ時は主人公がさっちゃん、そして彼氏の啓太。の構図だと思ったらまさかの母と息子で、そこからすでに俗にいう一般家庭とは少し違った2人なんだなと感じる。さっちゃんは強いと思う。ちょっと変わってるし時代背景が昔なこともあって、私には簡単には理解できないけどでも、りゅうちゃん

          夜空に泳ぐチョコレートグラミー

          4ヶ月間の記録、成長した。

          4ヶ月前の自分、お久しぶりです。 この4ヶ月で私には大きな変化が訪れました。 変化が訪れた期間の出来事を時系列順に書いていきます。 まず、夏休みに入った7月。 夏休みで受験生になろうと意気込んでいたものの、上手くいきませんでした。朝は起きれないし、夏期講習は受けられないし、全然勉強できませんでした。そして私は大反省し、大反省しながら自分を大いに責めました。あなたが得意なように。暑すぎたことも原因にあると思います。激弱の体力で、気分転換として外に出れるような暑さではなかった

          4ヶ月間の記録、成長した。

          マチネの終わりに

          6/20 ジャーナリスト小峰洋子とギタリスト蒔野聡史のラブストーリー。日本語がめちゃくちゃ難しくて私にはまだ読みづらかった。でも、大人になってからもう一回読みたい。続編があってほしい終わり方だった。最後、ニューヨークのあの広大な公園で2人が会った後どうなったんだろう。全ての繋がりを絶って2人になってても嬉しいけど、きっとそんなことはしないだろうからお互いの今を大切にしながら生きていくのかなぁ。三谷早苗の仕業がまさか物語の最後の最後まで影響を及ぼし、重なるはずだった運命がバラ

          マチネの終わりに

          往復書簡

          2/15 3つの物語で構成。一つ目が月松山の月姫伝説を通しての、中学生放送部6人の物語。千秋がアズと静香で久しぶりに会い、せっかくだからと月松山に登った時、転んでしまい顔に傷を負ったことが事件として挙げられている。村のみんなは端正な顔立ちだった千秋が顔に傷を負ったからいなくなったと考えていたが、実際はたまたま家族の転勤が重なっていなくなっただけだった。彼氏だった浩一くんにセリフのようなことを言って別れたのもたまたまで、むしろ綺麗な顔になっていた。本文では、ずっと悦子がいろん

          流浪の月

          2/8 ファミレスで、家内更紗ちゃん誘拐事件の動画を見る男子高校生たち、それに気づかないふりをしているカップル、騒がしそうにする女子中学生の絵から始まる。 19歳の佐伯文は9歳の家内更紗ちゃんが雨の中1人で本を読んでいるところを誘拐する。言い換えれば助けてあげるにもなる。文は2ヶ月彼女と過ごし、捕まった。しかし手を出したり彼女に悪いことは全くしなかった。幸せな時間を過ごしただけだった。世間には青年が少女を誘拐した誘拐事件だという、真実とは違う事実だけが蔓延り、彼らは一生その

          正欲

          2/6 最初の最初まで戻って伏線回収。面白かった。 セリフの間にその場で起きてる全く他の出来事や音を入れる表現がすごく臨場感があって、惹きつけられた。最後作者の語りがないのも好感。みんな本当にこの世界に生きている人みたいだった。 佐々木佳道が何年もかけて書いた文章から始まる。この文は最初作者がただ書いてるものだと思ってた。「明日死なないことを前提に進んでいる世界」確かに。自分は彼らから見て向こう岸の人間だから気づかなかった。 次に3人の児童ポルノ事件の記事が書かれている。最

          月まで三キロ

          1/25 一本のお話ではなくて短編集だった。 理工学的根拠に持った物語で、新しい感じ。 不況の中独立した結果家族も地位もお金も失って自殺まで追いやられた男の人と、宇宙好きなタクシー運転手のお話からスタートする。 タクシー運転手の1人息子は高校受験の日に自殺してしまった。何が直接の原因だったのか、息子はどんなことを思って死んでいったのかをずっと考え続けたままであった。タクシー運転手は今でも月まで三キロの場所で息子を1番近くで感じれるような場所で思い続けている。 月は裏と表がある

          月まで三キロ

          木曜日にはココアを

          10人の物語が、一冊を通して少しずつ繋がっていくお話。とってもあったかい気持ちになりました。 海外に関するはなしが多く含まれていたので、作者の方は海外に住まれてた方なのかな? 私も英語をスラスラと書けるように、話せるようになりたいものです。 みんな一度は想像したことがあるであろうシチュエーション、隠れ家的カフェの同じ席に毎日座り、店員の綺麗な男の子と仲良くなる。私はとってもこの設定に憧れます。なんなら今でもそんなカフェを探し続けてます。私も桜道を通って探してみようかなと思

          木曜日にはココアを