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【AIの活かし方】英語圏での就活や海外向けソーシャルメディア投稿(実証済み)

日本経済新聞さんとnoteさんの共同お題企画「 #AIの活かし方 」の締切日ということなので、ここ数か月ChatGPTを使ってみた中で、私が最大の威力を感じたAIの活かし方について、みなさんに公開してしまおうと思います。

いろんな使い方をしてみたんですが、今回のお題には、「仕事で実践しているAIの活用方法」というコメントが加えられていたので、みなさんにもおすすめしたい、就活を含む仕事絡みで効果があると思った使い方をご紹介します。

英語圏での就活に

ニュージーランドで就職活動をする場合には、応募書類として、通常、CV(Curriculum Vitae)と呼ばれる履歴書、アメリカでいうResumeと、Cover Letterと呼ばれる自己PRのレターが必要になります。(最近、職種によっては、短い動画を代わりに受け付けている場合もあるみたいです。)

オンラインで応募する場合でも、CVとCover Letterのアップロードが必須で、特に大手の採用システムでは、AIによる応募者の一次スクリーニングが自動的に行われる場合も増えているようです。

私がニュージーランドに来た1990年代には、英語はあまり上手ではなかったにもかかわらず、日本人やアジア人向けの求人ではなく、ニュージーランド人向けの求人に応募しても、面接の連絡をもらうことが多かったように思います。20代と若かったし、新聞の求人を見て、郵送でCVやCover Letterを送っていた時代なので、応募者が少なかったということもあるのかも知れません。

当時に比べれば、英語力も格段にアップしたというのに、最近、一念発起して、50代の就活にチャレンジしてみたところ、書類選考の段階で、弾かれてしまうことが続きました。自分なりにいろいろ工夫しても、なかなか一次選考を突破することが出来ずにいました。

ところが、ChatGPTにCover Letterを書いてもらった途端、面接に辿り着ける確率が格段にアップしました。

ChatGPTへは、求人広告の内容と、自分が持っている資格や経験を提示して、採用の可能性が一番高くなるようなCover Letterを書くようにとの指示を与えただけです。CVの中に含めるSkills(スキルのリスト)やPersonal Statement(パーソナルステートメント)にも、同様にChatGPTを活用しました。

勿論、内容に嘘偽りが無いように自分で確認し、訂正が必要な箇所は訂正の指示を加え、より強くアピールしたい箇所には、その旨指示しました。

ChatGPTを利用することで、応募書類の作成時間が大幅に短縮される上に、書類選考を通過する確率も高くなることが実証済みなので、英語圏での就活へのAIの活用は効果があると言い切ることができます。

面識のない相手の心を動かす英語

ChatGPTが書いたCover Letterと、自分で書いたCover Letterを比べてみると、一番の違いは、自己アピール力だと思います。

ChatGPTが書いたCover Letterを読むと、自信満々、この仕事がしたいという意欲が漲っていて、応募先企業でこの仕事がしたいんだという熱意が伝わってきます。まるで過剰広告のような自己アピール力を感じます。

一方、私自身が書いたCover Letterは、たとえ英語の文法等が正しくても、どこか謙虚で控えめなアピールをしている印象を受けます。ChatGPTが書いたCover Letterの後に読んでみると、より顕著に、自分の文章がいかにも日本人的であると感じます。

どんなに英語が上達しても、英語圏で数十年暮らしても、自分が持っているカルチャーは抜けきらないというか、読み手に与える印象は、こうも違うものかと、Cover Letterを読み比べていて思いました。

今回の企画の参考作品として日経COMEMOのKOLを務める大林尚朝さんが、下記の記事を書いていらっしゃいますが、

その中に、

私が思うAIにはできないことは「人の心を動かし、行動させること」です。

とあります。

確かに、日本人同士、日本語同士ではそうなのかもしれないし、たとえ言語が違っても、対面ではそうなのかもしれないけれど、このCover Letterの例でいえば、読み手のカルチャーをより理解しているAIの方が、相手の心を動かす文章を書いて、採用へと一歩近づけてくれることが出来るのかもしれません。

また、採用のプロセスがAI化すればするほど、応募書類の作成も、AIを活用した方が、より有利になりそうです。採用担当者がAIを活用すればするほど、応募者もAIを活用することによって、より採用者の心を動かし、行動させることができるような時代がやってくるのかもしれません。

面識の無い相手と、本人の表情や声を聞くことなく仕事をするという場面は、仮想空間やアバターの利用の増加と共に、今後、より増えていくのではないかと思います。

そして、そういった場面、特に、日本語以外の言葉でやりとりをする場面では、AIを活かすことで、より仕事がし易くなるのではないかと思います。

海外向けソーシャルメディア投稿

就活の応募書類以外にも、たとえば、Twitterの英語によるツイートにも、AIの活用はおすすめです。

日本や広島県についてのツイートを引用ツイートで世界に向けて発信したり、日本や広島県に関するニュース記事等をツイートする際に活用しています。

引用ツイートの場合は、日本語で既にツイートされている内容をベースに、例えば、イベントの案内なら、「より多くの人が集まるようなツイートを」といった追加リクエストを加え、ターゲットが決まっている場合には、「日本を訪れている外国人旅行者向け」といったことも追加して、ChatGPTに文章を作成してもらうと、なかなか良い文章を作ってくれます。

Webサイトや広告等でも必須のマーケティングの鉄則、「Call to action」のような言葉を含めるように指示したり、プロンプトにちょっとした工夫を加えるだけで、簡単に英語による効果的なツイートが出来上がります。

海外向けにプロダクトやサービスを展開したいと考えているビジネスを行っている方は、ビジネスの規模にかかわらず、すぐに取り入れることが出来るソーシャルメディアマーケティングの手法として、おすすめです。


以上、AIの活かし方として、「英語圏での就活」や「海外向けソーシャルメディア投稿」についてご紹介してみました。

※英語による「就活の応募書類の作成」や「ソーシャルメディアの投稿」にChatGPTを活用してみたいけれど、プロンプト入力が今一つ分からないという場合には、例をご紹介しますので、お気軽にご相談下さい。


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