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学校のスタッフとカネをめぐって戦った記録

ツイッターの方では散々吐き出して、すでに解決済みなんですが、この度、学校のスタッフとまあまあな額のおカネを巡ってバトッたので、誰得って感じではありますが、経緯を記しておきたいと思います。


経緯

モメたカネというのは、例の学生ローンです。
↓ この時書いた通り、私は、州からの学生ローンと、フェデラル(国)からの学生ローンの両方を借りています。
今回、火種となったのは、州からの学生ローンです。

本題に入る前に簡単に説明しておきますと、この学生ローンは、そもそも学費としてではなく、私の生活費として私が金額をざっくり決めて申請したものです。(もっと借りても良かったな… と思ったり)学費の7割は別に、州から補助が出ており、これは返済不要。残りの三割を、私が自分で支払うことになっていました。
学費の補助も学生ローンも財源は貴重な税金なので、それなりの手続き、審査等がありました。私が良からぬことに流用しないように、学校から書類を出してもらったり、支払いについても学校を経由することになっておりました。(あんまりよくわかってなかったけど)
で、この一連の手続きの担当者が、今回やってくれた人物です。仮に、C、としておきましょうか。(私の学校はマジでしょぼしょぼのショボなので、事務スタッフは彼女しかおりません。あとは校長と、受付スタッフの、合計3名のみ!)

まず、プログラムを始めるくらいのタイミング、つまり夏に、フェデラルからの学生ローンが私に支払われました。その際、何の通知もなしに、いきなり残りの学費(私が自腹で払う分)3割が学校に引かれておりました。
正直、この時も「ハ?」と思ったんですが、まあ、ローンを受け取っていきなり全額使ってしまい、学費が払えませーん!という事態を防ぐ意味もあるのかなと、この時は納得。特に問い合わせたりすることもありませんでした。
そしてこの時、学費の7割の半分も州から学校に直接支払われておりました。これは私の見えないところでの処理ため、この時点では私は何も把握しておりませんでした。
つまり、プログラムスタートした時点で、すでに学費の7割の半分と、残りの3割は支払い済の状態。

不穏な気配

そして時は流れ、秋。思ったよりもかなりのハイペースで諸々のコースを進めてきた私に、ある日、担当のインストラクターから突然、「残りの学費を払ってもらわないと、最後のコースを開放できない」とメールが。
ハ⁉ と思い、「学費はすでに支払い済のはずだが?」と返信すると、ほどなくして「あ、大丈夫だったわ。テヘペロ」と返信が。
なんやねん!と、この時は脱力するだけで済んだが、今思えば、これが悪夢への序曲だったのかもしれない…(大袈裟)
なんか、この辺の経緯は未だに謎なんですが、どうも私がかなりハイペースで進めてしまったことによって、学校は残りの学費を予定より早く回収する必要が出た… のか?という推測。でも謎です。しかもそれは私に関係なく、学校と州で話し合ってくれとしか。
そして、「その日」はやってきたのであります。

学生ローンが振り込まれない…

州からの学生ローンが振り込まれる日はあらかじめわかっていたので、カレンダーにマークを付けて、指折り数えておったのですが、当日になっても振り込まれた形跡がない。
なぜ?担当者に忘れられた?タイムラグ?と思いつつ、大事なことなので州の担当者に連絡すると、「君、〇〇って書類出してないから、出して」と驚愕の回答!!!
いや、手続きって、夏の入学前に、別の州担当者に全部お願いして完了してるはずですが⁉ しかもすでに私のアカウントには、「この日に振り込まれるよん」と出ており、誰からもどこからも「まだ手続き終わってないよん」とか言われてないんですが⁉ ハ⁉ 
と、この時点で怒りがふつふつとこみあげてきたのだが、とにかく言う通りにしないと損をするのは私なので、言われた通りの手続きをマッハで進める。その過程でも、仕事のできないアホばかりでイライラが募る。
しかしなんとか手続き完了。「5~10営業日には振り込まれます」って、遅!!! でももうしょうがない。じっと待つしかない。

やっと振り込まれた。が!

そして意外と早く、振り込みの日はやってきた。

が!

が!!!

口座の金額を見て私はまたしても「ハ?????」となった。

金額が全然足りぬのである。

ぶっちゃけると、5000ドル近く振り込まれる予定が、600ドル程度しか振り込まれていない。は?何コレ?
もはや、ケタが違う。

は????

再び、州の担当者に問い合わせると、「学校が残りの学費を引き落としたからさ☆」とさわやかに返される。

ハ??????

なんで私の生活費として振り込まれた学生ローンから、学校が勝手に学費を引き落とす???

いや、おかしいやろ、と再度メールするも「それは学校と話し合ってネ!」という塩対応。いや、オマエんとこのカネやぞ?と思いつつ、ラチあかん、と学校の担当者、Cに電話するも不在とのことなのでメール。

出先にいるようだったが、「あなたの学費の残りが支払われてなくて、due が今だったから」と、悪びれる様子もなく返信。(due が今って一体何やねん)
いや、おかしいだろ、残りの学費は1月に支払われるって書類に書いてあるじゃん、今回のは私の生活費じゃろがい!と何度か押し問答した後に「学校に戻ったらあなたのファイルを確認するわ」と。
そして「もし何かミステイクがあったのなら、迅速に対処します」とも。

このあたりで、Cのミスを確信する私。やらかしおったな!

そもそも、夏に支払われた前回の学費だって、私を経由することなく州から直接学校に支払われているのである。なぜ今回、私のローンから差っ引いた?
しかも、仮にもし1月の支払いでは遅いというのなら、まずは州に直接かけあうのが筋だろう。なのになぜ私の学生ローンから無言で!何の通知もなく!金を抜く!!!
どう考えても筋が通らない。

しかしその日、Cから連絡が来ることはなかった。
ミスをどう言い訳しようか、どう始末をつけるか考えているに違いない、と私は彼女の反応を待った。
そして翌日、11時を過ぎた頃にやっと返信が来た。
が、内容はただ

「あなたは学校にまだ払ってないお金があり、今回、その分が学校に支払われた。州からお金が支払われたら、それはあなたへ送られるでしょう」

と同じことの繰り返しであった。
(何、自動的に払われたかのように言っとんねん!オマエがやったんだろうが!)
その、あまりの悪びれなさ、勝手に生活費たるお金をネコババされたこっちへの共感のなさに、ついに私はブチ切れる。

やってやる。
本気でこいつを殺ってやる…!
絶対に非を認めさせ、「Sorry」と言わせてやる!!!

(そしてこの時点で、私の脳裏には、以前のインストラクターに告げられた「残りの学費を支払ってもらわないと」という言葉が蘇ったのである。私の知らないところでおそらく、何かが起きていたのかもしれない。)

というか、これはもしやミスどころではなく、故意なのではないか…?と思いつき、戦慄が走る。
そ、そんな恐ろしいことをよくも…!


許すまじ!!!

そして戦いの火蓋が切って落とされた


絶対にこいつを追い詰める…!という強い決意のもと、私は物的証拠を携えてメールを打った。


「残りの学費は1月に支払われるって書類にちゃーんと書いてあるのに、事前に分からなかったんですかねえええええ?今回の学生ローンは、私の生活費として振り込まれたもので、私がいずれ返済しなければならないものだと思うんですけどーーー?(訳:オマエらのカネじゃねーぞ!)州の担当者にも相談しますけど、本件はとてもとても承服致しかねますねえええええ(意訳)」

と返信。

すると、1月云々の点には一切触れず、「だから、州からカネが入ったらすぐお前に渡すって!(意訳)」的な塩返信のみ。
間違いない、きゃつは焦っている… 

見てろよ… 今にギャフンと言わせてやる!!!

しかし、州の担当者は「学費の残りが支払われたんだよん。あとは学校と話してねん」とアホのように繰り返すのみ。
仕方ないので、また別の担当者に「こういうことがあったんだけど、これってアリなの?」と問い合わせる。すると「よくあることだよん。州からは1月に支払われるよん。あとは担当者(↑の奴)に問い合わせてねん!」とこれまたアホのような回答。
よくあるんかい… 
しかし本当に、この状況を理解しているのか?夏の時のように、私が自分で支払うべき学費が引き落とされるのは理解できる。(それも事前に通知があるべきだと思うが)
しかし、1月に支払われることが分かっている分を、無言で、私の生活費として支払われた学生ローンから勝手に抜くのはどう考えてもおかしいし、許されることではない。

この時点で、Cの反応はもちろんのこと、周りの関係者の反応があまりにもアレなため、「え… 私がおかしいのか…?」と、ちょっと幻惑され始める。
が、ついったらんどのゆかいななかまたちが「それはおかしい!」「絶対ダメでしょ!」と一緒になって怒ってくれたため、「DA・YO・NE!!!」と、気合を入れ直すことができた。

さらに、私には、Cに非を認めさせたい理由がもう一つあった。
それは将来、もし返済が始まった時に、これが不要なトラブルを生む予感しかなかったのだ。
ミスにせよ故意にせよ、私が将来返済せねばならないカネが第三者によってつままれた訳で、これがあとあとのトラブルにならないよう、はっきりと白黒つける必要があると思った。

このまま敗北を喫するのか

州の担当者たちからの援護は期待できず、私はこの時点で、もう年内にカネを受け取るのは無理そうだ…とあきらめていた。

幸いなことには、この金額を1月に受け取ることになっても、実際のところ私の生活にはさしたる影響はなかった。(連中は「そんなに切羽詰まってるんか、こいつ」と思ったかもしれないが、そう思わせておいた方が私には好都合であった)
というわけで、いかにも想定外の事態に追い詰められている雰囲気を醸し出しつつ、私は再び Cに、メールを送った。
「1月にカネが入ったら、即!私に送れよ!」と。

するといかにも上から目線で、「そんなのわかってるわよ?こちらには何の問題もなくってよ?」と返信が。

今思い出してもはらわたが煮えくり返る。

お前に問題はないだろうが、こっちには大有りなんじゃ!!!
結局、Cは非を認めず、謝るどころか、「いったい何をそんなに騒いでいるの?」くらいの態度でこの件を終わらせるつもりのようだった。

敗北である。

私はただ、彼らの常識を知らずにギャーギャー騒ぎ立てた哀れなアジア人として、嘲笑され、「かわいそうに。でも1月にお金が入るまで、おとなしくしてるのよ?」と同情されるしかないみじめなピエロであった。

もはやここまで… 無念…

と思われた。刹那、

大逆転

上記の、ハラワタ煮えくり返りメールの直後に、再び、Cからメールが届いたのである。

そこには、

「あなたの学生ローンは今日振り込まれます。明日の朝、小切手を用意しておくので、受け取りに来てください」

とあった。


・・・!


青天の霹靂とは、まさにこのことである。

勝利のファンファーレがわたくしの脳内に神々しく響き渡った。


勝った。

私は勝ったのだ。

なんか知らんが、おそらくCが州にかけあったか、州の方から「オマエ何してくれとんじゃ」と連絡があったのか、1月に入るはずだった私の残りの学費が、急遽、しかも当日に!学校に支払われることになり、ついては私のぶんどられた学生ローンがまるっと受け取れることになったのである。
なんという急展開。

翌日、心配するついったらんどのゆかいななかまたちに見守られ(?)、わたくしは学校へと赴き、受付スタッフから小切手を受け取った。
そして、それは無事、わたくしの口座へとデポジットされたのでありました。


長くなってしまった。
これがわたくしの戦いの一連の経緯でございます。
(めちゃ長文だが、たった2,3日間のことです)

どうなんでしょうね。これ、どう思いますか。
やはりCのミスだったんでしょうかね。
結局彼女からは謝罪の言葉も何もありませんでしたけどね。
不可解なのは、州にかけあうならかけあうで、私に一言あっても良かったと思うんですよね。
「私のミスだった。州にすぐに支払ってもらうよう聞いてみる」とか、「確かに4000ドルもいきなり入ってこなくなったら困るわよね。ルール上、授業料を引き落とすしかなかったけど、あなたが困っていると州に伝えてかけあってみるわ」とか。

私にはさんざん「おカネがないなら1月まで待てばいいじゃない」的な対応をしておきながら、陰で州にかけあっていたとしたら… やっぱりそれは彼女のミスだったと思わざるを得ませんね…

というわけで、やったー!やってやったー!と勝利に沸き立ったのも束の間で、悪いことには、C がインターンの担当者なんですよね…

逆恨みされて、嫌がらせされたりしたらイヤだなと…
ていうか、今まで私は、彼女のことを有能だと思っていたんですが、今回の件で完全に信頼は失墜しましたし、仕事ぶりにも懐疑的にならざるを得ないという…
就活について、また新たな暗雲が立ち込めてきましたよと…
(というかすでに、彼女のヤバさを体感させる事案が新たに発生しております… オワタ)

ダラダラと長くなってしまいましたが、ここまでお読み頂き、ありがとうございました。
残念ながら、カナダで暮らす以上、こういうことはこれからも起こると思います。
僕はもう疲れたよ…






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