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袖摺れのメタセコイア

滋賀県は高島市、マキノ高原と呼ばれる観光スポットに赴いてきた。

メタセコイアが実に1.8kmにわたって並んでおり、それはそれは見事な光景だった。

JAMもこのようなモデルみたいな写真を撮ってもらった。

ここは本来、防風林としての役割を担っていたのだという。その美しさから、いつしか観光名所になっていたのだと。

木々が絶妙な距離感で配置され、美しさを生んでいる。葉っぱたちは時に触れ合い、重なった。

袖摺れ、と呼ばれる距離感があるらしい。袖が触れ合うほどの近い距離感のことだ。

密接に触れ合えない世の中になってしまった。

でも、この距離感はきっと強い。

防風林になったり、美しさで人を魅了したり。

人だって寄り添った方が強いに決まっている。

ふたたび寄り添い合える日をめざして。

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