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文学フリマ大阪、ありがとうございました

9月25日(日)、3年ぶりに「文学フリマ大阪」に出店しました。
1月に出店した文学フリマ京都の際はコロナ禍の真っ只中だったこともあり、出店者も来場者も例年に較べると少なかったのですが、今回は感染者数が落ち着いている時期だったことも幸いして大盛況でした。
コロナ前の記録を超える来場者数だったようで、お蔭様でうちも沢山のお客様にお寄りいただきました。

京都と合わせて、5回目となった文学フリマ出店。
ジャンルは 小説 / 歴史・古典。
今回の様子を振り返りながら、出店者としての文フリ参加がどのような感じなのかをお伝えしたいと思います。


会場(天満橋のOMMビル)には9時45分ごろに到着。
10時から出店者は入場できるのですが、すでに多くの出店者・サークルが集まっていて、9時50分より入場を開始するとのアナウンスがありました。
私はさほど凝ったセッティングをしていない為、わりとすぐに設営できるので、ゆっくり会場に入ってもよかったのですが、早く着いたので準備を始めました。


メインに据えたのは、中・長編の小説本と新刊。
『覇王の剣』上下巻のバックには、Twitter で交流のある作家さん(素敵な小説も書かれる神絵師!)が描いてくれたファンアートを。
お隣の歴史小説サークルさんがいつも戦国時代の甲冑をディスプレイされているので、うちも次回はヴァイキングの冑(レプリカ)を入手して飾りたいな~と思いました。
剣の実寸大レプリカは持っているのですが、武器は持ち込み禁止(当たり前!)なので。冑は防具だから、いいよね?
それとも、何かインパクトのあるヴァイキングものを置くかな……。

11時から一般のお客様が来場されます。
うちに最初のお客様がいらしたのは、11時5分頃だったでしょうか。
ドイツ史にお詳しい方で、その繋がりで北欧史にも興味があると仰ってました。10分近くお話させていただき、とても楽しかったです。お買い上げもありがとうございました。
その方と、阪西紀子著『北欧中世史研究』の話をしつつ、北欧は神話関係は沢山の本が出版されているけれど、社会史関連の書籍は少ないね……と話していたのですが、中堅・若手研究者の方々に論文集や一般向けの書籍執筆を期待するとともに、ヴァイキングや中世初期の北欧に興味を持ってくれる方が増えるといいな。

そして通販で拙作を購入くださった漫画家さんが新刊をお求めくださったり、『海王の船団』が面白かったので……と『覇王の剣』上下巻をお迎えくださったお客様など、12時くらいまでは文フリのWEBカタログや SNS での告知・宣伝を見てブースにお越しいただいた方が多かったです。

午後からは SNS でやりとりしている作家さん(出店者)、同ジャンルの出店者さんとの交流タイムも。久しぶりに会えた方、初めてお会いした方と楽しい時間を過ごせました。

私が今回頒布した5作品。


本当に沢山の本をお買い上げいただきましたが、新刊の『ノルウェーとアイスランドのスカルド詩人』が一番の売れ筋でした。
初めての方は『海王の船団』、2回目以後の方は『覇王の剣』上下巻をお迎えくださることが多かったです。
『覇王の剣』上・下は持ち込み分完売。どうもありがとうございました!

ご購入いただいた方の割合は、
拙作に興味を持って来てくださった方、SNS で交流のある方、初めて訪問してくださった方がそれぞれ同じくらいでしょうか。
これは毎回変わらない傾向にあるようです。

本が売れた時間帯でみると、開始直後~12時が最も多く、13時以後は万遍なく……という感じ。
やはり SNS での宣伝は影響大です。
特に Twitter。
それから、WEBカタログはできるだけ早いうちから表紙画像付きで編集しておくと「気になる!」を押してくれる方が増えますよ。
そして、当日は見本誌コーナーの存在も大きいと思います。
ブースでは売り手(作家)が前にいるので立ち読みしにくさを感じる方でも、見本誌コーナーなら他人を気にすることなく気になった本を手に取れるので。

私が購入した本たち。


自分の為のお買い物も楽しみました。
ただ、一人出店だと離席するタイミングが難しいです。
これは何度出店を経験しても慣れません。
次回こそはもっと効率よく廻りたい、と毎回思うのですけどね。


今回のレポートは以上です。
少しでも文学フリマに出店をお考えの方のお役に立てれば幸いです。

次は来年1月開催の「文学フリマ京都7」に出店予定です。

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