【時は参作なり】 日記 2018 1/12

統合デザイン学科、今年度最終日、課題全部出すことでき一安心。

プロダクトデザインの授業でキネティックアートを制作した。正解が見つからず、迷路に迷いこんだ感が拭えないまま、終わってしまった。はじめてアート作品を制作して、アートの難しさを(少し)肌で体験できたと思う。

事実、俺は課題の提出、取り組み時間が少ない。大学に入っていつもそうだが、課題が終わってから、次の課題までのスパンがとにかく短いと感じる。週に課題が出る必修科目が3つもあるのだ。週に2,3つ講評もたまにある。

しかし皆が、俺が、課題が多いと言っているのに対し、本当にそうなのかと疑うときもある。なぜなら、私と同じ与えられた時間と材料と(多少なり差はあるが)初期知識を与えられているにも関わらず、毎回の様に参考作品をとったり、時間に余裕を持ちながら、終わったりしている人がいるのだ。俺なんて毎回のように翼を生やしている。

答えは簡単で、時間をうまく使っているのからだと思う。

課題を渡されて、すぐリサーチする、すぐ思ったことをメモに落とし込む、すぐ実行する。おそらく、参考作品を多く取ったり、先生から高評価もコンスタントにもらっている人のやっている手段だ。そうすることで、その分野のプロフェッショナルな先生の意見やチェックがもらえるし、その通りやれば、良い作品が出来上がるように作られているスケジュールに沿ってやることができる。まさに、良い作品を作るための手順は目と鼻の先にあったのだ。

ではなぜ、それをやらないのか。

やりたくないからである。

講評が1ヶ月後であると分かれば、だらけてしまう。ゲームをしてしまう。面白くもない動画を見続けて時間を消費してしまう。大丈夫。講評は一ヶ月後だから、余裕余裕。今日はゲームして寝よう。

気がつけば、講評一週間前、何もできてない。

だから、課題から得ることのできるものは少なく、実りのない授業になってしまう。コツコツやらないやつは、ダメな奴だ。しかし嫌なことにコツコツやらなくてもデキるやつがいてしまうのだ。

事実、講評前まで、やらずに、近くなってやって参考作品をとるやつもいる。そんな奴を見ると、むしゃくしゃする。嫌んなる。俺なんて参作取ったこと一度もないのに。

つまることころ、俺は、近くなってやることに向いてなく、時間をたっぷり使ってなし崩しに課題を進めた方が向いているし、きっとそのやり方が正しいのだと信じる。


幸いにも、尊敬する菅俊一先生に昨日ありがたいお言葉をいただいた。

「大学四年間で、デキる人になる為にはやるかやらないかにかかってるんです。私がこう言っても、99.9%の人はやりません。しかしやる0.1%はデキる人になると思います」

こうもハッキリ言われてしまうと、ぜひともその0.1%のデキる人になりたいと思ってしまう。果たして今までやるべきことも「やらず」に後回ししてきた99.9%の中でも下の方の俺が0.1%という希少な存在になれるのだろうか。

やらずにずっと逃げてきた俺に取っては苦行だろう。辛いだろう。すぐに逃げたくなるだろう。

しかし俺もデキる男になりたい。この日記の「やる」為に描き始めたのだから。

この日記も在学中は一日も欠かさずに書いたら何か変わるかもしれません。

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