真冬のアイスバスで得たもの/WimHofMethod ADVANCE体験記
2月4日、節分、立春。
立春とはいえ、寒いです。たぶん2月って1年で一番寒い時ですよね。
今年はあまり冷え込む日が少ないとはいえ2月です。
この日は最高気温5℃。実際は3〜4℃程度。曇り空。今にも雨か雪が降り出しそうな空模様でした。
そんな時に
氷水に入ってきました
はい。ええ。聞こえてますよ。クレイジーですよね。ええ、ええ。
絶対無理?うんうん。はいはい。
私もそう思います(笑)
これは単なる酔狂ではなく、Wim Hof(通称アイスマン)という人が確立した、きちんとしたメソッドに沿って行われているワークショップです。
この文章を見て、いきなり家のお風呂に氷入れて入らないでくださいね!
ちゃんとしたお作法があります。
今までの私のWimHof アイスバスなどの体験については、マガジンにまとめていますので、よかったらどうぞ。
私は至って普通の凡人で寒がりです。
これはもうね、そういうのとは別の話です。寒いとか冷たいとか、そんなことは小さい子でも知ってる。だからそんな言葉が欲しくてやってるわけじゃないんです。
別の話なんです。
究極に寒くなりたいとか、身体を冷やしたい、どれだけその辛さを我慢できるか挑戦したいってことじゃないんです。
私は一昨年の12月にWimHofMethodの寒冷暴露に出会い、冷水シャワーを浴びるようになり、昨年10月に初めてアイスバス初級の体験をしました。
そして今回、ADVANCEという、中級コースに参加してきました。
正直、もう、衝撃すぎてwww
何から書いて、何を伝えたらいいのかまとまらず、時間だけが過ぎていました。
初級と中級の大きな違い
①全員で入る大きなアイスバス
まず、初級と中級の差がエグいww
初級と中級の一番大きな違いは、初級が1人でアイスバスに入るのに対して、
中級は参加者全員で一気に入ります。
ただこれだけのことなのに、全く違う。
自分1人で入る時は、精神を集中させて内面に入り込むことで静かに自分と対峙して乗り越える感じ。自分の身体や内面に向き合い、深い感覚に入っていくことで時間を忘れることさえあります。
人と一緒に入ると、それができない。できなくはないけど、かなり難しくなる感じがありました。
私は前回1人で入った時、自分の身体と精神とのつながりの弱さをひしひしと感じて、正直かなり辛かったです。出た後も、平気そうな顔して実は精神的にけっこう参ってました。身体自体はそんなに辛くなかったはずなのに、気持ちがもう二度と入りたくないくらいの気持ちでした。
でもなぜかまたやりたくなる。
これは精神ではなく、身体からの声だと思います。
からの今回。
この日までに自宅でアイスバスを1度やってました。水風呂も、冷水シャワーも、毎日ではないけど続けていて、身体が大丈夫だと言っているのに嫌がる精神も、少し寄り添えるようになってきていました。
②バディの存在
アドバンスのWSで前回との大きな違いのもう一つは、「バディ」と呼ばれる相棒の存在です。
参加者の中で1人、自分の相棒を決めます。
私はなぜか、バディを決めると聞いて、最初から小林由紀ちゃんがバディであることを決めていたようです。
私にとって、このバディである由紀ちゃんの存在がとても重要でした。
安心感がとても大きかった。それは彼女との心底からの信頼感。
そばにいるだけで安心できる存在。彼女の手の光。
とても有り難かったです。
お互いに触れ合う時間があったんだけど、大好きな気持ちが溢れて泣きそうでした。
バディの存在もだけど、初級よりもさらに仲間意識が強く、一緒にみんなで乗り越える感覚が、私にはとても心地良かったです。
Wim Hof Methodのワークショップの最大の目玉は、アイスバスではなく呼吸法
前回、初めて初級WSに参加した時もブログに書きましたが、アイスバスの方がインパクトがあるのでどうしても目立ってしまうし、表現しやすいのもあって、WHMといえばアイスバス!みたいに思われがちですが、
実はめちゃくちゃ重要なのは、呼吸法です。
呼吸法を3年以上学んでいる私でも滅多にやらない上級編でするような、かなり強い呼吸法を一気に駆け上がっていく感じ。
しかも今回は、初級の呼吸法よりもさらにパワーのある呼吸法でした。
今回は、序盤から意識がすでにありませんでした。
インストラクターのRensが途中で、戻ってこない私に声をかけてくれた時に一瞬戻ったけど、Rensによると、息が戻らずずっと止まってたらしい。
私は早い段階で意識がなくて、身体に完全に委ねていました。
前回は身体が反応することに違和感を持ち、精神を保とうとして身体と精神が喧嘩しているような状態で、身体の声を聞くことの大切さをドカン!と受け取った感覚だったのですが
今回は、完全に身体を信頼しきって、身体に全てを委ねていたようです。
耳がRensの誘導を聞き、呼吸機能をコントロールし、
手も足も勝手に動いていたらしい。
「わたし」の方は、いろんなビジョンが次々に表れ、私はその光にゆらゆらと揺れて、遠い世界にいるようでした。恐怖は一切なく、新たな世界を見ているような。
インドかなあ、どこかの国の神様みたいな何かが次々表れて、告げてくれていて、ただただ幸せな感覚でした。
だからその後、想像を絶するアイスバスのワークも乗り越えることができたのかもしれません。
アイスバスにも全く恐怖がなかったです。
私はもともと痛みや苦しみを手放して精神離脱する癖があります。いい言い方をすると、恐怖を切り離すのは上手だということなのかな。
それは良くないことだと思う時もあるけど、何も悪いことじゃない。ただその時に、身体をどれだけ信頼して任せられるか、なのかなって思います。
アドバンスは内容も詳しく明かさずに、その瞬間に起きることをどれだけ受け入れられるかも課題としてあるので、ここでは詳細を語ることができませんが、とにかく
人間ってすごい
と思いました。身体に全て任せるということが、今回自然にできていた自分が、さらに好きになりました。身体を信頼できて、私ってすごいんだって思えたのは大きな気づきです。
それから……
これは書いていいのか迷ったんですが……
アイスバスの途中から、なんだか可笑しくなってきたんですよね。
アイスバスに入った後、ガタガタ震えながら座ってる時に
笑けてきちゃって。
何やってんねんこれ🤣🤣🤣
ってwww
普通に水置いてたら氷が張るような、ダウン着てても寒い2月の日に、
外で水着で座ってるだけでも大概やのに、
朝早くからわざわざ淡路まで行って、高いお金払って、
大の大人がたくさん、
外でガッタガタ震えてる
ほんま、全力でアホやな!!!
って、めっちゃ可笑しかったんですww
自分が何を選び
何を得ようとして
自分の中の常識を全て覆してやると決めたことに
どう意味を見出すか
これは、やった人にしかわからない。覚悟できた人だけの領域だと思います。
アイスバスの写真だけ見て「ムリぃ〜🥶!!」って言ってる人は、この意味を知ることはないだろうし、その必要もないんだろうと思います。
それからもう一つ。
私は若い頃、自殺未遂を何度かして、生きることを手放そうとしていました。
でも今、死にそうな体験をわざわざしに来てる。
なんて平和なんだ。
なんて幸福なことなんだ。
自分が今置かれている状況が、どれだけ平和で心穏やかなのかということを、身にしみて感じていました。
安心・安全だからこそできる「死にかけごっこ」
そこから何かを得ようとする
そんなことが自分で選べるようになったんだなと。
めちゃくちゃ死にたかったあの頃にどうしても死なせてくれなかった、本当は生きたかったこの身体は、
今こうして、信じることで新たな世界に導いてくれる。
身体も精神も、「わたし」であることに
自信=自分を信じる
ということを強く実感できた長くてあっという間の1日でした。
そんで実は、私1人、アイスバスや呼吸法以外の課題を抱えての参加でした。
その件に関しては次回!
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🌟TOPIK🌟
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今回オーガナイズをしてくれたToshiさんと、インストラクターRensによる、熊野でのリトリート、オススメです!早割あり!
淡路でのWHMワークショップは、9月27日、28日にも開催されます
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