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JAPAN 2014 前半戦を振り返る

JAPAN2014ツアーは早くも折り返しの時期を迎えた。JAPAN・JAPAN LADIESともに開幕から順調にその日程を消化してきている中で、年間ランキングのポイント争いはどうなっているだろうか?前半戦を振り返ってみた。

今、JAPANで最も勢いのある2人の選手

昨シーズン年間ランキング193位だった野毛駿平プロ(写真左)が、今シーズンの開幕戦で優勝をすると予想したダーツファンがどれだけいただろうか?まだ23歳の若者がみせるこの快進撃は決してまぐれではない。それをSTAGE 5で再び優勝し証明した。

そしてこれから後半戦を見ていくうえでもう1人欠かせない人物がいる。井上晋太郎プロ(写真右)だ。STAGE 7の準優勝で勢いをつけた井上プロは、続くSTAGE 8そしてSTAGE 9と連覇を達成。先日、日本で開催されたTHE WORLD STAGE 4においても準優勝という見事な成績を収めた。今シーズンのJAPANを語るうえでこの2人の名前は欠かせない。

一方、昨シーズンの年間チャンピオンである鈴木猛大プロはSTAGE 4で 優勝、さらに全ての入替戦を戦っており、着実にポイントを重ね前半戦を終えた時点で首位に返り咲いた。ちなみに昨シーズンも鈴木(猛)プロは前半戦を首位で折り返している。また同様に江口祐司プロ・粕谷晋プロも安定した強さで上位をキープしている。

逆に、昨シーズン年間ランキング2位だった安食賢一プロは現在40位、昨シーズン5位だった橋本守容プロが現在48位と低迷。その他にも信じがたい順位に甘んじている選手は多く、JAPANの厳しさを物語っている。とはいえ実力のある選手は必ず後半戦に巻き返してくる。そういった選手と上位の選手が再びぶつかり合う時、最もJAPANが盛り上がりをみせる事となるであろう。

また、来年3月26日に開催が決定したSUPER DARTS 2015のJAPAN招待枠は年間ランキングの上位4名。この対象になる試合はSTAGE 15 京都までである。そこまでの上位争いにも注目だ。

JAPANLADIESに新世代到来!

富山恵理子プロ(写真左)、佐々木沙綾香プロ(写真中)、そして鈴木未来プロ(写真右)。昨シーズンの年間LADIES8に名を連ねていないこの3選手が今シーズンのJAPAN LADIESを大いに盛り上げている。

この3選手に共通して言えるのは“気持ちの強さ”と“リズムの良さ”だ。いままでのJAPANLADIESではじっくりと狙って僅差ならばプッシュをする選手が多かったが、この3選手はまるで男性選手のように強気でポンポンと入れてくる。だからこそ見ている方も気持ちが良い。

とくに鈴木(未)プロの強さは本物である。STAGE 4でレーティング17.03という驚異の数値で予選突破しそのまま優勝。そのSTAGE 4からSTAGE 9までの6戦で5回優勝をしている。さらにはハードダーツのPDJで日本人女性では初となる11ダーツを記録し優勝。THE WORLDではその当時年間ランキング1位だった男性選手をも倒した。いま世界で最もダーツが強い女性の1人と言っても過言ではない。

その鈴木(未)プロをぴったりマークしているのが佐々木プロだ。なんと鈴木(未)プロと佐々木プロが決勝戦で当たった回数は今シーズンだけで4戦を数える。いずれも決勝で鈴木(未)プロに敗れているが、後半戦も負けっぱなしというわけにはいかないだろう。

また今シーズンに入り最初の連覇を達成した富山プロも、最近では鈴木(未)プロには2度敗れている。もちろんリベンジを狙っているのはこの2選手以外にも沢山いるはずだ。

後半戦はいかに鈴木(未)プロの勢いを止めるかがカギとなる。鈴木(未)プロは今まで以上に勝ち進むのが困難になるであろう。そこで勢いが止まってしまうのか、それともさらに突き抜けてしまうのか。後半戦の見どころはそこにあるのではないだろうか。


JAPAN年間ランキングの詳細はこちら

http://livescore.japanprodarts.jp/ranking.php


10/4(土)13:30~

JAPAN STAGE 10 兵庫の視聴はこちら

http://dartslive.tv/japan/live/



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