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インターン体験記ver.4(大学生)

こんにちは。日本工芸note編集部です。今回も当社に短期インターンとしてきてくれたAさんに体験談を寄せていただきました!
彼女は都内の大学に通っている大学三年生。2022年6月まで1年間、イギリスに留学をしていました。インターン前半はイギリスから参画。

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なぜ工芸に関心があるのか?

工芸に関心を持った直接的なきっかけは、留学中の体験からきています。留学しているうちに、自分のアイデンティティである「日本」の文化や伝統に関して無知な部分が多いと気が付きました。「日本人として母国の伝統文化について理解を深めたい」と思ったことが端緒となり、日本工芸に興味を持ち始めました。
高校生の時から日本画に興味があり、大学でも少し学んでいたことも、工芸に興味を持った理由のひとつかもしれません。

また、イギリスやフランスの美術館・雑貨屋さんで「金継ぎ体験」や「南部鉄器」、「日本画」を度々目にしたことも、私の「日本工芸」に対する意識を変え課題感を得るきっかけとなりました。日本にいたときよりも、日本から遠く離れた欧州にいるときのほうが、日本の伝統文化に対する距離が近くなったと感じたからです。自国の文化・伝統が自国で注目されていない、という状況に課題感を感じていました。

インターン応募のきっかけ、動機は?

前章でお話した、課題感を感じていた時にLinkedInで偶然見つけたインターンが「日本工芸堂」でのものでした。

松澤さんのビジョンや工芸に対する考え、オンラインサイト上での取り組みを拝見するうちに、ぜひ活動の一翼を担いたいと思い説明会に参加させていただきました。会社のロゴを含め、細部までこだわりを持ってお仕事をされていることに感銘を受けたことは、今でも強く記憶に残っています。

また、イギリスでEC運営のボランティアをしていたため、ECの業務やマーケティングなどの業務内容や獲得できるであろうスキルにも惹かれました。


日本工芸で行った業務は?

トータルで3ヵ月ほど、①SEO(ブログ)ライティングのお仕事と②新規プロジェクト立案のグループワークに取り組みました。

SEOライティングでは、SEO対策のキーワード選定の手法の学習・それらを用いたライティングを主に取り組みました。工芸堂で扱っている商品を中心に日本の伝統工芸についてやSDGsと工芸の関連性など、様々なトピックのブログ記事を書きました。

また、3人一組となって新しいプロジェクトを立案するグループワーク(ゼミ)にも参加しました。同じ伝統工芸に興味のある友人たちと工芸の未来について議論することができる機会は大変貴重でした。
最終的には、7月にひとつの形に落とし込み、他のインターン生の方々の前で成果を発表しました。

この2つの業務以外にも、講義の形でビジネスの基礎を学んだり工芸の知識を学んだりと、ビジネス・工芸の双方の理解を深めることができました。

短い間でしたが、学びのある想い出深い三か月間でした。

何を学んだか?

今回の三か月のインターンシップを通じて、3つのことを学ぶことができました。
一つ目はビジネス上のスキルです。伝えるためのライティングスキルやSEO対策、ビジネスの基本など、松澤さんの元で多くの知識を得ました。他の企業でインターンシップを開始した今でも、日本工芸堂で学んだ知識は非常に役に立っています。

二つ目は伝統工芸についての知識です。伝統工芸に関するブログを執筆するにあたり、工芸の知識はなくてはならないものでした。トピックに応じて、工芸について調べていくことで、結果的に多くの工芸の知識を得ることができました。

興味のある分野についてインプットをする間も、アウトプットとして執筆しているときも、それぞれ違った面白さがあり、心から楽しんで仕事に取り組むことができました。

そして最後の三つ目、自分についてです。日本工芸堂でのインターンシップを通じて、自分の長所や短所、好きなことや苦手なことを再発見することができました。この経験から、自分がタスクをこなす際の課題感や目標を見出すことができた気がします。


今後の抱負

今後は今回学んだことを基礎として、デジタルマーケティングについて学んでいきたいと考えています。そのひとつの理由は、デジタルを通じたマーケティングを活用することで、日本の伝統文化を守ることができると考えたからです。

年々、日本の伝統工芸に携わる人や工房は減少してしまっています。長い間多くの人を介して受け継がれてきた技術や作品が途絶えてしまうことは、社会としても個人としても大きな損失だと思います。

豊かな歴史や技術の詰まった日本の伝統工芸は失われてはいけない美しい文化です。これらの過去を理解し、将来に繋げていくため、私は工芸品のいまを発信し守ることができるマーケティングを学んでいきたいと思います。

将来的には学んだ知識とスキルを、日本や世界に、日本工芸・日本文化のよさを伝えることに還元したいです。

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いかがでしたか?
時差もあり早朝にもかかわらずオンラインミーティングに参加いただいたり、熱心にタスクに取り組んでいただいたのがとても印象的です。社会人になり国内外で活躍されることを祈念しています!

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