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ロックマンエグゼ:近未来を舞台にした夢のある世界観と現代でも唯一無二のゲームシステム


自分の人生で一番面白いと思ったゲームを選べと言われたら間違いなくこの作品を選びます。
今年で発売から20年が経ったゲームボーイアドバンス用のアクションRPGは未来への期待を高まらせ、想像力を養うことができた思い出のゲームになります。

現代社会を彷彿させるネットワークが主体の世界観

この作品は20年前のものだが、インターネットの発展によって社会が構成されている世界はSNSが主体の現代と似通った要素が多い。当然インターネットでの犯罪もあり、ネットでやらかした人は失脚しているあたりも同じな気がしますね。
そしてこのゲームではPETといった携帯デバイスが主軸になります。PETは所謂機能が拡張された携帯電話であり、テレビやゲームをしたり、独自のプログラムを作ったりすることができるものです。これをがインターネットや電脳で発生している問題を解決するキーアイテムになります。
とても便利なものですが、実はこれは現代に存在しています。
そう、スマートフォンですね。携帯電話から拡張されて、その機能によって問題を解決するためのツールという点で全く同じです。

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ゲームに出ている携帯情報端末PET

繋がっている別々の世界観を行き来するシステム

先ほど説明したPETにはナビと呼ばれる自立型AI(現代でいうSiriやアレクサのようなものと思ってください)が存在します。このナビがこのゲームでは重要な役割を果たすキャラとなっており、主人公の光熱斗のナビがタイトルになっているロックマンです。
そしてこのゲームは熱斗とロックマンをそれぞれプレイヤーとして操作するゲームになります。
熱斗は現実世界で移動して情報を集めながらPETで機械を繋ぐことでロックマンが機械の中の電脳世界を探索する。これによってそれぞれの世界観を体験しつつ、その世界が繋がっている体験を与えてくれます。機械の中の電脳世界も機械によって特徴が出ており、子供ながら家の機械を見て想像を膨らませる楽しみを作れていました。

現実世界の熱斗

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電脳(インターネット)世界のロックマン

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カードゲーム要素とパネルによる陣地取り要素を
組み合わせた唯一無二のバトルシステム

このゲームのジャンルはデータアクションRPGと呼ばれています。これが僕が今でも面白いと言える最高のバトルシステムです。

お互い3×3の足場になるパネルを持っていてそれぞれが自分が移動できる場所となっています。移動できるパネルを行き来する中で、バトルチップと呼ばれるカードを使用することで相手を攻撃することができます。
このバトルチップがロックマンエグゼのバトルを奥深くしてくれました。広い範囲で攻撃したり、パネルを破壊して相手が逃げにくくしたりなど、バトルチップによって攻撃手段は千差万別です。
そしてバトルチップはいつでもなんでも使えるわけではなく、あらかじめ30枚ほどデッキを作って起き、ランダムで数枚準備できるカードゲーム要素があります。数枚用意されたチップの中には法則性があると複数同時に使用することができ、単発で強力なチップで構成するか、同時に使える連動性を重視するかでデッキを考えるのが非常に面白いです。
そしてチップによる攻撃をあてるのも避けるものプレイヤーの技術によって可能であり、チップによるカードゲーム的な読みあいとバトルフェイズにおけるアクションゲームの白熱感を両方体験できるのがこのゲームの最大の強みです。

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もちろん現代のゲームに比べたら、グラフィックはかなり見劣りするし、粗が見える要素もあります。しかしロックマンエグゼのゲームとして面白い、楽しいという要素は現代でも通じるものと僕は心から信じています。このゲームを遊んだ体験を大事にして日々頑張れているということを最後に言って終わりにします。
見ていただきありがとうございました。

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