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#14 エヴァンゲリオン 〜破(後編)〜

さて、今回はエヴァンゲリオン「破」の後編について話していきたいと思う。

ちなみに前回の前編ではシンジが

「もうエヴァには乗りません。」

とネルフ本部を出て行ってしまったところまでについて話した。
是非気になる方は読んでください。


さて、話を戻すが今回話すのはその後のエヴァンゲリオンの話だ。

シンジは放浪を続ける。

その間もネルフ本部組織の人間に監視を続けられる。


「次はカミゴウラ、上郷らです。」

電車に乗っている時、非常事態宣言が発令する。

「使徒だ。」とシンジ。

再び使徒の襲来だ。

そして次のシーンではマリとカヲルが一言ずつ出てくる。

彼らが抜けたシンジの穴を埋める存在になるのである。

今作品では最強の使徒が今回の使徒である。

たった一撃でジオフロントに衝撃を与える。

そんな最強の第10の使徒に立ち向かうのはエヴァンゲリオン二号機乗るマリだ。
個人的に私の好きなキャラクターである。

圧倒的な強さを誇る使徒を前にマリは秘技を使う。

「このままじゃ勝てないな。 よし、試してみっか!
人を捨てたエヴァの力 見せてもらうわ。

モード反転 裏コード “ザ・ビースト“」

これを初めて見た時は凄く興奮したことを覚えている。
かっこいいと思っていた機会的なエヴァ。
ガンダムのような体が角張っていて、それでいて体がシェイプな構造になっているエヴァは目が惹かれた。

しかし、今回はどうだ。
どこか動物、

いや、獣のような風貌は更に目を奪われた。

リミッターが外れ、全て規格外。

その様子はまさに私が今まで見てきたエヴァとは違った。

これならもう余裕こ、これで勝てるんだなと思った。
しかし、どうだ。
全く歯が立たない。
全然勝てない。
なんなんだこの使徒。

そこに綾波の乗った零号機。
体当たりで使徒を倒そうとする。

その際の綾波の言葉もグッときたのを覚えている。

「碇君が、もうエヴァに乗らなくていいようにする」

この言葉を聞いて、綾波の心情が変化しているのだなと感じた。
作品を通して感情を表に出さない綾波が自分の気持ちを表現し、そのために戦う非常に印象的なシーンだ。

両腕を無くした二号機も協力し、使徒のATフィールドを破壊しなんとか爆弾を使徒に当てることが出来た。

「やった!倒した!」

爆煙が晴れるとそこにはボロボロになった零号機と無傷の使徒。

もう私の感情は絶望だ。もう無理じゃん。
綾波どうなったの。

シンジは焼け野原となった現場で零号機が使徒に捕食されてしまうところを見る。

それにより使徒の体が女性のような体つきになる。
また目標の識別信号が使徒ではなく、零号機に切り替わっていく。
それが意味することは、ドグマに侵入しても自爆せず、リリスにたどり着けるということ。

更に私は複雑な心境になった。

シンジの心境なんてもっと複雑だろう。

ここからは私のお気に入り名シーン。

シンジ「乗せてください!!!
僕を、、僕をこの初号機に乗せてください!」

ゲンドウ「なぜここにいる」

シンジ「父さん、僕はエヴァンゲリオン初号機パイロット碇シンジです!」

そして使徒が葛城達がいるコントロールセンターに到達したタイミングで初号機の登場。

危機一髪の瞬間で葛城を救う。
戦闘でいきなり片腕をもがれる。

その時点で繊維喪失してもおかしくない。

しかし、今回のシンジは違う。
諦めない。負けない。なんとか地上まで使徒を動かす。

これなら今回勝てるじゃん!!

毎回そう思わせるのがこういった作品の特徴。
でも、流石に大丈夫かな。

予想通り問題発生。
活動限界でエヴァは動かなくなってしまう。
またか。いいところで毎回こうなってしまうのか。

使徒にいよいよ串刺しにされるエヴァ初号機。
そして名言がきます。

「綾波を返せ。」

これだ。
初号機は暴走を始める。
エヴァンゲリオン「序」で初めてシンジがエヴァに乗ったぶりの暴走。

それにしても今作品での暴走には本当に目を惹かれた。
圧倒的な強さ。
圧倒的なかっこよさ
圧倒的な美しさ
圧倒的な破壊力

シンジは使徒の中に綾波がいるのを知っているので救出を試みる。

これもまた名シーンだ。

私の居場所はもうない。ごめんと謝る綾波を最後は力づくで助け出すシーンは初めて見た人は必ず感動するシーンだと思う。
なんの汚れもなく、真っ直ぐに1人の女性を助けようとする1人の少年に感動したのだ。

綾波の美しさにも目が惹かれるが、シンジの心の美しさにも目が惹かれる。

結果的にサードインパクトの引き金になってしまう。
それでもこのシーンは美しい。

ここまで私の感じたことを述べてきた。
前回同様もしかしたら誤解を招くような表現、間違いがあったかもしれない。

その場合はコメント欄に書き残していただいても構わない。
またエヴァが好きな人、興味のある人、是非コメントに残してほしい。

総じて、今作は心温まる最後とはもしかしたら言えないかもしれないかもしれない。それでもこれ以外の終わり方は想像できないし、さすがは庵野監督としか言いようがない。

次回は次作の「Q」について述べていきたい。
最後まで読んで頂いた方は本当にありがとうございました。

#エヴァンゲリオン #破#序#Q

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