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【看護師から企業転職】「納得した内定」をつかんだ人の共通点

この春も続々と内定連絡が届いています🌸
実は「納得した内定」をつかんだ人には3つの共通点があります。ぜひ転職活動準備にご活用ください!


❶自分について「看護師以外」の強みが語れる

「看護師の◯◯です」この自己紹介で相手に分かってもらえるのが、看護師の特長です。それは、専門職・国家資格の「看護師さん」という職業が人々に広く知られているからです。
しかし、企業転職ではこれが通用しません。企業転職では「看護師の◯◯さん」ではなく「1人の社会人としての◯◯さん」の視点が重視されます。

【面接の質問例】
・あなたの長所、短所を教えて下さい。
・あなたが仕事をする上で大切にしていることは何ですか?
・これまで最も大変だった出来事と、どう乗り越えたのか教えて下さい。

企業側の意図は、大きく3つです。

①「何ができる?」スキルや知識など
②「どんな人?」性格や考え方、価値観などの「内面」
③「入社後に長く活躍できそうか?」活躍可能性など

特に②を知るために、上記のような質問が聞かれます。また、回答した時に「△△を行ったのはなぜですか?」など、内面について何度も質問される場合があります。

病院は医療専門職が主に働いている職場です。そのため「資格の有無」が重要ですし、学生時代に一定の共通した教育内容・マインドを受けています。
しかし、一般企業では「資格があればさらに良い」という世界です。これまで受けてきた教育内容も、担当する業務内容もバラバラです。
だからこそ、社員になる人の「思い」や「考え方」を重視しますし、会社側の大切にしたい意思を世にいう「企業理念」にまとめて周知しています。

自分の考え方や価値観(自己分析)の深め方

大きく3つの方法があります。❶+❷+❸すべて行うことをオススメします。
❶性格診断や分析ツール(客観的な方法)
会員登録不要かつ無料のツールをご紹介します。
・性格診断テスト「16Personalities」NERIS Analytics Limited
・職業興味や価値観検査「jobtag」厚生労働省

❷自分の思い出・過去を振り返る(主観的な方法)
多くの方法があるため、一例を紹介します。やりやすいものから取り組んでみてください。
自分の過去を振り返りながら、自分のモチベーションが上がった時・下がった時を書き出す(モチベーショングラフ)
・今まで「頑張ったこと」「嬉しかったこと」「大変だったこと」等を思い出して、事実と感情・考えたことに分ける。どうしてそう感じたのか・考えたのか、自分に対して「なぜ?」を複数回繰り返して深めていきます。

❸第三者の意見を聞く(客観的な方法)
家族や友人や同僚などに、自分の性格や印象を聞いてみる方法も有効です。自分1人では出てこない「他者から見た自分」を知ることができます。自分の認識と同じ部分・違う部分があるはずです。

❷年収や休日や残業以外の「大切にしたいこだわり=軸」がある

もちろん収入面や勤務時間も重視したいですよね。しかし、企業転職に成功する人は、それ以外に重視するポイントを持っています。

【大切にしたいこだわり=軸の例】
・仕事に徹底的に熱中したい
・推し活に全力投球するため、自分の好きな日に休める生活がしたい
・一定期間をかけながら、仲間と一緒に「形として残る」モノ・サービスを作り上げる仕事がしたい
・自分のがんばりが明確な評価基準で「数値化」され、収入に直結する環境で力を試したい
・「看護師さんの1人」ではなく「◯◯さん」として選ばれながら働きたい

最初から「この仕事がいい」「この企業を受ける」と明確に決まっている人は少ないです。転職活動の準備を始める時点では「✕✕は絶対に避けたい」「△△な感じで働けたら・生きれたらいいなぁ」等の、ぼんやりとしたイメージはあるけど「よく分からない」という人がほとんどです。
だからこそ、言語化に取り組むことをオススメします。実は希望を叶えられる職種・業界や方法(求人)は、複数ある場合が多いです。

この部分に向き合わないまま「とりあえず求人を見つけたから」「エージェントにすすめられたから」という転職活動の進め方は、選考が進む中で「これで本当に良いのかな…」と悩み始める場合も多いですし、入社後に後悔・早期に退職して看護師に戻る人もいます。

大切なことは「何を大切にしたくて・今後どうなりたいから転職をするか」。自分に向き合って考えることです。

❸転職エージェント登録前の準備で結果が決まってる!?

しっかり準備出来たうえで登録した人が理想の内定をGETしている確率が圧倒的に高いです!
「転職エージェント」とは、担当者と面談をした上で、求人検索や応募準備等のサポートをしてくれるサービスです。すべて無料で使えます。

【転職エージェント登録後の流れ】
①担当者から「面談しませんか?」と電話やメールがきます。
②担当者との面談では、これまでのスキルや経験、転職で実現したいこと(先ほどの「大切にしたいこだわり=軸」)や希望条件について詳しく質問されます。
③「面談前」もしくは「求人に応募する前」に、職務経歴書を提出する必要があります。

ただし、何も準備していない状態のまま②③に進むとチャンスを逃してしまう危険性があります。

実は、転職エージェントの担当者は、転職希望者に「平等に求人を紹介する役割ではない」です。

面談を通して「スキルや経験、人となり(内面)」の両方を見ています。また、最初に提出される職務経歴書から「本気度や準備状況」も把握します。

大切にしたいこと=軸が決まっていて、書類準備が整っている場合は、エージェントも希望する方向性を正確に理解できます。さらに、信頼関係が築けると「全力で優先的にサポートしよう」と気合が入ります。
反対に希望がよく分からず準備も整っていない場合は、特に2つのリスクがあります。

【準備不足リスク❶】 合わない求人を紹介される

転職エージェントからは「客観的に見て内定が出そうな求人」が紹介されます。つまり、あなたの準備の程度に応じた求人しか出してもらえないのです!

採用が決定した時、企業は転職エージェントにお金を支払う仕組みです。つまり、採用が決定しないと転職エージェントはどんなにサポートをしても無収入です。
そのため、特に希望が決まっていない・分からない場合は「内定が出そうな求人」を「おすすめ」される可能性が高まります。

内定が出そうな求人=自分に合っている求人、とは限らないため注意・見極めが必要です。

【準備不足リスク❷】 魅力を引き出しきれない

転職エージェントは、職務経歴書の作成サポートも行っています。
しかし、看護師から一般企業転職の場合、この方法は書類選考通過率が極めて低いです。なぜなら、転職エージェント担当者は、看護師ではない場合がほとんどだからです。下記要因で魅力が十分に伝えきれず、もったいない状態です。

・看護業務の詳細は分からない(委員会、看護研究、リーダーなど)
・看護業務の(他職種でも)活かせる力を引き出し切れない
・看護師と応募業務の共通点や相違点が洗い出しきれない

一般企業転職では「医療職者以外」にも分かりやすく伝える工夫が必要不可欠です!
特に看護師から企業転職を成功された人や成功実績がある担当者のサポートを受けながら、転職エージェント登録前から準備をおすすめします。

※転職エージェント活用のさらにくわしい注意点やメリット・デメリットは、こちらの記事で解説しています。


一般企業を目指す転職活動準備は、エージェント登録・求人検索の前から始まっています。「なんとなく内定」ではなく「納得した内定」、ぜひ実現しましょう!

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