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NY ARTSY DAYS

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街中にアートが溢れるポップアート発祥の地NYでの独自目線のアートアーカイブ。美術館からストリートアートまで、NYでの日々の街歩きの中で気になったもの、印象に残ったものなどを随時紹… もっと読む
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続・NYのダウンタウンで見つけた愛

前回、noteに書いたダウンタウンのストリートアーテイスト、New York Romanticの訃報に関しての新たなニュースが今日、飛び込んできた。 https://note.com/jasminflower/n/nafc5e29c236f New York Postというローカル紙によると、彼は6月14日にBrooklyn Bridgeからイースト・リバーに飛び込んで亡くなっていた。 私は直接彼に会っていないので、無責任に聞こえるかもしれないけど、この事を知った時、病

NYのダウンタウンで見つけた愛

私が彼について知っていることは、それほど多くはない。 彼は濃い茶色の髪と、くっきりした大きな二重の瞳を持つ、ハッキリした整った顔立ちのジューイッシュだった。一見おどけているようにも、ちょっとワイルドにも見えるけど、実のところ、ものすごく正義感に溢れていて、この街の平和のみならず、常日頃から、自身のルーツであるイスラエルの心ない政治情勢にも本気で心を痛めていた。 恐らく自分たちの民族であるユダヤ人の歴史を学ぶ上で、人生の不条理を沢山知ったに違いない。残念ながら、世の中にいる

アイラブNYのロゴで有名なミルトングレイザーが91歳で亡くなった。彼はBob Dylanやサイモン&ガーファンクルのポスターなどで、60年代後半のポップカルチャーに大きな影響を与えた紛れもないニューヨークアイコンだ。98年のTED。https://www.ted.com/talks/milton_glaser_using_design_to_make_ideas_new?language=ja

John がYokoに初めて会った時

少し前にメトロポリタン美術館が25パーセントの顧客率の予約のみでオープンした話を呟いた。そして、先日たまたまメトロポリタン美術館の近所に行く用事があったので、折角なので美術館の前まで行ってみることにした。 長い列を作っている人たちに沿って広めの歩道を歩いて行くと、そこにはフロントドアが開けられたMet(メトロポリタン美術館)が存在していて、この中にある数多くの名作をまたみんなが堪能できるのだと思うとやはりさすがに胸が熱くなった。 そして、事前情報では知っていたのだけれど、

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200

本気の好きを仕事にして成功するっていうこと

先日、久しぶりにセントラルパーク側のMuseum of Arts and Designのショップでクラフトでも見てみようと思って中に入ったところ、少しダークな薄紫の背景に黒で描かれたアールヌーボー調クラシックともゴシックモダンとも取れる見慣れた装飾の派手なエレベーターがいきなり目に飛び込んできた。 The World of Anna Sui / アナスイ回顧展2017年にロンドンで始まり、2018年は東京の六本木ヒルズを巡回した”The World of Anna Sui"