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異国で盲腸炎になった話。〜その②手術

こんにちは。青碧(あおみどり)です。
いよいよ3月!昨日はイマイチ調子が悪くグダグダしていました。毎朝コーヒーを淹れて飲んではみるものの美味しいと感じない。うーん、まだまだ本調子じゃないのね。(コーヒーはわたしの健康のバロメーター。)
そんなわけで、盲腸炎体験記つづきます。5日前の出来事だとはねぇ。

盲腸体験記 IN アメリカ②

夜中にナースが抗生物質の点滴バッグを変えにきたり、バイタル測りに来たりで何度か起こされるものの睡眠はとれた。朝7時前くらいに目覚めてスマホを眺めていると、手術担当のドクターPがやって来た。患部の確認をして「痛みはどうですか?」と聞かれ「患部を触られなければ痛みはほとんどないです」と伝える。ドクターは「抗生物質で様子を見ることはできるけれど治るとは限らないから手術を勧めます。おへそと腹部を3箇所切る一番傷口の目立たない手術で済むはずです(いわゆる腹腔鏡手術と伝えられ「ではそれでお願いします」と書面にサインをする。手術は11時半になるとのこと。もっと早かったらなぁ。腹ペコ。喉乾いた。ほどなくして今日わたしを担当するナースSがやって来て「今日手術の前にシャワーか体を拭く必要があるけれどどちらがいい?」と聞かれる。皮膚の感染症を防ぐための特別なソープを使うらしく、昨日突然の入院になりシャワーを浴びれなかったわたしは「シャワーで」と伝える。
ERに手術の時間と、手術後には回復室に行くらしいこと、その後入院している部屋に戻ることをテキスト(ショートメッセージ)で伝える。
手術の時間まで暇なので映画を観ることに。入院した部屋が個室で広々としていてすごくきれい。相変わらずナースがバイタルを測りに頻繁に来る。そして10時過ぎごろにナースがシャワーのためにIVを外しに来てビニール手袋をはめて水が入らないように完全にテープで固定してくれる。いざシャワーへ!なかなかお湯が出なくてテンパりつつ一瞬水シャワーを浴びたけど、バーをもう一回りひねったらお湯が出た!良かった〜!危うく風邪引くところだぜ。

無事にシャワーを終え、11時過ぎに手術室へ移動のお迎えが来て車椅子で移動。手術室にはまた別のナースがいて、麻酔科医のドクターとまず話をする。薬のアレルギーはないか、家族に麻酔のアレルギーはないか、糖尿病はないかゆるんでいる歯はないか、など聞かれ、万が一のため麻酔の危険性を伝えられ書面にサインをする。全身麻酔だものねぇ。麻酔よりも先に吐き気を防ぐための薬が投与し始められ、この時点でわたしは完全にノックアウト。何にも覚えてない〜。
目が覚めると午後2時。しばらくして入院している部屋に連れて戻られる。少しぼーっとして、ERに手術が終わり部屋に戻ったことをテキストで伝える。麻酔が効いているのかウトウト。3時を過ぎてERがやって来る。猫ズは元気だと聞いて安心。担当ナースがやって来て「トイレに自分で行けて、食事がとれたら今日もう帰れますよ」と言われる。予想通り。噂には聞いていたが、アメリカは手術によっては当日帰宅も当たり前らしい。わたしは猫ズに会いたかったし早く帰りたかったから嬉しい〜♪入院費用も怖いし〜。

待ちに待ったご飯が17時半ごろ届けられる。もう腹ペコ。ナースに"Go easy"と言われたけれど、出されたご飯がビーフだし!(笑)。メニューは野菜スープ、ビーフシチューのスープがない版、マッシュポテト、湯がいた人参、りんごジュース、スキムミルク、熱い紅茶、チョコレートプリン。これがね、美味しかったのですよ〜うっかり食べ過ぎるところだったわ。アメリカのムースみたいなチョコレートプリンなんて普段食べないけれど、これが喉に気持ちよくて平らげたよね。ゆっくりゆっくり食べて、食べ終えたのが6時20分ごろ。ナースコールで「食べ終わりました」と伝えると担当ナースが来てくれてIVを取り外してくれた。そして、帰宅後の過ごし方、食べ物、お薬、フォローアップについて書かれた紙を追いながら説明してくれて、準備ができたらいつでも帰っていいわよ、no rush! と言われる。

着替えをしてナースの皆さまにありがとう、さようならをしたのが午後7時ごろ。ERが車を回して来る間に車椅子でわたしを下まで運んでくれた。ありがたい。無事に帰宅し、猫ズにも会え、ホッとできたのでした。怒涛の2日間だった!

(余談)
ERに「わたしのこと心配してないでしょ」と言うと"You are strong! I wouldn't be like you."(君は強い。僕だったら君のようにはなれない。)みたいなことを言われ、確かにね〜ERだったらため息ばっかりしてそうと思ったのでした(笑)女は強いのだ。


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