見出し画像

違和感の中の"良い違和感"とは何か?〜作品から日常まで〜

皆さん、こんにちは!
デアです(o|o)/

今日は、
違和感の中の良い違和感ということで、
「何を言っているんだ?」と皆さん、
思うことでしょう😳

違和感ってすごく気持ち悪く感じる感覚の
はずなのに、
"良い違和感"はその気持ち悪さをスッキリと
させたような感覚にさせてくれます。

この感覚について考えることは、
人間の根本的な"何か"と繋がるような気がするんです!

一緒に考えていきましょう…!!
よろしくお願いします🙇🏻‍♂️

1. 絶望と平穏が両立した感覚

絶望と平穏が両立する???😨

そうです(o|o)/
"絶望"と"平穏"は両立するのです!

まずは、
皆さんにその感覚を体感してもらいましょう!

"絶望"と"平穏"が両立した例として
まず最初に思いつくのが、
新劇場版"エヴァンゲリオン 破"に出てきた
ワンシーンです。
こちらです↓↓↓


動画を視聴すれば何となくわかっていただける
と思うのですが、
とんでもない違和感を抱きます。

これは簡単に説明すると、
主人公のシンジ君が、
同じパイロット仲間であるアスカの
搭乗してしまったエヴァンゲリオン(機体)
の暴走により、仲間のアスカごと抹殺せざるおえない立場に立ったシーンです。

見ている人はもう救いようのない絶望感に
満ちたことでしょう。
しかし…
そこで流れているBGM(音楽)は、
林原めぐみさんによる、
どこか平和を感じさせるような声で歌われる「今日の日はさようなら」

この"絶望感"と"平穏感"の組み合わせが
視聴者に"良い違和感"を与えるわけです😌

そして、この感覚は作品の中ではありません!

実は、
現実世界でも普通に起こっていることだと
思うのです…!!

例えば、皆さんが何かの病にかかったり、
死にそうな体験に陥った時のことを思い出してみてください。
そんな時にどうしようもない"絶望感"が
こみ上げてくるのは容易に想像できると思います。
ただ、その"絶望感"に全てを持っていかれたら
人間は皆んな、死んでしまうと思うんです...!!
でも、
それらの体験をしても皆さんは
今を生きていますよね。
それは、絶望の中にも何かしらの"平穏感"を
感じて、割り切ったり、受け入れて
前を進もうと思うことができたからこそ、
今を生きることができていると思うんです。

これは現実の中で無意識に感じている
一種の良い違和感だと思います🤔

"絶望"と"平穏"が両立もしくは調和するからこそ、私達は今を生きることができているのかも
しれません✨

2. わかるとわからないの感覚

"わかる"と"わからない"の感覚。
私の考えた感覚なのですが、
それらをまた体感してもらうために、
かの有名な画家さんの絵をお見せしましょう!

画像1

ピカソ「泣く女」
画像出典:
https://bijutsu-up.com/pocasso-1/1858

画像2

ピカソ「ゲルニカ」
画像出典:
http://www.artmuseum.jpn.org/mu_gelunica.html

はい!
どちらもピカソさんの有名な作品となって
おります…!!

今は、ピカソさんの有名な作品を例に挙げた
のですが、
自分が言いたいのはその作品の内容について
ではなく、作り方についてです!

言ってしまえば、ピカソさんの作品は
体のパーツがバラバラで
支離滅裂に見えるじゃないですか…?
わけがわからないことになっているのに、
どうしてそこまで気持ち悪さを感じないのか。

不思議に感じませんか?

それは、
ピカソさんがバラバラに描いているようで、
しっかりと人間の骨格に基づいた"論理"に
従って描いているからなんですね
🤔

矛盾しているようですが、
人体や骨の構造を理解した上で、
それをデフォルメして描いているのです!

このなんだか…
受け入れ難い物を勝手に受け入れてしまう感覚のことを、
"わかる"と"わからない"の感覚と表現しました。

これも人間は現実世界で経験しています!
わかるとわからないの感覚を
人間の認知機能と置き換えると、
それがわかってきます!

画像3

画像出典: http://cogniscale.jp/function/

これは、人間の持っている認知機能を
まとめた図です!
特に、真ん中の平衡感覚はイメージしやすい
と思います。

皆さんは、
船に乗ったり、ゲームを長時間して酔った気分になってしまうことがあるのではないでしょうか??

それは日常で感じる平衡感覚にズレを感じて、
脳が混乱してしまった結果、
起こっていることなんです!

こんな風に人間の認知能力は非常に優れていて、バランスや構成がずれていると
すぐに気持ち悪く感じます!
そういう意味では、
認知能力という名の"わかる"と"わからない"
の感覚は無意識に体験していて、
それはピカソの絵で体験した良い違和感とも繋がっていると思います😌

最後に: 良い違和感は人間の本質の一部ではないのか?

ここまで、
絶望と平穏が両立、調和した感覚。
わかるとわからないの感覚。
の二つについて紹介してきましたが、
良い違和感というのは、
皆さんの日常生活にも密接に関わっている
と思うのです!

これらは、人間の本質を考える上で
重要なエッセンスの一つのように感じられます😌

まだまだ挙げればキリがないですが、
コメント欄で皆さんの感じた良い違和感の
例を書いていただけると、さらなる考察に
結びつくと思います✨

画像4

それでは…
良い違和感のお話はここまでにして
また深く、広く考えていきたいと思います!

またお会いしましょう!
デアッ( o|o)/~

《参考文献》

[1] サカナクションの"山口一郎様"の言葉

[2] 村瀬 学
宮崎駿再考 平凡社新書
2015/7/15

[3]
「アートは感性と論理の両輪で成り立っている」

(表紙の画像)

サカナクション アルバム「kikUUiki」

file:///private/var/containers/Bundle/Application/6B9296A4-2374-4F80-B02C-1D9DB37F005A/FamilyBrowser.app/block.html?url=http%3A%2F%2Fmizuame%2Dwataame%2Ehatenablog%2Ecom%2Fentry%2F2016%2F10%2F30%2F235149&ctg=F3CF032D9AEE4C99FDC6EA18230A083CB063665EB7351C3A5B73FB0664159EC698840F1E52CB1788219527D14D89930454EC2C9399AEEFFD0B9169D4F5CA5822E4B2E6E70AC2D703FF5C5EFF41CD77EB


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?