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久しぶりの投稿

皆様、しばらくである。
 
かつてワタクシの記事をフォローしていてくださった皆様も、もはやワタクシの存在など忘却の彼方に吹っ飛んで行ったものと思われる。
が、改めましてワタクシです。
 
バックリ簡単にワタクシのおさらいをば。
タイ出身、東京育ち、香港在住の微人ゲイOL。
デモだコロナ規制だで変わり果てた戦慄の繁華街(香港)に暮らし、はや12年。
ボディーメイクにいそしんだ日々も今は昔。
タイトでないはずのジーンズにねじ込むワタクシという怠惰なバディーもこの街に引けを取らないくらい変わり果てた。

この沈黙の期間、いったい何をしていたかというと、
人生がメッチャクチャになるほど忙しい日々を送っていたのである。
てんやわんやのカマ騒ぎは置いておいて、バックり大まかに手っ取り早く言うと:
・母、ガンになる
・コロナ禍香港脱出大作戦
・日本からリモートワーク3か月
・アパート引き払い根無し草生活
・こっそり転職活動
・退職宣言⇒結局留まる踏み台昇降
・激務で残業月100時間くらい
 
などなど。えぇ、これらもいつか話のネタにいたしましょう。
 
だ、もんで、松任谷由実の歌のような、惚れた腫れたってなことを具体的にデコレーションしたようなOL生活なんざままならず、この数年を陰湿なカビが生えそうなジメジメした状況下で、おぞましくもたくましく生き延びた次第である。えぇ、我ながらダニとかゴキブリ並みの生命力である。
 
滲み出す涙もドライアイの肥やしに、耐え忍ぶ暮らしをしてきたのであるが、先日とても面白い話を聞いた。
 
老人ホームでボランティアをし、利用者の方々のお話を聞くことをしていた人が気が付いた事:
 
人生の中で楽しかったことは何ですか?
 
…と聞いても
 
「さぁ~んなもんは忘れちまったなーっはっはっは」

・・・はっはっは・・・ではない。 
しかし、そういう人の多い事、多い事。
 
けど、「印象に残ってること」を聞いたとき、目を見開き、活き活きとご自身の苦労話をされる方が多いのだという。
 
それを受けて、「苦労は人生を豊かにする・思い出深いものにする」と思ったのだそうだ。
 
 
言われてみればワタクシ、忙しすぎて記憶が飛ぶことはあるけれど、
確かに毎日葛藤がありすぎて色々な思いや想い出がいっぱいである。
 
昔、香港に引っ越してきて、大変な時期があり、転職をして、ものすごく暮らしが安定して、「人生で一番安心しているんじゃないか」と思う時期が3年くらいあったのである・・・が・・・
 
…今振り返ると、全く記憶がない。

残業もなく毎日ダラダラと遊びまわっていたあの頃ワタクシは一体何を考え、何をしてたんだろう…と思うと…
 
…本当に記憶がない。空白の数年間。
 
…そうか、、、そう考えると苦労も悪いものじゃないんだろうな…いつか酒の肴にこんな日々を思い返して…

と、そこへクライアントからトラブルのメール…
 
 
・・・前言撤回。
 
とりあえず今は余計なトラブルにはご遠慮いただき、安らかな日々を送らせて頂きたい…と思った次第である。

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